三条の美容複合施設にある、パスタやスイーツが美味しいカフェ「vise bar」。

昨年9月、三条市の南四日町にオープンした「Conchus」。燕市の会社が「女性に喜んでもらえる場所を作ろう」とはじめた、美容室、トレーニングスタジオ、カフェが入った複合施設です。こちらのカフェ「vise bar」では、こだわりのパスタやピザ、スイーツが楽しめるそう。今回は「Conchus」の運営会社「株式会社DANKE」営業部長の岡部さんと、「vise bar」店長の近藤さんに、施設やカフェのことについて、いろいろとお話を聞いてきました。

株式会社DANKE

岡部潤一　Junichi Okabe

1988年新潟市東区生まれ。「株式会社DANKE」営業部長。カフェのお手伝いで店頭に立つこともある。趣味はサウナ巡り。

vise bar

近藤美里　Misato Kondo

1999年長岡市寺泊生まれ。「vise bar」店長。ホテルでブライダル関係の仕事を経験したのち、昨年「vise bar」のオープニングスタッフの募集に応募し、店長に。趣味はカフェ巡り。

女性に喜んでもらうための複合施設「Conchus」。

――まずは「Conchus」について教えてください。こちらはどういう施設なんですか？

岡部さん：「美と健康と癒し」をコンセプトにした、女性に喜んでいただくための複合施設です。カフェと美容室と「ゼロトレ」っていうダイエットが体験できるトレーニングスタジオが入っています。もともと新潟市で美容ディーラーの仕事をしていたうちの代表が、独立して会社を立ち上げて、新しい事業のひとつとして昨年9月に「Conchus」をオープンさせました。

――どうして三条ではじめることになったんでしょうか。

岡部さん：三条にあるハサミメーカーの「コスモ・スミス」の社長さんともともとご縁があって、この場所を紹介していただいたんです。

――ここは以前、何があった場所だったんですか？

岡部さん：廃工場でした。電気系統とかは外注したんですけど、それ以外はほとんど手作りで建てたんですよ。大工さんを雇ってはいたんですが人数が足りなかったので、僕も壁を塗りましたし。近藤もカフェスタッフとして入社したはいいものの、建物が半分くらいしか出来上がっていなくて、大工から入ったみたいな（笑）

――入社していきなり大工仕事ですか（笑）。なかなかない経験ですね。

岡部さん：もとあった建物をリノベーションしようとしていたんですけど、壁をはぐってみたら水害の影響でカビが生えていたり、シロアリが出ていたりで、全部直さないといけなくなったので時間も行程も狂っちゃって。7月オープンの予定が間に合わなくて、人数をかき集めてなんとか9月にオープンできました。

――近藤さんはどういう経緯で「vise bar」の店長さんに？

近藤さん：ちょうど転職先を探していて、カフェのオープニングスタッフの募集があったので、応募したのがきっかけです。

――以前も飲食のお仕事をされていたんですか？

近藤さん：前はホテルでブライダル系の仕事をしていました。ホテルにはレストランもあったので、そのときから飲食には携わっていました。

――こちらで働くようになって、前のお仕事との違いを感じたことはありますか？

近藤さん：ホテルでは、どちらかというとかしこまった接客をしていたんですけど、カフェではお客さんに寄り添って、カジュアルな感じで接客をするのでたくさんお話できますし、お客さんの声も近くで聞こえるんです。それはすごくやりがいに感じますね。お客さんに「美味しい」って言って笑顔になってもらえるのがいちばん嬉しいので、それが毎日っていうのは幸せでしかないです（笑）

スタッフみんなで試行錯誤したメニューは、どれも自慢の味。

――カフェのメニューも充実していますよね。おすすめはありますか？

岡部さん：「エビのトマトクリームパスタ」が一番人気ですね。「どうしたらお客さんに喜ばれるかな」って、美容室のスタッフにも食べてもらいながら試行錯誤して作ったものなので、味には自信がありますね。スイーツでいうと、自家製のティラミスもおすすめです。僕は「ティラミスって何だ？」ってところからはじまったんですけど（笑）

――実際にカフェを担当している近藤さんのおすすめはどれですか？

近藤さん：やっぱり私も「海老のトマトクリームパスタ」ですね。あとは「カルボナーラ」ですね。スタッフが食べてもリピートしますし、「これがいちばん美味しい」って言ってくれます。

岡部さん：カルボナーラには生クリームを使っていないんですよ。卵とチーズだけでソースを作っているので、すごく濃厚です。

――施設を使って何かイベントを開催することもあるんですか？

岡部さん：先月は「ゼロトレ」考案者の方がここにお越しになって、普段「ゼロトレ」に通ってくれているお客さんに向けたトークイベントをカフェでやりました。来てくれたお客さんには、ティラミスとドリンクを楽しんでもらって。そういう小さいイベントはやりましたね。ゆくゆくは「Conchus」をあげて、駐車場スペースを使ってのイベントも考えています。

――イベントのほかには、今後はどんなことにチャレンジしていきたいですか？

岡部さん：「Conchus」全体でいうと、より多くの女性に喜んでもらうために、こういったかたちの施設を新潟市とか長岡にも増やしていきたいっていう思いはありますね。