Things

古町でビリヤードを楽しもう!新オープン「BILLIARD CRACKERS」。

80年代、ハリウッド映画「ハスラー2」の影響で大ブレイクした「ビリヤード」。当時はいたるところにビリヤードを楽しむためのプールバーができて、若者を中心にハマる人たちが続出しました。その後、ブームが去ってからは一部の人たちひっそり楽しんできた感のあるビリヤードですが、最近、古町に新しいビリヤード場が作られたと聞き、早速取材に出かけてきました。

 

 

BILLIARD CRACKERS

岸本 真志 Shinji Kishimoto

1969年岐阜県生まれ。新潟大学教育学部在学中にビリヤードにハマり、大学を中退してビリヤード場の経営を始めるが数年後に店を手放す。警備会社でのアルバイトを経験した後、独立していくつかの会社を経営後に警備会社「株式会社KIBOU」を立ち上げ。その後ビリヤードを再開したのをきっかけに、新潟大学近くのビリヤード場「PULUTO」を知人より引き受け、新潟市南区に2店舗目もオープン。2020年9月、新潟市古町5番町に「BILLIARD CRACKERS」をオープンする。昨年JPBA公式戦グランプリイースト第6戦において予選では元世界チャンピオンを倒して決勝トーナメント進出アマチュアながら9位タイ入賞。現在NPA(新潟ポケットビリヤード連盟)理事。

 

新大生がビリヤード場の経営者になるまで。

——岸本さんはどうしてビリヤード場の経営を?

岸本さん:まあ、本音を言えば私が練習できる場所がほしかったというのが大きんですよね(笑)

 

——やっぱりビリヤードがお好きなんですね。

岸本さん:もちろんです。ビリヤードに出会ったおかげで大学を辞めたほどですから。

 

——え?まじですか?

岸本さん:私はもともと油絵を描くことが好きで、美術の先生になるために新潟大学の教育学部に入学したんです。美術の先生になれば、働きながら油絵を描いていられると思ってたんですよね(笑)。ところが教育実習に行ってみると、全然絵を描いてる時間なんてないんですよ。だから美術の先生になる理由がなくなってしまったんです。

 

——なるほど、本当は絵が描きたかったんですね。でもビリヤードとはどんなふうに出会ったんですか?

岸本さん:大学1年の夏休みに故郷の岐阜県に里帰りしたんですよ。当時はビリヤードブーム真っ只中で、そのとき地元の仲間と一緒にプールバーへ遊びに行ったのがきっかけでしたね。それですっかりハマってしまって。それからは大学に行く時間がどんどん減って、アルバイトしながらビリヤード場に通う日々が続いたんです。

 

 

——当時はすごいビリヤードブームでしたもんね。

岸本さん:そうなんですよ。24歳のときに行きつけのビリヤード場のオーナーから「ビリヤード場を買わないか」ってお話があったんです。大好きなビリヤードもできるし油絵を描く時間もできると思って、そのビリヤード場を引き受けることにしたんですよ。でも学生じゃ融資を受けられないから、それで自主退学してビリヤード場の経営に専念することにしたんです。

 

——大学生から一転してビリヤード場の経営者になったと。

岸本さん:でもビリヤードブームも下火になってきた頃で、経営も思うようにいかなくてすごいストレスを感じるようになってきたので、経営を手放すことになったんです。

 

古町の若者たちにビリヤードの魅力を伝えたい。

——ビリヤード場の経営を手放した後はどうしたんですか?

岸本さん:警備会社でアルバイトを始めて、31歳くらいのときに独立して自分で警備会社を始めたんです。最初の10年間は軌道に乗るまで大変でしたね。でもなんとか経営も安定してきたので、趣味としてビリヤードを再開したんです。そんなときに大学時代からの友人が経営していた新潟大学そばのビリヤード場を引き受けることになったんですよ。

 

——またビリヤード場を経営……(笑)

岸本さん:そうですね(笑)。新潟市南区に2店舗目をオープンした後、新潟大学のそばにあった1号店は畳んだんです。それからは警備会社をやりながらビリヤード場もやってきて、今年の9月に古町にこの「BILLIARD CRACKERS」をオープンすることになったんです。

 

——どうして古町でビリヤード場を始めようと思ったんですか?

