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たこ焼きで地域貢献!? 新たな「村上荒川風」を提唱する「たこやん」。

出汁の効いた「ふわトロ」仕上げ。国道7号沿い・県北の玄関口に昨春オープン。

下越地方を縦に貫く国道7号を北へ進むと、胎内と村上の境界至近の沿道に、ひときわ目立つ「やけど注意」の看板が現れます。昨春オープンした、「たこ焼き処 たこやん」です。店内に入ると、かぐわしい小麦粉の焼けた匂いとともに迎えてくれるのが、店主の趣味を反映したアウトドアグッズの数々。肝心のたこ焼きは関西風の王道「ふわトロ」をベースに、こだわりの出汁の旨みを最大限にいかした「村上荒川風」を新たに提案し、地元の人たちから通りがかりのドライバーまで好評を博しています。店主の板谷越卓さんに話を訊きました。

 

たこやん

板谷越 卓 Suguru Itayagoshi

1986年胎内市・旧黒川村生まれ。高校卒業後、アパレルや飲食店、製造業などを経て2019年6月に「たこやん」を開店。念願の独立開業を果たした。趣味は店内の装飾にも反映させたキャンプ、登山、釣りなどアウトドア全般の他、ツーリングや料理、温泉巡りなども。

 

「やけど注意」の看板が目印。店内はあふれんばかりのアウトドアグッズ。

――ごめんください。外の看板、目を引きますね。

板谷越さん:いらっしゃいませ。目に留まったのであれば良かったです。車がたくさん通る国道沿いなので、標識のようなデザインにしたらみんな見てくれるかな、と(笑)。焼きたてを食べてほしいというメッセージも込めていますけどね。

 

――店内はランタンや焚き火台などアウトドアグッズがたくさん並んでいますが。

板谷越さん:完全に自分の趣味です(笑)。中には実際に使っているものもありますね。お客さんとの会話のネタにもなるし。私自身すごくおしゃべり好きなので、時間に余裕のあるときはついついお客さんと長話しちゃいますね。キャンプや登山、釣りが好きな方、大歓迎です!

 

――なんだか落ち着けそうです(笑)。オープンはいつですか?

板谷越さん:昨年の6月に開店したばかりなんですよ。私としては念願の独立開業でした。おかげさまで地元の方から、国道沿いという場所柄通りすがりの方まで、広くご愛顧いただいています。

 

出汁の旨みを最大限に。地元の「だしの風」にもあやかって?

――たこ焼きの特徴を教えて下さい。

板谷越さん:たこ焼きは、その名もズバリ「村上荒川風」を標榜しています。特に生地の出汁には一番こだわっていますね。ここ村上市荒川地区は、だしの風(東風)が強いことで知られていることもあるので、それにもあやかって(笑)。詳しくは秘密ですが、3種類の魚とシイタケ、昆布から出汁をひいています。この出汁の旨みを最大限に味わえるよう、関西風の王道といえる「ふわトロ」で仕上げています。一般的なものよりも大玉で、食事にもなるような食べ応えがあると思います。

 

 

――近年は外側が揚げたようにカリカリなものが人気を集めていますが、それとは間逆ですね。

板谷越さん:そうですね。自分が一番こだわっている出汁の旨みは、「ふわトロ」の方が「カリカリ」よりも感じてもらえるんですよ。ほおばった後、口の中に美味しさがふわふわ、じんわりと広がっていく、あの感じがたまらないと思うので。その食感を楽しんでほしいですね。ウチのはさらに大玉なので、それを存分に楽しんでもらえると思いますよ。

 

――なるほど。口の中に唾液が溜まってきました(笑)。そこに辿り着くまでにはいろいろと試行錯誤したのですか?

板谷越さん:店を出すことを決めた際、本場・大阪へ行って食べ歩きして研究を重ねましたね。大阪では外側をカリカリに焼くのは邪道で、「ふわトロ」が王道なんです。たくさん食べて、やっぱり「ふわトロ」が美味しいということを改めて実感しました。

 

――焼くときのコツはあるのですか?

板谷越さん:火力と手早さがポイントですね。表面が固まってカリカリになる前に、サッと仕上げます。こればっかりは、ずっとやっていないと加減が分からないかもしれません。

 

いつ来ても新しい味が楽しめるように、新メニューは常に考案中。

――そもそも、たこ焼き店を開こうと思ったのは?

板谷越さん:これまでたこ焼き店はもちろん、焼肉店や居酒屋、ラーメン店など色々なジャンルの飲食店で働いてきたのですが、たこ焼きが一番自信があったというか、自分が店を持つならたこ焼き屋だと思ってましたね。昔はアパレルで働いていたこともあるんですが。

 

――あ、そういえばそんな雰囲気あります(笑)。

板谷越さん:自分の店を持つのをずっと目標にしてきたので、開店したときは嬉しかったですね。古い言い方ですけど、自分の城を構えることができたというか(笑)。

 

――味以外の店作りでこだわりはありますか?

板谷越さん:味の面になりますけど、たこ焼きのメニューはできるだけ充実させていきたいと考えています。新メニューは常に考案中で、最近だと「ねぎわさび」や「梅ちりめん」などをデビューさせました。いつ来ても何かしら新しい味があるようにしていきたいですね。味以外の店作りの面で言えば、せっかくこの地域でお店をやらせてもらえることになったので、自分なりの地域貢献はしていきたいと考えています。ちょうど村上の玄関口にあたる場所にあるので、村上の観光パンフレットも各種置いています。

 

――そういえば。アウトドアグッズに気をとられて気づきませんでした(笑)。

板谷越さん:(笑)。開店して分かったのは、地元の方々が本当に温かく、優しいんですね。オープンしたらすぐに足を運んでくれて、ご近所や仕事場で宣伝してくれたり、どこか別のところで会えば気さくに声を掛けてくれたり。おかげさまで常連さんもどんどん増えてきました。そんなみなさんに少しでも恩返しができるよう、お店で荒川や村上のことをもっとPRしていければな、と思っています。

 

いつかは村上・荒川名物のひとつに。地域に愛される店作りへ。

――今後の展望を教えて下さい。

板谷越さん:さっきの地域貢献の話とつながりますけど、この「村上荒川風」たこ焼きがこの地域の名物のひとつになり、外の人が村上・荒川のことをさらに知るきっかけになるくらいになれば嬉しいですね。実は、この「村上荒川風」を名乗り始めたのは最近なんですが(笑)。

 

――なるほど。

板谷越さん:地域にもっととけ込んで、みなさんに「このお店があってよかった」と思ってもらえるようになれば。地域に愛される店になっていきたいです。そのためにも、「村上荒川風」たこ焼きをどうぞよろしくお願いします!

 

 

取材後に食べたこだわりの「村上荒川風」たこ焼きは、板谷越さんが言った通り絶妙な焼き具合の「ふわトロ」加減。出汁の旨みが東風のように口の中に広がり、飲み込むのが勿体ないほどでした。「この味を地域貢献にもつなげたい」と語る板谷越さん。近くへお越しの際は、「やけど注意」を目印にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

元祖たこやん 500yen

塩だれ 500yen

マヨチーズ 600yen

明太マヨチーズ 600yen

ねぎマヨ 600yen

ねぎ塩 600yen

ねぎポン 600yen

SPミックス 600yen

ごまだれ 600yen

ねぎわさび 600yen

梅ちりめん 550yen

Half&Half 600yen(好きな2種類組み合わせ、平日限定)

そのほか随時新メニュー追加

(税込価格、イートイン各+20円)

 

 

たこ焼き処 たこやん

〒959-3106 村上市切田1048

TEL 0254-62-7885

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