江南区で造園業を営む「Irie Garden」主催のイベント「IRIE PLANTS BASH(アイリープランツバッシュ)」が、先月開催されました。会場に足を運ぶと、広いスペースにはおなじみの植物から、珍しい植物がズラリ。2日間にわたり開催されたイベントの感想や、このイベントをはじめたきっかけについて、代表の阿部さんに聞いてきました。
Irie Garden
阿部 康司 Koji Abe
1982年新潟市生まれ。高校卒業後、プロサッカー選手を目指してブラジルへ。帰国後はJAPANサッカーカレッジに入学し長野の実業団でプレー。2018年に独立をして「Irie Garden」を立ち上げ、「IRIE GARDEN DESIGN ROOTS」をオープン。2023年には店舗を江南区長潟に移転し、日々植物を向き合っている。
――まずは、イベントお疲れ様でした。振り返ってみていかがでしょう。
阿部さん:雨が降ることもあった中、多くの方に来ていただけましたね。出店者の方にも楽しんでもらえたようなので、ありきたりですけど(笑)、いいイベントでした。植物を扱うイベントとして、これだけの数が集まるものはあまりないと思いますし、見ごたえはあったと思いますよ。
――このイベントはこれで2回目の開催になります。そもそもイベントをはじめたきっかけは?
阿部さん:僕のやりたいようにできるイベントを開きたいなって思ったのがきっかけですね。普段、植物の販売をメインでされていない方も呼んで、何かできたらいいなとは思っていたので。
――その思いがかたちになった「IRIE PLANTS BASH」ですが、この名前は阿部さんが考えられたんですか?
阿部さん:そうですね。店名にも入っている「IRIE」は、「幸せ」という意味の、レゲエでよく使われる言葉で、「BASH」は「祭り、パーティー」って意味なんです。イベントだから、祭りかなって(笑)
――そのゆるさがいいですね(笑)。今回は2日間で13店舗が出店されましたが、どのようなお店が集まったのでしょう。
阿部さん:サボテンやコーデックスなどの多肉植物をメインに、いろんな植物を育てているお店さんに来てもらいました。中には種から育てた植物を販売している方もいましたね。僕からお声がけした方もいますが、他の出店者さんが呼んでくれた方もいて。そのおかげもあって、出店者さんの雰囲気もとてもよかったんです。
――お客さんはもちろん、出店者の方も楽しそうでしたね。出店者の中には、飲食や雑貨を販売するお店もありました。
阿部さん:イベントをやるなら、飲食と雑貨はマストかなって思っていたんです。前回もお世話になった方に今回もお願いしたり、前回お客さんとしてイベントに来てくれていたお店さんにお声がけしたりしましたね。
――今回は雨の時間帯もありましたが、お客さんの反応はいかがでしたか?
阿部さん:初日は雨だったんですけど、「晴れの日とは違った植物の表情が見られて良かった」という声も聞けました。他にも、会場の植物たちをゆっくり眺めてくれる方や、お子さんと一緒に店舗を見て回ってくれた方など、様々なかたちで楽しんでもらえたと思います。
――今後も定期的に開催されるとのことですが、「IRIE PLANTS BASH」のこれからを教えてください。
阿部さん:ずっと同じことを続けるんじゃなくて、何かしらブラッシュアップをしていきたいですね。今回は出店してくれたお店さんに、アンケートを取ったんです。それを元に、出店者の数や開催時期も検討しながら、次回につなげていきたいと思っています。
――この記事を読んで、次回行ってみたいと思う方もいるかもしれません。このイベントの楽しみ方はありますか?
阿部さん:まずは気軽に来ていただいて、空間を楽しんでほしいですね。造園を仕事にしていて、植物のもつ力は偉大だと感じています。心を癒やしたり、豊かにしたりする力を感じてもらえたら嬉しいです。
――最後に、読者の方にひとこと、お願いします!
阿部さん:日常で植物に触れる機会があまりない方や、興味はあるけど植物のイベントに行ったことがない方にはぜひ来ていただきたいです。植物や雑貨を見たり、ご飯を食べたりしてのんびり過ごせるイベントになっていると思います。お子さま連れの方も大歓迎ですよ。
\会場の様子をもうちょっとだけ、お届けします!/
Irie Garden
新潟市江南区長潟1-5-57