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農家の嫁さん二人組がつくる「むらさきfarm」のしそジュース。

暑い日が続く中、皆さん夏バテしていないでしょうか。今回は夏バテ解消にもひと役かってくれそうな、夏にぴったりの飲み物を紹介します。その名も「しそっ娘ちゃんジュース」。自家栽培しているしその葉を使い、手づくりしているジュースシロップなんです。クエン酸を含んでいるので夏の暑さによる疲労回復も期待できます。今回は「しそっ娘ちゃんジュース」をつくっている「むらさきfarm」の仲由さんと樋口さんにお話を聞いてきました。

 

 

むらさきfarm

仲由 ひと美 Hitomi Nakayoshi

1976年村上市生まれ。新潟市の短大を卒業後、アパレルメーカーで事務職をしていたが、結婚を機に農業の手伝いを始める。農家仲間の樋口さんと共に立ち上げた「むらさきfarm」で「しそっ娘ちゃんジュース」を商品化し生産販売をスタート。ランニングが日課。

 

むらさきfarm

樋口 由美子 Yumiko Higuchi

1972年群馬県生まれ。千葉県の女子大を卒業後、メガネ販売店の店長をやっていたときに、同じグループ店の店長だったご主人と知り合い結婚。仲由さんと共に「むらさきfarm」を立ち上げ「しそっ娘ちゃんジュース」を生産販売している。趣味はピアノ演奏。

 

「むらさきfarm」を運営するふたりは、農家の嫁同士。

——おふたりはどういう関係なんですか?

仲由さん:ふたりとも農家の嫁で、旦那同士が幼馴染なんですよ。

 

樋口さん:どちらも息子がいるんだけど、息子同士も幼馴染なんです。だからもう、家族ぐるみの付き合いをしているんですよ。

 

——なんか親戚みたいな雰囲気ですよね(笑)

仲由さん:そうですね〜(笑)。近所には10軒くらい農家があるんだけど、みんな仲がいいんですよ。

 

樋口さん:私らは「嫁の会」に入っているんだけど、他にも「旦那の会」とか「じいちゃんの会」とか、いろいろあるんだよね(笑)

 

仲由さん:そうそう。本当に仲がいいから、嫁いできたばかりの頃は驚いたよね(笑)

 

——お互いに対してはどんな印象を持っていますか?

仲由さん:由美子さんは「嫁の会」でもまとめ役をしているほどで、しっかりしたお姉さんって感じ。

 

樋口さん:ひと美さんはとにかく体力があって元気なんですよ。私がいろいろ振り回されているって感じですね(笑)

 

「しそっ娘ちゃんジュース」はどうして生まれたの?

——どうして「しそっ娘ちゃんジュース」を作ることになったのか教えてください。

仲由さん:もとはといえば、義母が家でずっと作ってくれていた、私の大好きなしそジュースだったんです。でも義母も高齢で作るのをやめることになったので、私がレシピを教わって作るようになったんです。

 

——なるほど。仲由さんの好物だったんですね。でも、それを売ることになったのはどうしてなんですか?

仲由さん:作ったしそジュースをまわりの友達にもおすそ分けしていたら、とても評判が良くて、そのうち「いっぱい作って売ってくれたらいいのに」っていう言葉を聞くようになったんです。それまでも自分たちで作った野菜を農産物直売所に卸していたんだけど、試しにしそジュースも出してみたら思っていた以上に好評だったんですよ。

 

——それで商品化することにしたんですね。

仲由さん:そうなんです。「しそっ娘ちゃんジュース」をメインの事業にして、由美子さんと一緒に「むらさきfarm」を立ち上げました。

 

しそを栽培する苦労や、気をつけていること。

——「しそっ娘ちゃんジュース」の原料になっているしそも、自分たちで栽培しているんですか?