岸本さん:80年代のビリヤードブームからビリヤードにハマった人たちがどんどん高齢化していて、若い世代に伝えていかなければビリヤード文化が先細りしてしまうと思ったんです。それで専門学校生の多い古町で営業して、若い人たちにビリヤードの魅力を知ってほしくて。あと古町にはビリヤードをやっていた人がじつは多いんです。そういった潜在的なお客様も掘り起こしたいと思ったんですよ。

 

初心者にもビリヤードの魅力をどんどん知ってほしい。

——最近のビリヤードって、どんな感じなんでしょうか? けっこうやる人多いんですか?

岸本さん:10年前にテレビ番組で取り上げられた影響で、一時的にビリヤード人気が復活した時期があったんです。でも、その後はだんだんまたビリヤード人口も減ってきてますね。今は競技として行われたりして、よりスポーツ化しています。「BILLIARD CRACKERS」にもスポーツとしてビリヤードの練習に来る人が多いですね。

 

——「BILLIARD CRACKERS」は他にどんな人に利用されてますか?

岸本さん:昔からやっているおじさんや近所の専門学校に通う学生が来てくれます。意外なことに県外から来た出張者が半分くらいを占めてるんです。あと外国人も来ることがあるんですが……、外国のビリヤード場ではお酒がつきものなんですよね。うちはアルコールドリンクの提供をしてないので、「あり得ない」って驚かれちゃいますね。

 

 

——ほんとだ。お酒の提供はしてないんですね。

岸本さん:うちはどちらかというとスポーツ競技として楽しむビリヤード場ですので、ソフトドリンクしかないんですよ。でもお酒を飲みながらビリヤードをプレイする楽しみ方もありますし、アルコールを提供するかどうかは今後の課題として様子を見ながら考えたいですね。

 

——ということは、どちらかっていうとガチなビリヤード場なんでしょうか。

岸本さん:そんなことはないですよ。むしろ初心者にビリヤードの魅力を知ってほしいと思ってるので、ビリヤードに興味はあるけどやったことがないって人にはどんどん来てほしいです。やり方がわからない方には丁寧に教えますので、気軽に遊びにきてほしいですね。

 

——じゃあ、初心者の人にビリヤードの魅力や上達するコツを教えてください。

岸本さん:ビリヤードの魅力はその人のレベルによって変わってきます。初心者には自分のついたボールで他のボールを落とすことを楽しんでほしいですね。思いがけないハプニングが起こることもあるので、そういう部分も含めて楽しんでもらえたら。上達のコツは、数多くプレイするしかないですね。できるだけビリヤードをきちんと知っている人から、適切なアドバイスを受けるようにした方がいいと思います。もちろん希望があればうちでもお教えしますよ。

 

初心者にもビリヤードの魅力をどんどん知ってほしい。

——これから「BILLIARD CRACKERS」をどのように続けていきたいですか?

岸本さん:新型ウィルス感染症の影響もあって、今年初めてリモートを使ったビリヤードの試合が開催されました。続けて玉を何個落とすことができたかで点数を競うんです。新潟にいながら全国の人たちとつながることができるので、今後も推進していきたいと思ってます。あとは古町からビリヤードを盛り上げていけたらいいですね。

 

 

ビリヤードのお話を聞いていると、岸本さんが心からビリヤードが好きだということが伝わってきて、私も久しぶりにビリヤードをやってみたいという気持ちになりました。最近のビリヤード場って、常連のうまい人だけが入り浸る場所みたいなイメージがあったりもしますが、岸本さんにはそんなイメージを払拭して、私みたいに、久しぶりにちょっとやってみようかな、みたいな人でも、初心者でも、誰もが楽しめる空間をこれからも続けていってほしいです。

 

 

BILLIARD CRACKERS

〒951-8063 新潟県新潟市中央区古町通5番町610 フリーダビル3F

025-278-7918

13:00-24:00

不定休

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP