心まで優しく包み込むチーズケーキ
「89 CHEESECAKE!」
食べる
2026.02.14
今日はバレンタインデー。日本では長く、女性が男性にチョコレートを贈って愛を告白する日とされてきました。最近は友達やお世話になっている人に贈る習慣へ変わりつつあるようですが、「大切な人に贈り物をする日」ということに変わりはありません。そんな贈り物におすすめしたいのが「89 CHEESECAKE!(ハグチーズケーキ)」。オーナーの関さんから、チーズケーキに込めた思いを聞いてきました。
関 真希
Maki Seki(89 CHEESECAKE!)
1972年新潟市江南区生まれ。結婚式場、子ども服店、住宅展示場、リフォームショールーム、写真スタジオなど様々な職場を経験する。2015年にインテリアデザインの法人を立ち上げ、2023年にチーズケーキ専門店「89 CHEESECAKE!」をはじめる。2009年には詩集「GIFT 恋のカケラ 夢のチカラ 幸せのカタチ」を出版。山や海で自然浴を楽しむことが多い。
贈りたい言葉をまとめた、
ギフトのような詩集。
――関さんは、今までどんなお店でお菓子づくりの経験を積んでこられたんですか?
関さん:それが、お菓子づくりとは違う仕事ばかりしてきたんですよ(笑)
――え、そうなんですね。では、どんなお仕事を?
関さん:結婚式場からはじまって、子ども服店、住宅展示場、リフォームショールーム、写真スタジオで働いてきました。自分の興味があることばかりやってきましたね。子どもが生まれたときは子ども服を販売していましたし、家を建てようと思ったときは住宅展示場やリフォームショールームのスタッフをやっていたんです(笑)。詩集を自費出版したこともあるんですよ。
――どんな詩集なのか気になります。
関さん:もともと言葉を紡ぐことが好きで、高校生の頃から詩のようなものを書きためていたんです。あるイベントで、「書き下ろし」というお客様に感じたインスピレーションを言葉にして書くパフォーマンスを見て、私も自分の言葉を人に伝えてみたいと思うようになりました。
――それで詩集をつくろうと思ったんですね。
関さん:出版社による自費出版の相談会へ足を運んで、編集者の方から勧められて出版することになりました。私が皆さんに贈りたい言葉をまとめた本なので「GIFT 恋のカケラ 夢のチカラ 幸せのカタチ」と名付け、ラッピングのような表紙にしたんです。贈り物に添えてもらえる一冊で、雑貨屋さんに置いていただくことが多かったですね。写真スタジオに勤めていたときは、詩が書けるということでムービーにつけるオリジナルソングを任されて、作詞作曲ばかりか歌まで歌っていたんです(笑)

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チーズケーキを通して届けたい思い。
自分をハグしてあげてほしい。
――じゃあ、お菓子づくりは仕事ではなく、趣味としてやっていたんでしょうか?
関さん:それが……どちらかというと苦手だったんです(笑)。お友達からもらった手づくりクッキーが美味しかったので、レシピを教えてもらって自分でつくってみたんです。そしたら全然美味しくなかったので、お菓子づくりにはずっと苦手意識を持っていました。
――そういうことって、ありますよね。
関さん:でも、なぜかチーズケーキだけは美味しくつくることができたんです。信じられなくて何度も試してみましたが、やっぱり美味しいんですよ。おすそ分けした人たちも喜んでくれるし、県外にいる子どもたちに送っても喜んでもらえました。
――それでチーズケーキ専門店をはじめることに?
関さん:インテリアデザインの仕事をお休みしてからは、「わたし改革プロジェクト」と題して、自分の生き方を自分なりに見直してみたんです。チーズケーキだったら人に喜んでもらうことができるし、自分の思いを届けることもできるんじゃないかと思いました。そこで、チーズケーキ専門店をはじめるにあたり、どんな人に食べてもらいたいのか、ケーキを通して何を届けたいのかいろいろ考えました。自分がチーズケーキになった気持ちでも考えてみたんです(笑)
――そこまで徹底して考えたんですか(笑)
関さん:私は自分が好きじゃなかったんですけど、そんな自分をハグすることで、今まで生きてくることができたんです。世の中には自分を肯定できない人がたくさんいると思うので、チーズケーキを通して寄り添い、ハグできたらいいなって思いました。
――なるほど、店名はそこからきているんですね。
関さん:まずは自分をハグしてあげてほしいんですよね。それから大事な人をハグしてほしい。自分を愛することができれば、他の誰かのことも愛せるようになると思うんですよ。

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相手の笑顔を思い、
生まれたての赤ちゃんみたいに包装。
――こちら買えるのは、どんなチーズケーキなんですか?
関さん:私はパティシエとしての経験がないので、お母さんが子どものためにつくるような、素朴で家庭的なチーズケーキです。国産原料にこだわっていますし、ひとつひとつ丁寧に手づくりしています。甘さもギリギリまで抑えるようにしているので、お子様にも食べやすんじゃないでしょうか。
――チーズケーキは何種類か用意されているみたいですね。
関さん:最初はプレーンだけでやろうと思っていたんです。でも何度もリピートしてくださるお客様がいると、同じ商品しかないのが申し訳なくなってきたので、限定商品を用意してバリエーションを楽しんでいただけるようにしました(笑)
――美味しいだけではなく、包装がとても丁寧で美しいと感じました。
関さん:いつも「ギフト」を意識して包装させていただいています。お客様が誰かに贈るギフトかもしれないし、自分に贈るギフトかもしれないけど、贈られた方が笑顔になってくれたら嬉しいです。私からお客様へのギフトという気持ちも込められています。
――これを贈られたら嬉しいと思いますよ。
関さん:私は「おくるみ包装」と呼んでいます。生まれたての赤ちゃんみたいに産着を着せて、優しく抱っこしながらベッドにそっと寝かせる感覚で包装しています。「コウノトリ」と呼んでいる配送業者さんに渡すときも、「喜ばせておいで」「笑顔をつくっておいで」という気持ちで送り出しているんです。

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チーズケーキを通して、
全国にハグの輪を広げたい。
――「コウノトリ」を使った配送の他に、店頭での受け取りもできるんですよね?
関さん:最初はオンラインショップだけで営業するつもりだったんですけど、受け取りに来ることが可能なお客様には送料がかからないよう、「おうち店」で受け渡しをするようにしました。
――「おうち店」って可愛いですね(笑)
関さん:自宅の玄関にカウンターを出しただけなんですけどね(笑)。でも、おかげでいろいろなお客様と出会えます。なかには広島からはるばるやって来て「会いたかった」と言ってくださった方もいて感激しました。
――広島にまでファンがいるとは。
関さん:仕事場には「日本列島キラキラプロジェクト」のマップが貼ってあるんです。発送した都道府県を黄色く塗りつぶして、「幸せの黄色いチーズケーキ」でハグの全国制覇をしようと企んでいます(笑)
――制覇まであと1/4じゃないですか。ぜひ制覇に向けて頑張ってください。
関さん:バレンタインデーやホワイトデー、入学式、卒業式、送別会とイベントが続きますけど、誰かに気持ちを伝えたいときに「89 CHEESECAKE!」を思い出していただきたいですね。そうしてハグの輪が全国に広がってくれたら嬉しいです。

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