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ブランドの世界観を体感できる「ブライトリング ブティック 新潟」。

先月15日に、新潟市中央区万代にグランドオープンした「ブライトリング ブティック 新潟」。スイス生まれの時計メーカー「ブライトリング」の世界観を体感しながら、おしゃれで落ち着いた空間の中で、ゆったりと時計を選ぶことができます。店長の中村さんに、今回オープンしたブティックの特徴や、「ブライトリング」の時計の魅力について聞いてきました。

 

 

ブライトリング ブティック 新潟

中村 章子 Akiko Nakamura

1987年新潟市生まれ。「株式会社クラッシュアンドカンパニー」に入社後、アパレル店や「スリーク新潟」に勤務。今年7月より、新潟市中央区万代にオープンした「ブライトリング ブティック 新潟」で店長を務める。

 

ブティック限定商品も並ぶ! 甲信越エリア初の「ブライトリング ブティック」。

——オープンおめでとうございます。まず、こちらがどういうお店なのか教えてください。

中村さん:日本国内で13店舗目にできた「ブライトリング ブティック」でして、実は13店舗目にしていちばん広い店舗になっています。新潟店は横幅が約15メートル、坪数も約30坪くらいあるワンフロア構成で、大胆に空間を使っているのが特徴です。「ブライトリング」は「クラッシュアンドカンパニー」として約30年もの長いお付き合いのあるブランドです。「ブライトリング・ジャパン」の皆様も「新潟での待望のブティックオープン」と喜んでくださいました。

 

 

——ブティックをオープンしたことで、「スリーク」で扱っていたときとはどんなことが変わったんでしょう?

中村さん:まず「スリーク新潟」や「スリークBP」では扱えなかった、ブティック限定の商品を扱えるようになりました。「ブライトリング」の現行商品のほとんどが並びます。それとブティックでご購入いただく特典としては「定期点検サービス」というものがありまして、ご購入いだいてから3年間は、お店にお持ちいただければ防水や精度のチェックなどを無料で行います。

 

——時計を購入して終わりではなくて、その後も長く対応してくれるんですね。

中村さん:定期点検は人間でいう健康診断。一生ものの機械式時計だからこそ、定期的に点検に出してもらえると、やっぱり安心して持っていただけると思うんです。そういう定期サービスがあるのもブティックの特徴ですね。

 

 

——時計に詳しくなくて恐縮なのですが……、そもそも「ブライトリング」ってどういうブランドなんですか?

中村さん:「ブライトリング」は1884年にスイスで創業しました。創業当時から計測機器にこだわって作り続けていて、ストップウォッチ機能を備えた時計、いわゆる「クロノグラフ」をずっと作り続けているパイオニアのブランドです。「機械式時計」という、ゼンマイがほどける力が動力になっている時計を主軸で作っています。近年では多くの環境保護団体とパートナーシップを結び、SDGsの取り組みも積極的に行なっています。

 

 

——お店に入ってみて思ったんですけど、よくある高級時計店とはまた違った雰囲気の内装ですよね。「ブライトリング」のコンセプトが反映されているんでしょうか?

中村さん:ひと世代前の「ブライトリング」だと、黄色をメインに、パイロット系のビジュアルアートが飾られているようなデザインコンセプトの内装でした。ですが2017年以降、「モダンレトロ」というテーマを打ち出すようになって、今はどのブティックもインダストリアルロフト形式で、レンガ調だったり、金具がむき出しだったり、工業的なデザインで統一されています。

 

——なるほど。時代に合わせて変化しているんですね。

中村さん:商品も、それまでは「パイロットウォッチ」のイメージが強かったんですけど、「それ以外にもブライトリングには素晴らしい時計や歴史がたくさん存在していたのだから、もっと多様性を打ち出していこう」と、ブランディングに大きく舵取りをしました。今は「陸」「海」「空」の商品カテゴリがあって、それぞれをイメージさせるものづくりをしています。モダンレトロをテーマに、どの商品カテゴリでもオールマイティーに使えるデザインになっています。

 

ブランドのストーリーやデザインの背景を知ることで、よりその魅力が分かる。

——中村さんはこちらの店長になる前にも、時計の販売を経験されていたんですか?

中村さん:もともと古町にある「スリーク新潟」に約4年勤めていました。それまでは「クラッシュアンドカンパニー」のアパレル店舗にいたので、時計については「スリーク」に異動していちから勉強しました。

 

——時計って奥が深そうで、勉強すればするほど魅力が分かっていきそうですね。

中村さん:そうですね。それに一生涯使えて、お子さんやお孫さんの世代まで受け継いでいけるものを選ぶお手伝いができるって、時計以外ではなかなかないことだなと思いました。お客様とも一生付き合っていけるような関係が築けることって特別なことだなと、喜びとやりがいを感じています。

 

——アパレルとはまたちがった面白さや喜びがあるわけですね。

中村さん:アパレル時代は、おしゃれをして店頭に立つとか、同年代のお客様と親密になれるところが楽しかったですけど、今は目上の方もたくさんいらっしゃいますし、そういう方と信頼関係が築けることが特別ですね。

 

 

——中村さんがお客様と接するときに大切にしていることってありますか?

中村さん:ブランドのストーリーや世界観をお伝えすることを大事にしています。それもふまえたうえで、機械式時計って一生涯使えて、世代を超えて愛していけるものなんだという素晴らしさをお伝えするようにしています。あとは、お客様に楽しんでお過ごしいただくことがいちばん大切ですね。お越しいただいたお客様には皆様笑顔になっていただきたいです。

 

——自分が気に入って購入したものを子どもや孫にも使ってもらえるって、素敵なことですよね。

中村さん:例えば、私が着けている「ナビタイマー」という時計であれば、誕生したのが1952年なんですけど、70年以上経った今もまだ作り続けられているんです。それにこの時計に関していえば、初代のモデルからほぼほぼデザインが変わらないまま受け継がれ続けています。

 

——それほど愛されている時計なんですね。デザインの複雑さもかっこいいです。

中村さん:回転計算尺というものが備わっていて、もともとは「パイロットが空を飛ぶときに必要な計算ができるように」と、計器として誕生したものです。誕生当初は機能が評価されていたものですが、今ではそれが受け継がれ続けているロマンや、唯一無二のデザインが評価されて支持されています。そういったデザインの背景や、変わらないかっこよさに共感して選んでくださるお客様が多いのは、ナビタイマーユーザーのひとりとしても嬉しいことですね。

 

敷居が高く思われがちな、高級時計店のイメージを払拭していきたい。

——中村さんは店長として、このブティックをどんなお店にしていきたいですか?

中村さん:「13店舗あるブティックのなかで新潟店が日本一だね」と言われるようなサービスを目指して、「また来たい」「友達を連れて行きたい」と思ってもらえるようなお店にしていきたいです。「高級時計店」と聞くと、「入りづらい」「敷居が高い」と思われる方が多いと思うんですけど、フレンドリーなスタッフばかりですし、そういうイメージを払拭できるようなお店作りをしていきたいです。

 

——定期的にイベントも開催する予定だと聞きました。

中村さん:ブティックでは、「スマートイベント」と呼ばれるプチイベントを月に1〜2回開催していきます。新潟店では8月6日の新潟まつりに合わせて、時計をご試着いただいた方にジェラートをサービスさせていただく予定です。「ブライトリング」に興味のある方でも、時計に詳しくないという方でもぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。

 

 

 

ブライトリング ブティック 新潟

新潟市中央区八千代2丁目1番1号 万代シテイ第二駐車場ビル1階

TEL:025-278-7784

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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