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彫刻して作るカービングキャンドル。「キャンドル工房 mimin」。

カービングキャンドルってなんのこと?

みなさんは「カービングキャンドル」って知ってますか? 何層にも色のロウを重ねた後、ナイフでカットすると色の層が模様になって現れる、その部分を手で捻ったりして形を作っていくのが「カービングキャンドル」です。今回は「キャンドル工房 mimin(ミミン)」でカービングキャンドルを製作している小柳さんに、その魅力を教えてもらいました。

 

 

キャンドル工房 mimin

小柳 里絵子 Rieko Oyanagi

新潟市中央区生まれ。スポーツクラブでスポーツインストラクターをやった後、マタニティーヨガのインスタラクター、ボイラー会社の事務職を経て2014年に新潟市東区で「キャンドル工房 mimin」を始める。カービングキャンドルの作品製作や教室を開く一方で「産前産後応援サロン春Kaori」で妊婦さんや子育てママの応援をしている。ワインが好き。

 

テレビで紹介していたカービングキャンドルに一目惚れ?

——今日はよろしくお願いします。小柳さんはどんなきっかけでカービングキャンドルを始めたんですか?

小柳さん:元々は妊婦さんのためのマタニティービクスやマタニティーヨガのインストラクターをやっていたんです。そんなある日、家でぼーっとテレビを見ていたら、ある番組の中で美魔女がワゴンにキャンドルを乗せて紹介している映像が流れたんです。そのときに紹介していたのがカービングキャンドルだったんですよ。それを見た瞬間、私も作りたいって思いました。テレビで紹介していた美魔女がカービングキャンドルの作家さんだったので、電話して問い合わせてみたんですが、かなり遠いところにお住いの方だったんですよ。もう少し近くにカービングキャンドルの作家さんはいないかと調べた挙句、東京にいる作家さんを見つけたんです。

 

——かなり突然の展開ですね(笑)。それで東京へ修行に行ったんですか?

小柳さん:1泊2日で東京に行って、カービングキャンドルの作家さんに作り方だけ教えてもらって来たんです。専用のナイフとかは日本に売ってないので輸入して、ロウを溶かす釜は以前勤めていたボイラー会社にお願いして作ってもらいました。その後は一人でいくつもカービングキャンドルを作りながら、試行錯誤して独学で覚えていきましたね。

 

色の組み合わせが無数にあるから飽きずに続けられる。

——カービングキャンドルはどんな風にして作るんですか?

小柳さん:まず型にロウを流し込んでベースになるキャンドルを作るんです。実はこの作業が一番難しいんですよ。だから、教室で使うベースのキャンドルは私が作ったものを使ってもらって、そこから先の作業を生徒さんにやってもらってるんです。そのキャンドルを釜の中で溶かしてある好きな色のロウにつけます。この作業を「ディッピング」というんです。何度も重ねてディッピングすることで、キャンドルに色の層を重ねていくんですね。その後ナイフでカットすると、色の層が断面になって現れて模様のように見えるというわけです。それを手で捻り上げて色々な形を作っていきます。最後に花や宝石のような装飾を施して仕上げるんです。

 

——重ねた色の層がうまい具合に模様になるんですね。作業の中で大変なのはどんなことですか?

小柳さん:釜でロウを溶かすのに15〜6時間もかかるんですよ。釜を使っている間は夜中に何度か起きてかき混ぜたりして、とっても気を使ってますね。心配なときは釜の横で寝ることもあるんですよ(笑)

 

——なるほど、それはけっこう大変ですね…。カービングキャンドルの魅力はどんなところにあるんでしょうか?

小柳さん:ディッピングすることでできる色の組み合わせが無数にあることですね。いろんな色が作れるから何度もやってみたくなるんですよ。それもあってエンドレスで終わりがないので、作っている私自身が飽きずにいられるんですね(笑)

 

 

——お客さんが飽きないんじゃなくて、小柳さんが飽きないんですね(笑)。ところで「キャンドル工房 mimin」ならではのキャンドルの特徴ってあるんですか?

小柳さん:カービングキャンドル工房の中で、作った後に装飾しているところって他にはあまりないんじゃないでしょうか。それから、お仏壇とかにお供えする「お悔やみキャンドル」を作っているのも、うちくらいじゃないんですかね。

 

——教室にはどんな人が習いに来るんですか?

小柳さん:子育てがひと段落して自分の時間ができたお母さんが、新しい趣味を探しに来ることが多いんですね。それから小学生の子どもを連れたお母さんが子どもと一緒に作っていきますね。カービングキャンドルが親子のコミュニケーションツールになってくれるのは嬉しいです。あとは出産祝いや結婚式のギフト用キャンドルを作りに来る人もいます。

 

「お悔やみキャンドル」とお母さん向けセミナーに力を入れたい。

——今後はどんなことに力を入れていきたいと思ってますか?

小柳さん:これからはお仏前用の「お悔やみキャンドル」に力を入れていきたいと思ってます。その一方で、カービングキャンドルの他に「産前産後応援サロン春Kaori」というのもやっていて、産後のお母さんに向けたセミナーも開催してるんです。小児歯科の先生、個性心理学の先生、助産師さんとかをお呼びして講習をやってもらってます。今後もそのセミナーを充実させていきたいと思ってます。

 

 

 

キャンドル工房 mimin

〒950-0025 新潟県新潟市東区藤見町2-4-49

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