たっぷり飲めるジャンボクリームソーダが人気の「totoかふぇ」。
カフェ
2022.11.04
今回紹介する「totoかふぇ」の店長・須摩さんは、子どもの頃から好きだったクリームソーダを独特のスタイルでお客さんに提供しています。いったいどんなクリームソーダなんでしょうか。新潟市秋葉区の小須戸にある「totoかふぇ」におじゃましました。


totoかふぇ
須摩 豊 Yutaka Suma
1974年新潟市東区生まれ。調理師専門学校卒業後、いくつかのパン屋で修行を重ね、2001年に独立してベーカリーを開業。20年近く営業したベーカリーを閉店することになり、2021年に小須戸で「totoかふぇ」をオープン。趣味は「モンスターハンター」などのゲームをすること。
子どもの頃に食べたパンが忘れられずパン職人の道へ。
——須摩さんは「totoかふぇ」をはじめる前からカフェをやられていたんですか?
須摩さん:以前は南区でパン屋を20年近くやっていました。
——けっこう長い間やっていたんですね。パン屋さんをはじめたいきさつをお聞きしてもいいでしょうか。
須摩さん:子どもの頃に食べたパンが忘れられなくて、自分でそのパンを作ってみたいと思ったのがきっかけです。当時はあんパン、カレーパン、クリームパンといったパンばかりだったのに、そのお店ではデニッシュをクリームで巻いて、ナッツをトッピングしたパンを売っていたんです。そんなパンを食べたことがなかったので、とても衝撃を受けましたね。

——それでパン職人の道に進んだんですね。
須摩さん:いつか独立することを目標に、大きなパン屋さんで働きながら修業しました。仕事はハードでしたけど、「仕事を教えてもらっている」という感覚だったので大変とは思っていなかったですね。
——そこでのいちばんの学びは何でしたか?
須摩さん:手を抜かずに丁寧な仕事をする、っていうことですね。出来上がったものって嘘をつかないんですよ。だから手を抜いたものは食べるとわかってしまうんです。

——その後に独立してパン屋さんをオープンされたんでしょうか?
須摩さん:27歳のときに自分のパン屋をはじめました。地元の方々に愛されるお店にしたかったので、できるだけ目立たないように営業していましたね。大きな看板を出したり、のぼりを立てたりすることもなかったし、お金をかけて宣伝をすることもありませんでした。
——20年近く営業を続けてきたということは、実際、地元の方たちから親しまれていたんでしょうね。でも、どうしてパン屋さんからカフェに転業したんですか?
須摩さん:体調を崩して家族からドクターストップがかかったので、残念でしたけどパン屋を閉めることにしたんです。コーヒーが好きな息子の影響で、僕もカフェに興味を持っていたので、2021年にこの場所を借りて「totoかふぇ」をオープンしました。

憧れのクリームソーダを自分好みのスタイルで提供。
——広々として開放的な店内ですね。
須摩さん:ここ、うちが借りているのは調理場のスペースだけで、あとは無料休憩所なんです(笑)。お買い上げいただいたフードやドリンクを無料休憩所で召し上がっていただくっていう、フードコートに近いスタイルのお店なんですよ。もともとイスやテーブルはなかったので、うちが持ち込みました。

——そうなんですね。このスペースの全部が「totoかふぇ」さんなのかと思っていました。ところで、コーヒー豆の袋がインテリアに使われているだけあって、コーヒーにはこだわりがありそうですね。
須摩さん:県内外から厳選した豆を使っています。ランチセットにお付けするコーヒーも、8種類のなかからお好みのものを選んでもらっているんですよ。
——コーヒー好きにとって嬉しいサービスだと思いますけど、須摩さんは大変じゃないですか?
須摩さん:コーヒーの好みも多様化が激しい時代ですからねぇ……。酸味は好きだけど苦味が苦手な方もいれば、その反対の方もいる。できるだけ自分の好きな味のコーヒーで、ゆったりした時間を過ごしていただきたいんです。なかには、いつもと違った味のコーヒーにチャレンジしてみて、新しい美味しさと出会う方もいますよ。

——コーヒーの他にも、こだわっているメニューってありますか?
須摩さん:こちらのクリームソーダですね。
——かなりのボリューム。しかもまさか計量カップに入っているとは……(笑)
須摩さん:子どもの頃の夢を実現したクリームソーダなんですよ。僕の子ども時代って、デパート最上階にあるレストランで飲むクリームソーダが贅沢だったんですよね。でもグラスが細いから、アイスが下まで沈んでから食べるのがジレンマだったんです。なんとか沈まないうちにアイスを食べられないかと考えて、小さめのバニラアイスとメロンシャーベットをトッピングすることにしたんです。食べやすいように間口の広い容器を探していたところ、ガラス製の計量カップがぴったりだったので、それに入れて提供することにしました。
——かなり映えますよね(笑)
須摩さん:自分が飲みたいと思ったドリンクをかたちにしただけで、特に「映え」とかは考えなかったんです。でも大人から子どもまでたくさんの人が注文して、写真を撮ってくれますね(笑)
——今後はどんなふうに営業していきたいと思っていますか?
須摩さん:パン屋のときもそうでしたけど、地元の方々に愛されるカフェにしていきたいですね。おかげさまで、よく来てくれるお客様も少しずつ増えてきています。
——農産物直売所「うららこすど」や公園もあるから、人がたくさん集まりそうな場所ですよね。
須摩さん:でも近隣の施設に比べると、まだまだ知名度は低いんじゃないでしょうか。もっとたくさんの方々から、小須戸に足を運んでいただけるように頑張っていきたいですね。僕が子どもの頃に飲んだクリームソーダの味を覚えているように、うちのお店のクリームソーダの味を、今の子どもたちもずっと覚えていてくれたら嬉しいです。

totoかふぇ
新潟市秋葉区小須戸893-1
0250-47-8828
10:00-16:00(土日祝日はL.O.16:45)
火水曜休
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