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気軽な雰囲気で食べられる「ミートソース さとう」の本格パスタ。

小学校の給食で食べたミートソースが、思い出に残っている。そんな人、多いのではないでしょうか。給食メニューの中でもミートソースは特に人気がありましたよね。そんなミートソースをメインにした、ちょっと珍しいパスタ店が「ミートソース さとう」です。かつて人気ラーメン店を経営していたというオーナーの佐藤さんに、お店のこだわりを聞いてきました。

 

 

ミートソースさとう

佐藤 誠 Makoto Sato

1977年南魚沼市生まれ。建設会社を経て小千谷の人気ラーメン店で修業をはじめる。2007年に独立して新潟市でラーメン店と「ミートソース さとう」をオープン。現在は「ミートソース さとう」にしぼって営業している。バイクや釣りが好き。

 

ラーメンに見切りをつけて、パスタに賭ける。

——佐藤さんは以前ラーメン店をやられていましたよね? まずはラーメンを始めたときのお話から聞かせてください。

佐藤さん:建設会社で現場仕事をやっていたんですけど、結婚を機に、ゆくゆくは自分で飲食店をやろうと考えるようになったんです。もともと好きだったラーメンの店をやろうと思って、小千谷の人気ラーメン店で修業させてもらいました。その店の親方が昔気質の職人だったので、修行はかなり厳しかったんですけど、でも、私がやってきた建築の仕事も、ラーメンの仕事も、職人の考え方というのはまったく一緒だと感じましたね。特に飲食業は人の口に入るものを扱う仕事だから、こだわる部分がたくさんあると思います。お客様のわからないところで、どれだけこだわりを持って調理できるかが大事で、それが結果につながると教わりましたね。

 

——得られることが多かったんですね。その後は独立を?

佐藤さん:修業先の暖簾分けというかたちで、新潟市にラーメン店をオープンしました。けっこう長い間続けていたんですけど、最終的には知り合いに譲ることにして、私は上古町に場所を移して「醤油ラーメン さとう」という店をはじめたんです。

 

 

——それはどうして?

佐藤さん:前の店はけっこう広くて、その分スタッフも多く必要になってしまうんですよ。それが負担になってきたので、もっと小さな店舗ではじめようと思ったんですよね。でもラーメン業界の厳しさを感じてきたので見切りをつけて、「醤油ラーメン さとう」を畳んで、この「ミートソース さとう」に賭けたんです。

 

——「ミートソース さとう」はいつから?

佐藤さん:新潟市でラーメン店をオープンしたとき、同時にはじめたんです。私がラーメン店を営業して、「ミートソース さとう」は妻に任せていました。

 

——パスタ作りはどこかで修業したんですか?

佐藤さん:修業というほどではないんですけど、高校時代にスキー場のレストランで調理のアルバイトしていて、1日中ひたすらパスタ作りをしていたので、そのときの経験がベースになっていると思います。

 

気軽に入れる、ラーメン店のようなパスタ店。

——「ミートソース さとう」っていう店名がシンプルかつダイレクトですよね。

佐藤さん:店名を横文字のお洒落な名前にする気は、最初からなかったんです。とにかくわかりやすくて、一度聞いたら忘れないような名前にしようと思いました。「ミートソース さとう」っていう店名だったら、子どもからお年寄りまで誰にでも親しみやすいんじゃないかと思ったんです。

 

 

——確かにわかりやすいですね(笑)。お店の外観や内装もパスタ店というよりはラーメン店のように感じます。

佐藤さん:そこは意識しましたね。お洒落なパスタ店って、年配や男性の方がひとりで入りづらかったりするじゃないですか。そういうお店ではなくて、老若男女、誰もが気軽に入れるようなお店にしたかったんです。言ってみれば「ラーメン店のような雰囲気のパスタ店」ですね。

 

 

——なるほど。食券販売機もラーメン店っぽさを感じさせます(笑)。メニューの種類もシンプルなんですね。

佐藤さん:レギュラーメニューはミートソースとカルボナーラの2種類をメインにしています。種類は少ないけど、その分こだわりは強いんですよ。

 

——どんなところに、こだわっているんですか?

佐藤さん:麺はイタリア老舗メーカー製の製麺機で打った自家製麺です。日本製の製麺機の方がたくさんメリットあるんだけど、イタリア製の方がごちゃごちゃしていなくてシンプルだったので選びました。その分、自分の感覚が大事になってきますけどね。

 

——例えばどういった感覚ですか?

佐藤さん:気温や湿度を感じられるように自分の肌を敏感にしているんです。暑ければ冷たい水を使って、寒ければぬるい水を使います。肌でジメジメしていると感じたら、麺の肌も調節しているんですよ。

 

——身体の感覚を大事にしながら麺を作っているんですね。

佐藤さん:理想的な麺っていうのはツルツルしてコシがあって、噛みごたえや食感のいい麺だと思うんです。理想に近い麺ができなかったときはへこみますけど、理想的な麺ができたときはテンション上がりますね。麺の出来具合に合わせて、茹で時間をそのつど変えるようにしているんです。思い通りの麺が作れるように、日々努力は続けていますね。

 

 

——麺への強いこだわりを感じますね。それにしても、ミートソースに特化したお店ってあんまりないような気がしますが……。

佐藤さん:ミートソースって好きな人が多いわりに、メインにしたお店は少ないんですよね。私もミートソース好きのひとりです(笑)。とにかく美味しいミートソースを作るために、煮込んでは冷やしてをひたすら繰り返して熟成させて作るんです。

 

——手間ひま掛けて作っているんですね。お店の気軽な雰囲気からは想像できないほど本格的じゃないですか。

佐藤さん:そうなんですよ。既製品を使って作っていると誤解されがちなんだけど、粉からパスタを作っているし、ひき肉からソースを作っている本格的なミートソースパスタなんです。そこはぜひとも伝えたいですね(笑)

 

——この記事がお役に立てばいいんですけどね(笑)。最後に、ミートソースパスタの美味しい食べ方を教えてください。

佐藤さん:私のおすすめは、タバスコと粉チーズを全部入れて食べることですね。まあ、私がタバスコと粉チーズを大好きだからということもあるんですけどね(笑)

 

 

 

ミートソースさとう

新潟市中央区東大通2-2-9

025-244-0676

11:30-ソースがなくなり次第終了

不定休

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