家は、ただの「住む場所」ではなく、そこに暮らす人の価値観や生き方が映し出される場所。どんな家にも、住む人ならではのこだわりやストーリーが詰まっています。シリーズ『イエとヒト。』では、新潟で暮らす人々の「家」と「暮らし」にフォーカス。その空間にはどんな想いが込められているのか、どんなふうに過ごしているのかをご紹介していきます。
第1回に登場するのは、胎内市で暮らすご家族。2021年に家を建て、新たな暮らしをスタートさせました。家族と過ごす時間を大切にしながら、こだわりの詰まった空間でどんな日々を送っているのでしょうか。
てつおさんファミリー
てつおさん
奥さんと息子さんの3人家族。2019年に結婚し、2021年ごろに「ユースフルハウス」で家づくりを行う。ご飯を食べるのも、作るのも大好き。特に好きな料理は奥さんの作る「卵とキャベツのウィンナー炒め」。キャンプとバーベキューが趣味のアウトドア派。
企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
イラスト・桐生桃子|Momoko Kiryu
――まずは、お家を建てた時期と、きっかけから教えてください。
ここを建てたのは2021年の9月ごろです。それまではアパートで暮らしていたんですが、やっぱり「自分たちの家を持ちたい」という気持ちがどんどん強くなっていって。奥さんと相談をして、家づくりをはじめることにしました。
――お家を建てる場所選びって、迷いましたか?
最初は職場までの距離や生活環境を考えながら探していたんですけど、なかなかピンとくる場所がなくて。そんなときに親戚から「うちに空いている土地あるよ」と話が出たんです。場所を聞いてみたら、母親の実家からすぐ近くで(笑)。もし建てたら家族で集まる機会も増やせるし、誰かに取られる前にそこに決めちゃおう!ということで。
――それで場所が決まったんですね。そのころにはすでに「こんな家を建てたいな」っていうイメージがあったんですか?
いえ、正直、思ったより早く場所が決まったなと思っていたくらいだったので(笑)。まだ具体的なイメージはありませんでした。
――それからどんなふうに家づくりを進めていったんでしょうか。
まずはいろんな工務店へ行ってみようと思って、紹介してもらったいくつかのオープンハウスへ行ってみたんです。そのなかでも特に「ユースフルハウス」のデザイン性に惹かれたのと、担当の村山さんと意気投合したこともあって、お願いしたいと思いました。
――村山さんとの印象的なエピソードってあったりしますか?
いちばん印象的だったのは、初めて「ユースフルハウス」を訪れたときに、村山さんに「この土地で家を建てようと思っていて…」と相談をしたら、「えっ!実はその土地でもう図面を引いていたんですよ」という話をされたことですかね(笑)
――そんなことあるんですね(笑)
実は私たちがここの土地を検討しているときに、他の人もここを狙っていたみたいで。村山さんはそのタイミングで、すでに大体のイメージで図面を引いていたそうなんです。家の前には公園があって春には桜がパーっと綺麗に咲くんですけど、リビング・ダイニングにある窓からその景色が楽しめるような間取りになっていたんです。そういう立地を活かした家づくりをされているところもお願いしたくなるポイントでした。
――大きな窓だから開放感もあるし、景色もよく見えますね。
そうなんですよ。料理をしながら外の景色を見ることができるところもかなり気に入っています。あと、間取りに関していうと、家事を含めた日常のことのほとんどを1階で行うことができる動線になっているので、すごく生活しやすいんです。
――ちなみに、庭にあるウッドデッキは普段どのように使われているんですか?
うちはもともとキャンプとかバーベキューとかをしたりするのが好きで、天気の良い日はここで焼肉をしたり、春には花見をしたりもしますね。あと夜にプロジェクターを投影して鑑賞会をしたこともありました。
――いろんな使い方ができて最高じゃないですか。特にお花見ができるのは、こちらのお家ならではの魅力ですね。
そうなんです。うちはそこまで広い間取りではないはずなんですけど、ウッドデッキがあることで、実際の間取り以上に広く感じられるんですよね。あと近くに住んでいる祖母が、いつも野菜とかを持って遊びに来てくれて、ウッドデッキに腰をかけながら話をしているのも、なんかいいんですよね。
――ほほえましい場面がすごく想像できます(笑)。家づくりをしていくなかで、「こんなふうにして欲しい!」という要望を出したところってありましたか?
キッチンですかね。はじめはオールステンレスも考えていたんですけど、木を基調とした家にしたかったので、私たちの方でもいろいろと探してみて、村山さんと話し合いながらバランス感を調整してもらいました。あと、少しアクセントを付けたいという相談をしたら、青色のタイルを入れるのはどうかと提案をしてもらって、これがかなり気に入っています。
――「こんなふうにしたい!」をくみ取ってくれて、しかも提案が想像を超えてくるのって嬉しいですよね。
そうそう。「ユースフルハウス」のセンスや提案なら間違いないと思っています(笑)
――お家を建ててみて、なにか変化したことってありましたか?
家を建ててから、ただ住む場所ができただけじゃなく、家族が自然と集まる場所ができた気がします。こっちに引っ越してきてからは夫婦どちらの親ともすぐに会える距離になったので、誕生日やクリスマスといったイベントはもちろん、何気ない日でも顔を出しに来てくれて、みんなで集まってご飯を食べたりお祝いをしたり。家を建ててから、毎日の充実感がまったく違いますね。
――このお家ができたことで、家族の絆がさらに深まるようになったんですね。
両親たちもそれをすごく喜んでくれているみたいです。これからも家族との時間を大切に、楽しい思い出をたくさんつくっていきたいですね。
新潟の厳しい気候に適した 「機能美から導く、この地での暮らし」 を大切にします。性能を追求しながら、美しさも兼ね備えたデザインと、心豊かに暮らせる素材選び。こうして生まれる住まいは、快適でありながら生涯コストも抑えられ、住むほどに愛着が深まるものになります。住まう人の未来を第一に考え、永く愛されるデザインと、快適な暮らしを。新潟という土地に根ざし、心地よく暮らせる住まいをつくり続けます。
Q. 今回の家づくりのポイントについて教えてください。
A. 購入された土地の目の前には、緑豊かな広い公園があり、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉を楽しむことができるような素敵な立地でした。そこで、1年を通して四季の変化を感じられるように大きな窓とデッキを設けました。内観の特徴としては無垢の素材をふんだんに使いながら、キッチンと背面の作業台の質感を統一し、空間になじむデザインに仕上げました。また、将来的に1階で生活が完結するよう、キッチン・洗面・バスルームなどの水廻りが回遊動線でつながる間取りをご提案いたしました。
Q. 施主様との思い出のエピソードはありますか?
A. 初回のお打ち合わせの際にいろいろとお話させていただく中で、同じ家づくりのアカウントをフォローしていたり、インテリアの好みが似ていたりと、好きなものが共通していることが多かった施主様でした。一緒に家づくりをさせていただくなかでも、特にユースフルハウスのデザインと性能を掛け合わせた家づくりにして共感していただけたことが何より嬉しかったです。木を多く採用した住まいなので、これから住み続けていく中でも変化を楽しんでいただけたら嬉しいです。(村山より)
株式会社ユースフルハウス
新潟県新潟市中央区網川原1丁目17-7
9:00~18:00(毎週水曜定休日)
0120-315-781