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キラキラしたフルーツサンドがたくさん並ぶ「Fruits Waker」。

果物農家の息子が作る絶品サンド。ぜひ、ご賞味あれ。

新潟市中央区、ピアBandaiに店を構える「Fruits Waker(フルーツウェイカー)」は、佐渡の果物農家の息子である本間さんがはじめたフルーツサンドの専門店。ショーケースにズラリと並んでいるフルーツサンドたちは、果物の断面がとてもきれいで、しょっちゅうSNSを賑わせています。今回はお店をはじめたきっかけや、キラキラ輝くフルーツサンドの魅力を聞いてきました。

 

Fruits Waker

本間 純平 Junpei Honma

1986年佐渡市生まれ。飲食店での勤務や店舗プロデュースの経験を経て、2019年に「Fruits Waker」をオープン。佐渡市の品評会で1位を獲得した経験のある果物農家の次男坊。とっても気さくで楽しい人。

 

両親に届けたい。「美味しかった」のひとことを。

――まずは「Fruits Waker」をはじめるまでの経緯を教えてください。

本間さん:僕は佐渡で生まれ、高校時代を過ごしました。その後はいくつかの飲食店で働いて、それから新潟の大手飲食グループに就職しました。そこでは自分で考えた飲食店のマニュアルで成功して、店長からマネージャーまで昇進できました。というように、正直、順調な社会人生活を歩んできたんですよ。

 

――自分でマニュアルを作るなんてすごいですね。

本間さん:そうでしょ(笑)。それで考えたのが、それぞれの飲食店に合ったマニュアルを開発する会社の立ち上げです。自分が経験した成功を基にしたら、ニーズがあると思ったんです。

 

――それで独立されたんですね。実際、ニーズはどうでしたか?

本間さん:ところがまったく売れませんでした…。でも、ちょこちょこと仕事をこなしていくなか、ある飲食グループから依頼が舞い込んできたんです。なんと、店舗プロデュースをして欲しいと。その仕事をきちんとこなすことで実績ができて、それからは順調に進み始めたんですが…。ここで「Fruits Waker」をはじめるキッカケとなる出来事がありました。

 

 

――え? 出来事というと…?

本間さん:僕は三人兄弟の真ん中で、妹がいます。妹は病気で20歳までしか生きられないとお医者さんから宣告されていたんです。それでも彼女自身の頑張りもあって、21歳、22歳…と、どうにか生きていてくれたんですね。でも一昨年(2018年)に、28歳の若さで亡くなってしまって。とてもショックでした。でも僕以上に両親が落ち込んでしまって。「元気に生んであげられなくてごめんね」と泣く日々が続いていたんです。

 

――そんなことがあったんですね…。

本間さん:両親は佐渡でおけさ柿をメインとした果物農家をしています。この柿がとにかく美味しくて、佐渡で開催された品評会では1位を獲得したこともあるんですよ。SNS時代になって「これ美味しかったよ」といった発信が増えているのを感じて、「この『美味しかった』のひとことが両親にまで届けば、きっとふたりも元気になってくれる」と考えて、実家の果物を使った「Fruits Waker」を2019年にスタートしたんです。

 

罪悪感を満たすこと。これが最高のスパイスになる。

――それではお店について教えてください。「Fruits Waker」ではどんなフルーツサンドが食べられますか?

本間さん:「農家の息子がつくるフルーツサンドの店」をコンセプトにしているから、もちろんうちの実家から届く果物を使ったフルーツサンドが食べられます。あとは新潟の旬が味わえるように、越後姫などの新潟県産果物や、たっぷりの野菜を使ったサンドも。毎日7~8種類のサンドが楽しんでもらえます。

 

 

――そうなんですね。どのサンドも具材のボリュームがすごいですね。

本間さん:ダイエットブームの真逆をいくのが最先端だと思っているから、大きくて、分厚くて、とにかく食べたときの満足感を意識しています。上品に食べるのもいいけれど、口いっぱいにクリームと果物…これって幸せじゃないですか? 女性からすれば罪悪感があるかもしれないけど、その罪悪感も美味しさのスパイスになるんです。

 

 

――このフルーツサンドにかぶりつくのは、幸せの瞬間でしょうね。どのくらいのフルーツやクリームを使っているんですか?

本間さん:「Fruits Waker」で使用している果物や野菜は、どれも形が不揃いでB級品になったものばかり。でも、味や質はA級品。そんな材料だからこそ個体差を伝えたくて、イチゴの大きさからクリームの量まで、きっちり量っていません。明らかに量が違うことはないけれど「こっちの方がクリームが多そう」「このイチゴは大きいから食べてみたい」みたいに、同じフルーツサンドでも選ぶ楽しみを感じてもらいたいですね。

 

――なるほど。オープンするまでに試行錯誤したことはありますか?

本間さん:果物に対しては、農家さんが美味しく育ててくれているという絶大なる信用があります。でも、その美味しさを最大限に生かすためには、組み合わせるクリームの存在が重要です。試行錯誤を繰り返して、甘さの異なる2種類のクリームを開発しました。今ではフルーツの糖度によって使い分けています。

 

最後に質問。どうやって食べるのが正解?

――果物もクリームも、とにかくたっぷり詰まっていますけど、正直、食べにくいですよね? 美味しく食べる方法はありますか?

本間さん:まぁ、食べ方によっては具材がはみ出てきますからね(笑)。とりあえずアゴが外れるぐらい大きな口を開けて、勢いよくガブっと。口の周りについてしまうクリームなんて気にしちゃダメです。

 

――やっぱり、その方法が一番ですね(笑)

本間さん:はい。でも果汁の多い柑橘系は横から食べないと大変なことになるので、勢い任せは危険です。それと「Fruits Waker」のフルーツサンドは端っこまでフルーツが詰まっています。だからどこから食べても、始めから最後までずっと同じ美味しさ。細かいことは気にしないで、存分に罪悪感を味わってください(笑)

 

罪悪感を味わう、たっぷり果物&クリームのサンドたち。

 

オールスターサンド ¥500

 

越後姫 ¥700

 

おやさい ¥450

 

Fruits Waker

新潟県新潟市中央区万代島2-11 コンテナ4

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