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本場フランスのクレープが楽しめる、古町「Crêperie Le Pont Marie」。

古町の鍛冶小路に、日本国内とは思えないほど鮮やかなピンク色の素敵な外観のお店があるのをご存知でしょうか。「Crêperie Le Pont Marie(クレープリー・ル・ポンマリ)」愛称は「ポンマリ」という、本場フランス仕込みのクレープが食べられる専門店です。今回はオーナーのポンジさんが、どんないきさつやこだわりでお店をはじめたのかお話を聞いてきました。

 

 

Crêperie Le Pont Marie

ポンジ Ponji

新潟市生まれ。本名・赤松桂。2007年から佐渡に移住し、有名アウトドアメーカーのテキスタイルデザインやアウトドア雑誌のコラム執筆などの活動しながら、アウトドアライフを楽しむ。その後、パリで暮らしクレープと出会い、帰国後の2014年に「Crêperie Le Pont Marie」をオープン。旅好きが高じてハワイライフも満喫。KCCファーマーズマーケットに影響を受け、最近では、りゅーとぴあ空中庭園を使った「THE BRIDGE MARKET(ブリッジマーケット)」を主催するなど活動の幅を広げている。

 

クレープ店のオーナーは、アウトドア女子の先駆け?

——渡邊さん、今日はよろしくお願いします。

ポンジさん:私のことは「ポンジ」って呼んでください。みんなそう呼んでいるので(笑)

 

——じゃあ、ポンジさんって呼ばせていただきますね。ちなみに、ニックネームの由来は?

ポンジさん:「アンポンタン」の「ポン」からきているんです。

 

——なんか呼びにくくなっちゃいますね(笑)。それでは改めて……ポンジさんはフランスで暮らしていたことがあるんですよね。

ポンジさん:はい。その前は佐渡が島に住んでいたこともあります。

 

——佐渡にはどうして住んでいたんですか?

ポンジさん:「EARTH CELEBRATION(アースセレブレーション)」っていう佐渡の野外フェスで訪れて以来、自然豊かな佐渡の魅力に取りつかれてしまったんです。私はもともとアウトドアやバーベキューが大好きだったので、佐渡で暮らしてみたいと思いました。

 

 

——佐渡ではどんなことをして暮らしていたんですか?

ポンジさん:有名アウトドアメーカーのテキスタイル製品をデザインする仕事をやっていました。その傍らで佐渡でのアウトドアライフを楽みながら、アウトドアブログをやっていたんです。それが、ある出版社の目に止まって「ランドネ」というアウトドア雑誌でコラムを書くことになりました。

 

——それは、やっぱりアウトドアがテーマの?

ポンジさん:ただのアウトドアではなくて、女の子が楽しむ「ガールズアウトドア」がテーマでした。今では「山ガール」とか「アウトドア女子」とか、アウトドアを楽しむ女の子も多いんですけど、当時はまだ少なかったんですよ。

 

——じゃあ、ポンジさんはアウトドア女子のはしりだったんですね。

ポンジさん:そうですね(笑)。コラムの他にアウトドア料理のレシピ本も出版していただいて、全国各地でアウトドア料理のワークショップもやらせていただきました。

 

滞在先のパリでクレープと運命的な出会い

——アウトドア女子のポンジさんが、クレープ屋さんをはじめたのはどうしてなんですか?

ポンジさん:自分でお店をはじめてみたいと思うようなってきた頃、画家の友人に誘われてパリで生活することになったんです。友人は絵を習いに行ったんですが、私は自分がはじめるお店のヒントを探しに行きました。

 

——それで、ヒントは見つかったんでしょうか?

ポンジさん:パリの街を歩いていると、クレープ屋さんがとても多いんです。それも日本で食べられているテイクアウトのクレープじゃなくて、しっかりとお皿に乗って提供される、料理としてのクレープでした。美味しいだけじゃなくて、とても可愛かったので「これを日本でやってみよう!」って思いましたね。

 

——「アウトドア女子」にしても、クレープにしても、流行の先を行っている感じがしますね。でもクレープの勉強はどこでしたんですか?

ポンジさんパリでお世話になっていたホストファミリーの奥さんが、クレープ店をやっているマダムと仲良しだったんです。それで私を紹介していただいて、そのマダムのお店のクレピエからクレープ作りの基礎を教わりました。ちなみにそのマダムの「マリ」という名前を店名に使わせてもらったんです。

 

 

——本場で勉強したクレープをベースに「Crêperie Le Pont Marie」をオープンしたんですね。

ポンジさん:はい。物件を探しているとき、ここに出会ってひと目惚れしたんです。ちょうど空き物件になったタイミングだったので、隣の服屋さんをやっている大家さんに駆け込んで「ぜひこの場所でお店をやらせてほしい」とお願いしました。他にも借りたがっている人がいるということだったんですけど、私がこの店にかける思いを熱く語ったら、「Crêperie Le Pont Marie」をやらせてもらえることになったんです。実は大家さんもパリが好きな方だったので、意気投合したんですよね(笑)

 

本場の味や雰囲気にこだわった店作り。

——「Crêperie Le Pont Marie」はどんなことにこだわっていますか?

ポンジさん本場パリの味や雰囲気が楽しんでもらえるお店にしたいと思っています。クレープに使っている小麦粉はフランス産小麦で、配合にこだわったオリジナルクレープ粉になっています。フランス製の機械を使って作るので、より本場の味に近いクレープを楽しんでいただけると思います。食器やティーカップなどもフランス製を使っていて、お店の雰囲気もパリにたくさんある小さなカフェそのままなんですよ。

 

 

——クレープだけじゃなくお店の雰囲気も本場のものを味わえるんですね。ちなみに、おすすめのクレープがあったら教えてください。

ポンジさん定番は「バターシュクレ」です。フランスバターの王様といわれる高級「エシレバター」と砂糖で味付けしたシンプルなものなんですけど、フランス人は毎日食べているほど、お馴染みのクレープなんです。

 

 

——シンプルなだけに飽きなそうですね。

ポンジさん:そうなんですよ。あと「エシレバター」と朝日連峰のトチの花から取れるハチミツを使った「ミエルバター」もぜひ食べてみてほしいです。同じハチミツを使ったレモネードも人気があります。

 

 

——素材へのこだわりが半端ないですね。ポンジさんはお店をやっていて、どんなときに喜びを感じますか?

ポンジさんお客様がポンマリのクレープを喜んでくれて、食べる前に撮った写真をSNSで紹介してくれたりしていると、とても励みになりますね。あとは自分の好きなことを仕事にできていることに感謝したいと思います。Merci!

 

 

Crêperie Le Pont Marie

新潟市中央区古町通4番町632-1

025-201-6014

11:00-18:00(月曜は17:00まで)

火曜休

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