仲由さん:もちろんです。昨年は「しそっ娘ちゃんジュース」のを3,000本販売したので今年は5,000本を目標にして、しそ畑の面積も倍に増やしたんです。

 

——しそを栽培する苦労があったら教えてください。

仲由さん:しそは強い植物なので、そんなに苦労はないんですよね。ただ毎年4月に苗を植えるんだけど、今年の4月はまだ寒かったから、霜でやられちゃったしそも多かったね。けっこう植え替えました。

 

 

樋口さん:収穫の時期は夏だから、暑い中での作業がちょっと大変なくらいですね。とくに梅雨明けの炎天下では、水やりをしっかりやるようにしています。

 

仲由さん:でも、私たちも慣れたもんだよね。今では両手で摘んだりしてるもんね(笑)

 

——摘むときには気をつけていることってあるんですか?

仲由さん:茎の先っぽにある一番芽を摘んでしまうと、次から芽が出なくなってしまうので、そこを摘まないように気をつけています。

 

ふたりでおしゃべりしながら手づくりする「しそっ娘ちゃんジュース」。

——「しそっ娘ちゃんジュース」はどんなふうに作っているんですか?

仲由さん:すべてふたりで手づくりしています。新鮮さが大事なので、収穫したしそはできるだけすぐに加工していますね。新鮮じゃないと、風味やフレッシュ感が変わってきちゃうんですよ。

 

樋口さん:人の口に入るものだから、衛生面にはとにかく気を使っています。とくにボトルに詰める作業は繊細で気を使うんです。そこだけはふたりとも無口になるんですよ(笑)

 

 

——すべて手づくりなんですね!作っていて大変なことってありますか?

仲由さん:使う寸胴がとにかくでっかくって、その中にたっぷり液体が入っているもんだから、持ち運びには筋力を使います。夏が終わる頃にはしっかり筋肉がついているんですよ(笑)

 

樋口さん:でも、ふたりでおしゃべりしながら楽しんで作っているよね。

 

——そんなふうに作られた「しそっ娘ちゃんジュース」はどんなところで売っているんですか?

仲由さん:「いっぺこーと」「新潟ふるさと村」「キラキラマーケット」「やお家」「アグリパークにいがた村」といった道の駅や農産物直販所で販売してもらってます。あとインターネットを使った通信販売もやっていますね。

 

樋口さん:居酒屋でチューハイに使ってもらったり、ジェラートに使ってもらったりもしています。

 

ふたりがおすすめする「しそっ娘ちゃんジュース」の飲み方。

——「しそっ娘ちゃんジュース」ってどんなふうに飲むんですか?

仲由さん:原液シロップなので、水や炭酸で割って飲むことをおすすめしています。推奨しているのはシロップ1に対して水や炭酸を3くらいの割合です。

 

——おふたりは、どんなふうに飲んでいるんですか?

樋口さん:ふたりで好みが分かれるんですよ(笑)。私はキンキンに冷やした水で割って、さらに氷を入れて冷たくして飲むのが好きです。薄めにしてスポーツドリンクみたいに飲んでもいいですね。

 

仲由さん:私は炭酸派なんですよ(笑)。子どもは牛乳や豆乳で割るのが好きみたい。紅茶にちょっと垂らしてフレーバーティーにしたり、焼酎で割ったり、かき氷のシロップに使ったり、ゼリーを作ったりもできるんです。

 

樋口さん:幅広く応用が効くから、いろんな楽しみ方ができるよね。

 

——たしかにいろいろ楽しめそうですね。では最後に、これからやってみたいことがあったら教えてください。

仲由さん:最近丸くてもこもこしたソフトクリームが流行っているじゃないですか?あのソフトクリームをやってみたいんですよ。だから「しそっ娘ちゃんフロート」を検討中です。夏でもがんばっている人たちが「しそっ娘ちゃんジュース」でシャキッとなってくれたら嬉しいです。

 

樋口さん:たくさんの人たちに「しそっ娘ちゃんジュース」の味を伝えていきたいですね。これからも、ふたりで楽しみながら続けていきたいと思っています。

 

 

「しそのジュース」というと酸っぱい味をイメージしますが「しそっ娘ちゃんジュース」は酸っぱさ抑えめで甘さもあるので、子どもたちにも喜ばれそうです。この夏は農家の嫁さん二人組が作る「しそっ娘ちゃんジュース」で暑さを乗り切りましょう。

 

 

むらさきfarm

新潟県新潟市西区小針3-15-29

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