新潟市西区の住宅街にある「ciracasi(しらかし)」は、世界のちょっと珍しい食品が揃っているお店です。カフェスペースが併設されていて、販売されているものを店内で食べることもできるそう。今回はスタッフの中野さんに、いろいろとお話を聞いてきました。
ciracasi
中野 嘉乃 Yoshino Nakano
1999年新潟市生まれ。定食屋さんなどでの仕事を経験し、2020年「ciracasi」オープン時よりスタッフとして働く。料理上手なお母さんがつくるご飯が大好き。
——まずは「ciracasi」がどんなお店なのか教えてください。
中野さん:日本国内だけではなく世界中から仕入れた、珍しい食品を販売しているお店です。
——珍しい食品って、例えばどんなものが?
中野さん:身体に優しい食品や、見た目からも人の心を捉えるキャッチーなパッケージのものなどを多く置いています。グルテンフリーの食品も扱っているので、アレルギーのある方にも喜ばれますね。グルテンフリーのものって味が薄めなことがあるんですけど、当店は「美味しいと思ってもらえるもの」を選んでいるので、どなたにも満足していただけると思います。
——へ〜、アレルギーを持っている人にとっては嬉しいですね。
中野さん:お客さまの中には、「これだったら安心して食べられる」といつも同じ商品をお求めになる方もいらっしゃいます。お気に入りの商品を見つけてもらえたんだな、って思って嬉しくなりました。
——かわいい見た目の商品もたくさんあって、なんだかウキウキしますね。
中野さん:ギフトにぴったりなものが多いんですよ。私がクリスマスギフトとしてプレゼントしたことがあるのは、傘の形をしたアンブレラチョコレートです。動物型のクッキーもかわいくて気に入っています。カフェスペースが併設されているので、そこでオリジナルのチャイやレモネードなどの飲み物と焼き菓子を召し上がっていただくこともできます。それと、店内の商品をカフェスペースで食べることもできるんですよ。
——それではカフェメニューについても教えてください。
中野さん:東京にある姉妹店「鷰(えん)」のパティシエが開発したオリジナルのレモネード、チャイ、クッキーなどの焼き菓子をご用意しています。チャイは香りがよいと評判ですし、甘すぎないレモネードは大人の女性にも人気があります。どれもテイクアウトもできますよ。
——扱っている食品の点数はかなり多いと思います。仕入れる際のポイントはどんなことでしょう?
中野さん:この店は若い方からご年配まで、幅広い方がお越しになります。なので、どの世代にも喜んでもらえる商品とカフェメニューであることが大切です。「どなたにも愛されるものを提供する」ことを常に気にかけて、こだわっています。
——中野さんは、いつからこのお店で働いているんですか?
中野さん:おととしの10月、「ciracasi」のオープンと同時に働きはじめました。食に関わる仕事をしたいと思っていて、「ciracasi」がスタッフを募集すると知ってすぐに応募したんです。
——じゃあ、理想通りの仕事だったわけですね。
中野さん:「ここで働いたら、きっと楽しいだろうな」と予想した通り、前向きに仕事に取り組むことができています。もともと人と関わることが好きだったので、お客さまとたくさんお話ができたらいいな、と思っていました。なので、「包装はどうしますか」「お支払いは◯◯円です」みたいな業務的なことだけではなくて、世間話もけっこうしていますね。お客さまが私のことを覚えていてくださって、「お姉さん、今日もお店にいたんですね!」と声をかけてもらえたときは嬉しかったですね。
——お店の雰囲気が伝わってくるお話ですね。
中野さん:ここでしかないものって、メニューや商品だけじゃないと思うんです。店の雰囲気とスタッフの存在も「ここだけのもの」ですから。なので、「ciracasiのスタッフっていいよね」と思ってもらえるお店を目指しています。
——最後に、今後取り組もうと考えていることを教えてください。
中野さん:ちょうどカフェメニューを充実させようと動き出しているところなんです。この店は、食品の販売とカフェの両方があることが特徴です。先ほどお話ししたように、カフェスペースでは、カフェメニューだけでなく、店で購入していただいた食品も召し上がっていただけます。でも、それがなかなか伝わっていないように感じているんです。それで、フードメニューを充実させたらもっとカフェをご利用いただけるようになるのでは、と期待しているんです。
ciracasi
新潟市西区五十嵐中島5-2-40
定休日:年末年始
営業時間:10:00〜19:00