桐製品のショールームでジェラートを楽しめる「KIRICAFE GERATO」。
カフェ
2025.09.25
新潟市西蒲区の国道116号線沿いに「KIRICAFE GELATO(キリカフェ ジェラート)」というお店がオープンしました。田園を背に建つ白い建物には、桐製品のショールームとジェラートをメインにしたカフェが併設されているようです。桐製品に囲まれた落ち着きのある店内で、店長の加藤さんからお話を聞いてきました。


KIRICAFE GERATO
加藤 良子 Yoshiko Kato
1973年新潟市西区生まれ。観光施設や清掃サービス会社、ファミリーレストラン、ラーメン店、定食屋と様々な職業を経験し、2025年より「KIRICAFE GELATO」の店長を務める。スパイスカレーづくりが趣味。
桐製品のショールームに、カフェが併設された理由。
——こちらはどんなお店なんですか?
加藤さん:「桐建材株式会社」が経営している、桐製品のショールーム「KIRIKAGU(キリカグ)」とジェラートをメインにしたカフェ「KIRICAFE GELATO」が併設された店舗になっています。
——「桐建材株式会社」といえば。以前Thingsでも「僕らの工場。」っていうシリーズ記事で紹介させていただいたことがありますよね。ショールームにカフェを併設したのはどうしてなんでしょう?
加藤さん:ショールームだけだと桐製品をお探しの方にしか来ていただけないので、より多くの方に立ち寄っていただきたいという理由でカフェを併設しました。ジェラートをメインにしたのは社長の希望です(笑)

——加藤さんは店長としてお店を任されているんですね。
加藤さん:はい、以前はいろんな飲食店を経営している会社でお世話になっていました。ジェラートをメインにしたカフェをオープンすることになった「桐建材株式会社」の社長から、以前の職場の会長に相談があって私が出向することになったんです。ところが「桐建材株式会社」では入社するものだと思っていたようで……(笑)。私もしっかりとジェラートと向き合いたかったので転職することになりました。
——じゃあ、立ち上げから関わっているんですね。いろいろ大変だったでしょう?
加藤さん:何もないところから、すべて決めなければならなかったので大変でしたね(笑)。メニューはもちろん、使う食材や道具まで決めなければならなかったので……。ジェラートを盛り付けるスパチュラも、昔の電話帳ほど分厚いカタログのなかから選びました。
——店舗の内装には、こだわりがあるんですか?
加藤さん:「桐建材株式会社」が経営しているので、カフェスペースにも桐材をたくさん使っています。桐製品の良さを体感していただきたいということで、テーブルや椅子はもちろん、トレイにも桐が使われているんです。
——ショールームの延長みたいな雰囲気がありますね(笑)。どんなところが桐製品の良さだと思いますか?
加藤さん:とても軽くて扱いやすいです。あと椅子に長時間座っていても疲れにくいんですよ。ぬくもりのある雰囲気も魅力だと思います。実際に使ってみて、桐製品に興味を持ってくれるお客様も多いんです。

簡単そうで奥が深い、ジェラートに悪戦苦闘。
——メニューを決めるのも大変そうですね。
加藤さん:ジェラートって簡単そうに思えるかもしれないけど、実はとっても奥が深いんですよ。材料のバランスを計算しながらつくらないと、ガチガチになったりボソボソになったり、あげくはドロドロになったりして、なめらかな食感にはならないんです。
——へぇ〜、それは難しそう。
加藤さん:でも、それが楽しいんですよ(笑)。足し算や引き算をしながら試行錯誤していますが、難しいからこそ面白いところもあるんです。フレーバーの組み合わせも、フードペアリングの本で勉強しながら考えています。
——フレーバーは、どのように選んでいるんですか?
加藤さん:季節ごとに旬の食材を使うように心掛けています。今の季節だったら「黒ゴマいちじく」がオススメですね。あと他では食べられないような、オリジナリティの高いジェラートを提供できるように頑張っているんです。

——ジェラート以外のメニューはいかがですか?
加藤さん:桐製品のショールームに併設されているので、桐の香りを妨げるような香りの強いメニューは避けるようにしています。あとは、展示会で出会ったピザ釜にひと目惚れをした社長が、ぜひその釜で焼いたピザを提供したいということで、ピザをメニューに盛り込むことになりました。当初は予定していなかったピザ釜を入れたことで、店内の設計が変わったんです(笑)
——そこまでして、メニューに入れたピザなんですね。
加藤さん:そうなんです(笑)。ピザに合わせたスープも提供することになりました。

カフェというよりも社交場を目指したい。
——オープンしてまだひと月半ですが、営業していて大変だと感じることはありますか?
加藤さん:私は調理場でジェラートをつくっていることが多いので、接客サービスに目が届かないことがあるんです。そこは難しいと思いますね。
——例えばどんなことでしょう?
加藤さん:当店では、まずレジで商品のオーダーをしていただいてから席でお待ちいただくんですが、ときどき席に座ってオーダーを取りにくるのを待っているお客様もいるんです。本来はその前にお声掛けするべきなんですが、お客様に聞かれてからご説明することがありました。
——なるほど。慣れていないと解らないかもしれませんね。お客さんにはどんな方が多いんでしょうか?
加藤さん:いろいろな方がいらっしゃいます。すぐそばに多目的ホールがあるので、そのなかにある図書館を利用した親子とか、サークル帰りの方々とか……。19時まで営業しているので、仕事帰りに寄ってくださる方も多いんです。
——幅広く親しまれているんですね。
加藤さん:「カフェ」というより「社交場」を目指したいと思っているんですよ。地元の方々が気軽に立ち寄れる場所になれたらいいなと思うので、できるだけ価格も抑えているんです。

——桐材を使ったインテリアのせいか、とても居心地がいいですもんね。
加藤さん:ありがとうございます。おかげさまで常連のお客様も増えているんです。だから飽きられないよう、新作メニューにも力が入りますね。常連のお客様が何を注文するのか気になって、ジェラートをつくりながら覗いていることもあるんですよ(笑)
——その気持ち、わかる気がします(笑)
加藤さん:常連のお客様から「応援してます」って言葉と一緒に、パンやケーキの差し入れをいただくこともあるんです。申し訳ないと思いながらも、とても大きな励みになっています。
——それは嬉しいでしょうね。では、今後はどんなふうにお店を営業してきたいと思いますか?
加藤さん:もっと利用しやすいお店にしたいので、来月あたりからフードメニューを増やしていきたいです。ぜひランチにもご利用いただきたいですね。個人的には、いつかジェラートと趣味のスパイスカレーを合わせたお店をオープンするのが夢なんです(笑)
——そのときは、また取材させてくださいね(笑)

KIRICAFE GERATO
新潟市西蒲区曽根2147
0256-78-7854
10:00-19:00
水曜休
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