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子どもでも安心して食べられる素材を使った「エチヲカーシ」の焼き菓子。

建築家ユニット「エチヲアーキ」が、今年4月に新潟市から三条市へ事務所を移転しました。そのタイミングから、月に数回、建築士の渡邉晋太郎さんの奥さんである奏さんによる手作りの焼き菓子が、「エチヲカーシ」という名前で事務所の前で販売されるようになりました。今回は奏さんにお菓子の販売をはじめたきっかけや、好きなお菓子についていろいろお話を聞いてきました。

 

 

エチヲカーシ

渡邉 奏 Kanade Watanabe

1993年新潟市生まれ。高校卒業後、岐阜県の大学に進学し栄養士の資格を取得。大学卒業後は名古屋や新潟のカフェで働く。2022年4月に、旦那さんが所属する建築事務所「エチヲアーキ」が新潟市から三条市へ移転したタイミングで、「エチヲカーシ」としてお菓子の販売をはじめる。パン屋さん巡りが好き。

建築事務所「エチヲアーキ」の菓子部、「エチヲカーシ」。

――「エチヲカーシ」として、事務所の前でお菓子の販売をはじめたのはいつからですか?

奏さん:建築事務所を三条に引っ越したタイミングで販売会をはじめたので、今年の4月ですかね。はじめはオープンハウスの会場にお菓子を置くっていうかたちでやろうとしていたんですけど、オープンハウスの頻度が少ないので、自分で販売しはじめちゃいました(笑)

 

――そうだったんですね(笑)。「エチヲカーシ」っていう名前は奏さんが決めたんですか?

奏さん:かっこいい名前とか付けたかったんですけど、ぜんぜん思い浮かばなくって。「エチヲカーシ」なら「エチヲアーキ」のロゴをほぼそのまま使えるし。「エチヲアーキ」の「お菓子部門」みたいな感じでスタートしました。

 

お菓子作りを通じて感じた、今までにない達成感。

――奏さんは昔から料理やお菓子作りがお好きだったんでしょうか。

奏さん:もともと図工とか家庭科の授業が苦手だったんですよ。家庭科とか成績は「2」だったし(笑)。力加減が分からなくて卵を潰しちゃったり……。

 

――え、家庭科が苦手だったとは驚きです。

奏さん:高校2年生のときは、お味噌をお湯で溶いただけのお味噌汁しか作れませんでした。そのとき父親の転勤で家族は県外に引っ越して、私は新潟に残って祖父母と一緒に暮らしていたんですけど、あるとき祖父の具合が悪くなって、祖母も介護で付きっきりになってしまったんです。

 

――ふむふむ……。

奏さん:「じゃあ私が料理しよっか」ってはじめてみたら、「料理って私でもできるんだ!」って思って(笑)。それから料理が楽しくなりましたね。

 

――自己流で作っても意外とかたちになりますよね(笑)。高校卒業後はどんな進路へ?

奏さん:高校では音楽を勉強していたので、もともとは音大に行きたかったんです。でも私は4姉妹のいちばん上なので、「音大に行くのはちょっと……」ってなって。「栄養士の資格なら将来使えるな」と思って料理の道に進みました。

 

 

――じゃあ大学卒業後も調理に関わるお仕事を?

奏さん:岐阜の大学に通っていたので、卒業してからは名古屋の「Tully’s Coffee」でずっと働いていました。新潟に戻ってきて個人経営のカフェで働いていたときに、お菓子作りをはじめました。

 

――それが初めてのお菓子作りだったんですね。

奏さん:そのときに「私ってホイップ立てられるんだ」「お菓子、作れるんだ!」って思って、もりもり作るようになりました。お菓子は生地をオーブンに入れればかたちになるので、楽しくて。そこからいろいろ作るようになりました。

 

――それからどんなきっかけで、自分で作ったお菓子を販売しようと思ったんでしょうか。

奏さん:結婚した後しばらく主婦をしていたんですけど、ストレス発散でお菓子をめちゃくちゃ焼いていたんですね(笑)。それでいろいろ作るようになって、販売してみたいって思うようになりました。

 

子どもにも安心して食べさせられる、材料にこだわった焼き菓子。

――「エチヲカーシ」で販売しているお菓子は、焼き菓子がメインですか?

奏さん:そうですね。だけど私、結構飽き性なのでひとつのものを作り続けるのって飽きちゃうんです。だから毎月メニューを変えていて、そのとき作りたいものとか、そのとき自分が作ってみて美味しかったものだけを置いています。

 

――いろんな焼き菓子を作られていると思うんですけど、中でも奏さんのおすすめを教えてください。

奏さん:キャロットケーキですね。同じレシピで5年くらい作っていて、自分で食べても「これ好きだな~」って思う、ブレずに好きなお菓子ですね。あとは「塩ビスケット」もすごくおすすめです。卵とかバターは使わずに、国産小麦と塩こうじとかシンプルな材料で作ったものなんですけど、軽食にもおやつにもなりますよ。

 

 

――奏さん自身が好きなお菓子は……やっぱりキャロットケーキですか?

奏さん:そうですね。カフェでキャロットケーキがメニューにあると、やっぱり頼んじゃう。あとはスコーンが大好きです。12月の販売会で提供できるように、試作の日々です(笑)

 

――スコーン私も大好きです!サクサク系とかしっとり系とか、どういうスコーンが理想ですか?

奏さん:まわりがサクサクで中心部がしっとりしているのが好きですね。サクッ!ほろっ!みたいな(笑)

 

 

――奏さんの理想のスコーンが完成するのを楽しみにしています。お菓子作りでこだわっていることがあれば教えてください。

奏さん:子どもにもお菓子を作ってあげるんですけど、安心して食べさせられるように、材料にこだわるようになりましたね。白砂糖じゃなくてきび砂糖に変えたり、国産小麦を選んだり、なるべく身体にいいものを使うようにしています。いろんな材料を取り寄せてみて、「この小麦粉で作ると美味しいかな」とか考えながら調整しています。

 

――今後はどんなふうに活動を続けていきたいですか?

奏さん:今は月3、4回くらいしかオープンしていないんですけど、お客さんに「また来たい」って思ってもらえるようなお菓子を焼き続けていきたいですね。細く長く営業を続けていって、毎月出るメニューを楽しみに来てくださるお客さんが、ひとりでも増えてくれたらいいなって思っています。

 

 

 

エチヲカーシ

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