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編集者を夢見る若者が立ち上げたSNSファッション媒体「21vision」。

SNSを通して発信するファッションの多様性。急角度な目線に注目。

InstagramやFacebookなどが若者の生活に浸透している現代。誰でも簡単に情報の自己発信ができるようになりました。そんな状況に着目してSNSを「媒体」として活用しはじめたファッションメディア「21vision(トゥエンティーワンビジョン)」。いったいどんなメディアなのでしょうか。今回は発起人のKitazawa Ryoさんに立ち上げ秘話やこれからの展望を聞いてきました。

 

21vision

Kitazawa Ryo

1998年三条市生まれ。新潟国際情報大学4年生。2019年6月にinstagramを活用したSNS媒体「21vision」を立ち上げる。雑誌や小説、映画を好み、アン・ハサウェイ主演の「プラダを着た悪魔」がベストムービー。

 

ファッションスナップからスタートして、辿り着いた表現。

――今日はよろしくお願いします。まず教えてください。「21bision」とは、どんな媒体ですか?

Kitazawaさん:「21vision」はInstagramを活用したSNS媒体で、ファッションスナップやファッションに関わる人たちのインタビューをタイムラインやストーリーに投稿しています。

 

――つまり、ファッションを主軸としたSNS媒体ということですね。ファッションスナップはどこで撮影しているんですか?

Kitazawaさん:まずは音楽関連のイベントに行きます。そこで気になるコーディネートをしている人たちに声をかけてストリートで撮影をさせてもらっています。でも、最近はあまり撮影を行っていないんですよね(笑)

 

 

――どうして撮影をしていないんですか?

Kitazawaさん:ワントーンでまとめたり、奇抜な組み合わせをしてみたり、人によってコーディネートは様々です。それが面白くて「ファッションの多様性」を伝えるSNS媒体として「21vision」はスタートしました。でも、人によって感じ方が違っていたり、今まで歩んできた道が違ったり、ファッションの多様性という切り口はファッションスナップだけでは伝えきれないと思って、言葉を使って伝えるスタイルに路線変更しました。だからこの媒体ではインタビューも載せているんです。

 

ファッションに関わるインタビューはアパレル関係者だけじゃない。

――インタビューの対象を決める基準はありますか?

Kitazawaさん:ファッションのインタビューというと、その対象はアパレルを仕事にしている、ファッションの最前線で活躍している人たちになってしまうと思います。でも、例えば多くのブランドがジェンダー論をもとにユニセックス展開を広めているように、ファッションの視野を広げると、その場合はジェンダー論の学者だってインタビューの対象になります。だからさまざまな角度から考えて、ファッションに繋がるかどうかが基準ですね。

 

 

――今までに取材された人で、そういった観点から意外性を感じられるインタビューはありましたか?

Kitazawaさん:僕は新潟国際情報大学に在学しているんですけど、この学校でカンボジアのインフラなどの国際協力を研究している教授にインタビューしたことがあります。

 

――ほう…。まったくファッションとの繋がりが見えないですね。

Kitazawaさん:「国際協力」というワードだけだとすぐにはファッションに繋がりませんよね。でも、「ファストファッション」は若者が低価格でお洒落になれるから定着していますけど、その裏側にはカンボジアなどの生産国で低賃金労働者が辛い労働をしているという現実があります。キラキラしているファッションの表層だけじゃなくて、その裏側にある「国際協力の観点から伝えるファッションの実態」に注目したんです。

 

夢を叶えるために考えた、カタチにするというコト。

――なるほど。ちなみにKitazawaさんは、どんなキッカケで「21vision」を立ち上げたんですか?

Kitazawaさん:僕の夢は編集者になることです。この夢を叶えるために何をするべきか、今できることはないのかと考えたときに思いついたのがカタチを残すこと。どこかの出版社で経験を積んだこともなく、そういった分野を専攻していない自分が面接時の武器を備えるには媒体というカタチを残さないといけないと思ったんです。

 

――それで在学中に「21vision」をスタートさせたんですね。

Kitazawaさん:そうなんです。友達に「編集者になるために、こんな媒体をしようと思う」と語っていたら、同じく編集者を目指している先輩を紹介してくれて。「自分は4年生だからそう長くは一緒に活動できないけど、やってみよう」と言ってくれたのをキッカケに、「21vision」は2019年6月にスタートしたんです。

 

 

――素敵な先輩じゃないですか。立ち上げはその方と2人で?

Kitazawaさん:今でこそ自分で撮影もしているけど、当初はふたりして何もできなかったんです。気持ちがあるだけで(笑)。それでカメラ部に所属している友達をはじめ、人を集めて合計5名でスタートラインに立ちました。その後、その先輩は卒業してしまって、残りの4人で活動していたんですけど、どうしてもやりたいことが食い違ったり、スケジュールの調整が難しかったりで、今ではひとりで活動しています。写真も撮れるようになったから、どうにかできています(笑)

 

――それでは最後に、これからチャレンジしたいことを教えてください。

Kitazawaさん:SNSがない時代は雑誌や新聞から情報を得るのが当たり前でしたが、インターネットが普及して誰でも簡単に情報が集められるようになりました。でもその反面、長い文章を読めないなど、大切な情報から目を背けるようになっているのが若者の実態です。だからこそ、男性にレディース服をコーディネートしてジェンダー論を伝えたり、ボロボロの洋服をスタイリングして環境破壊を表現したり、見せて伝える作品でもメッセージを発信してみたいと思っています。

 

PHOTO SNAP by 21vision

 

 

21vision

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