Things

海を眺めながらサウナが楽しめるキャンプ場「FREE ART FIELD 出雲崎」。

以前「Things」で紹介した、国上山にあるサブスクリプション型キャンプ場「FREE ART FIELD(フリーアートフィールド)」が、今度は出雲崎町の海沿いに登場しました。しかも海を見ながら楽しめるサウナも併設しているんです。オーナーの五十嵐さんと久々に再会して、キャンプ場やサウナについてお話を聞いてきました。

 

 

FREE ART FIELD 出雲崎

五十嵐 貴博 Takahiro Ikarashi

1978年長岡市生まれ。新潟工業高等学校の土木科を卒業後、23歳のときに整体院で働き始める。27歳で独立してリラクゼーションサロン「ゆいま〜る」を開業し3店舗まで拡大したものの、2018年にすべての店舗を譲渡して、サブスクリプション型キャンプ場「FREE ART FIELD」を国上山に立ち上げ、2022年には「FREE ART FIELD 出雲崎」をはじめる。

 

出雲崎の臨海学校がキャンプ場に変身?

——ごぶさたしております! 国上山のサブスクリプション型キャンプ場の取材ではお世話になりました。今回はサウナまで作っちゃったんですね。

五十嵐さん:その節はお世話になりました。こちらの「FREE ART FIELD 出雲崎」でもお世話になります。

 

——出雲崎でキャンプ場をはじめることになったのは、どうしてなんですか?

五十嵐さん:2年前、知り合いに「使われていない面白い建物があるから、それを利用して何かやってみたら?」と、この建物を紹介されたんです。

 

——ここはもともと何の建物だったんですか?

五十嵐さん:6〜7年前までは、群馬県富岡市の臨海学校として使われていた建物だったようです。高台になっていてオーシャンビューが望めるし、日本海に沈む夕日も眺めることができるので、ここでキャンプをしたら最高だろうなと思ったんです。

 

 

——それでキャンプ場を作ろうと思ったんですね。

五十嵐さん:そうなんです。キャンプサイトになっている敷地は、地面がぐちゃぐちゃになっている上、2mくらいの高さに伸びたカヤが生い茂っていたので、整地には時間がかかりましたね。カヤは根もがっちりと張るから抜くのも大変なんです。ユンボを使ってカヤを一掃して、盛土、採石をした上で、ローラーを使って転圧をかけたんです。

 

——想像した以上に色々やっていたんですね。

五十嵐さん:もう大変でした(笑)。でもそのおかげで、平らで水はけもよく、テントを固定するためのペグも刺さりやすいサイトになって、関東から来るお客様には特に喜ばれていますね。

 

 

——苦労した甲斐がありましたね(笑)。サイトは何区画あるんですか?

五十嵐さん:オートキャンプサイトが7区画、一番上にある「チャペルエリア」が3区画、1組限定の「三角エリア」が1区画で計11区画です。最初は全部、区画を決めていない「フリーサイト」だったんですけど、予約を受けたのにテントがサイトに入らなかったり、隣のテントとの距離がキツキツだったりするトラブルが起こりそうだったので、すべて仕切って区画サイトにしました。

 

——なるほど。キャンプ場をはじめてみて、反応はいかがですか?

五十嵐さん:ゴールデンウィークは埼玉、群馬、長野といった、海のない土地から来るお客様が多かったですね。ありがたいことに「海の日」を含む連休も全サイト埋まっている状態です。

 

——それはすごいですね。ところで「チャペルサイト」にあるモニュメントはなんですか?

五十嵐さん:あれは知り合いのウエディングプランナーの方に頼まれて、ウェディングや記念日のイベントができるようにアースバッグ工法で作ったモニュメントなんです。ふだんはキャンプ場やサウナのお客様が、記念写真を撮るフォトスポットになっています。ここでウェディングや銀婚式、金婚式をやってみたい方がいたら、お気軽にご連絡いただきたいです。

 

なぜキャンプ場にサウナがあるのか?

——今回はどうしてサウナを併設することになったんですか?

五十嵐さん:僕は「アースバッグ工法」を使って色々なものを作ってきたんですが、沖縄や北海道でサウナを作ったこともあったんです。全国では初めての試みだったので心配もあったんですが、作ってみたら「アースバッグ工法」がサウナとよく合うことがわかったんですよ。

 

——どんなふうに合うんですか?

五十嵐さん:「アースバッグ工法」というのは土を使って作っているので、蓄熱や放熱をしてくれるんですよ。例えるなら「岩盤浴」に近い原理ですね。

 

 

——へぇ〜、まさにぴったりな工法だったわけですね。ちなみに五十嵐さんは「サウナー」だったりするんですか?

五十嵐さん:僕はもともとサウナには興味がなくって……。というよりも、むしろ苦手だったんです(笑)。でも、サウナを作る際に正しい入り方を教わってから、すっかりハマってしまいました。だから、どうしてもここにサウナを作ってみたくって、キャンプ場よりも先にサウナを作ってしまったんです(笑)

 

 

——サウナの出来に対してはいかがですか?

五十嵐さん:今までは「プロトタイプ」として手探りでサウナを作ってきたんですけど、今回はその反省点を生かすことができたので、今までで一番自信のあるサウナができたんじゃないかと思っています。

 

——サウナを利用する上で、気をつけてほしいことってあるんでしょうか。

五十嵐さん:「サウナ」って聞くと「我慢大会」みたいに考える人が多いんですけど、決して我慢や無理をしたりせず、身体の負担にならないよう利用してほしいと思います。水分をしっかり補給して、アルコールを飲んだ後は入らないようにお願いします。

 

——「サウナー」もやって来たりするんですか?

五十嵐さん:「サウナー」はどこからでも駆けつけるんです(笑)。北は青森、南は沖縄から来てくれました。有名なユーチューバーまで来てくれたおかげで、とても知名度が広まりましたね。

 

——「サウナー」だけあって、熱意がすごいんですね(笑)

五十嵐さん:最近、402号線沿いにどんどんサウナができているので、サウナツアーも夢じゃないんですよ。そこで柏崎の「サウナ宝来洲(ホライズン)」さんを中心として「サどころ新潟project」を立ち上げたんです。新潟といえばお米やお酒のイメージが強かったんですけど、サウナでも新潟を盛り上げていこうというプロジェクトになっています。競争し合うんじゃなくて、お互いに手を取り合って新潟のサウナを盛り上げていきたいですね。

 

——国上山のキャンプ場みたいに、今後も設備が増えていったりするんでしょうか?

五十嵐さん:毎年どこかが変化しているような、進化していくキャンプ場を目指しています。これからも、大手キャンプ場がやらない面倒なことをコツコツと続けて、人と人とのコミュニティを作っていけたらと思っています。

 

 

 

FREE ART FIELD 出雲崎

出雲崎町久田160

11月末-3月休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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