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手作りにこだわった、かわいい雑貨のお店「giftlabo」。

今年の1月、南笹口にある「giftlabo(ギフトラボ)」という雑貨屋さんの古町店がオープンしました。華やかな色彩の食器やかわいいアクセサリーが並んでいて、見ているだけでわくわくしたり癒されたり……。雑貨のほとんどは職人や作家がひとつひとつ手作りしたもの。さて、こちらの「giftlabo」のオーナーはどんな方なのでしょうか? そして雑貨に対してどんなこだわりを持っているのでしょうか? 女性オーナーのはださんを取材してきました。

 

 

Hotstaff

はだ ゆうこ Yuko Hada

1963年静岡県生まれ。物心ついた頃から家族と新潟で暮らしはじめる。東京でキャラクターデザインの仕事を経験した後、1993年に独立して「Hotstaff」を立ち上げる。結婚を機に新潟に帰ってからもデザイン業を続け、2015年に「giftlabo」を南笹口にオープン。2021年には古町店をオープンする。

 

雑貨ショップのオーナーは、キャラクターデザイナー。

——女性が好きそうな、かわいい雑貨がたくさんありますねー。はださんも雑貨がお好きだったんですか?

はださん:はい。昔から雑貨とかキャラクターとか、かわいいものが好きだったんです。だから今はキャラクターデザインのお仕事をやりながら、雑貨ショップを経営しているんですよ。

 

——えっ? はださんって、キャラクターデザインの仕事もやっているんですか?

はださん:キャラクターデザインだけじゃなくて、イラストとかWEBデザインとか、いろいろなデザインのお仕事をやらせていただいてます。

 

 

——へ〜、ちなみにどんなキャラクターをデザインしてきたんですか?

はださん:具体的には申し上げられませんけど、テレビ局やファーストフードチェーン、リフォーム専門店のキャラクターが代表的なところでしょうか。

 

——じゃあ知らないうちに、はださんのデザインしたキャラクターを目にしているかもしれないんですね(笑)。 いつ頃からそのお仕事を?

はださん:最初は新潟でデザインの仕事をしていたんですが、どうしてもキャラクターデザインの仕事に関わりたかったので、親の反対を押し切って家出同然に上京したんです(笑)。東京のデザイン会社では、おもにベビー用品のキャラクターデザインを担当していました。

 

——ベビー用品って、かわいいキャラクターが多そうですもんね。その会社には長く勤めていたんですか?

はださん:9年くらいだったかな。もっと自分の可能性に挑戦したかったので、1993年に独立して「Hotstaff」を立ち上げたんです。結婚したのをきっかけに新潟に戻ってきてからも、キャラクターデザインの仕事は続けてきました。

 

デザイナーが雑貨ショップをはじめたわけ。

——デザインの仕事をしながら、雑貨屋さんをはじめたいきさつを教えてください。

はださん:あんまりポジティブな話じゃないんですけど……。主人が急に亡くなりまして、私も膠原病や緑内障を患ってデザインの仕事が前のようにできなくなったんです。おまけに鬱になってしまって……。それで、娘たちが独立したら私はきっと引きこもりになってしまうから、家の外に出なくちゃと思うようになったんです。ある日、南笹口にある空き店鋪をぼーっと眺めていたら、不動産屋さんから「そこ、ちょうど空いているんですよ」と声をかけられたんです。

 

——まさか、それで……。

はださん:はい。唐突にお店をはじめることにしたんです(笑)。私は考えてから行動するよりも、とりあえずやってみてから考えるタイプなんですよね。どうせお店をはじめるんだったら、自分の好きな「かわいいもの」をお客様と共有したいと思ったので、雑貨やハンドメイドのショップをオープンしたんです。

 

——でも経験がないのにお店をオープンするのって、大変だったんじゃないですか?

はださん:大変だったけど面白かったです(笑)。商売に関してはど素人ですから、最初に何を準備すればいいのかさえわからなかったんですけど、とりあえずトラブルを避けるために古物商の許可は取って、品物を仕入れるための問屋さんを探しました。それから、お店の内装やインテリアのほとんどは手作りしましたね。

 

——お店自体も手作りだったんですね(笑)。最初から輸入雑貨をメインにしていたんですか?

はださん:いいえ。最初は衣料品をメインにしていたんです。それから、お客様の声に応えて少しずつアイテムを取り揃えていきました。笹口店では多種多様な雑貨を扱っていましたが、こちらの古町店ではアイテムのジャンルを絞ったんです。

 

 

——古町店をはじめたのは、どうしてなんですか?

はださん:大手スーパーで開催されるイベント出店のお誘いがあったんですけど、うちの店は出店の条件を満たすことができなかったんです。そのときにお店の知名度不足を痛感したので、より多くの人に「giftlabo」を知ってほしいと思うようになったんですよ。そこで笹口店の販売スペースを縮小する代わりにイベントスペースを作って、ハンドメイドやワークショップのイベントを開催するようになったんです。そんなとき、この空き物件に出会いまして……。

 

——この場所は確かに人通りが多いですよね。でも家賃とか高そう……。

はださん:ところが運のいいことに「古町地区空き店鋪活用事業」に採択していただけることになったので、笹口の店舗と同じくらいの家賃で済んだんです。そこで今年の1月から古町店をオープンすることになりました。

 

手作りされた雑貨の魅力。

——「giftlabo」さんでは、どんな雑貨を取り扱っているんですか?

はださん:ポーランドやチェコといった東欧の雑貨をメインにお取り扱いしています。デザインが可愛い上に機能的な「ポーリッシュポタリー」のマグカップに出会ったことがきっかけで、東欧雑貨の魅力にハマってしまいました。

 

 

——「ポーリッシュポタリー」って?

はださん:ポーランド南西部のボレスワヴィエツ周辺で作られている陶器なんです。ひとつひとつが職人の手によって作られていて、スタンプや絵筆で着色された豊富な絵柄が魅力ですね。見た目だけじゃなくて、電子レンジやオーブン、食器洗浄機でも使える丈夫さも人気の理由です。手作りですから、すべてが一点ものなんですよ。

 

——見た目が明るくて華やかですね。こちらにあるアクセサリーもお洒落ですね。

はださん:それはチェコのヴィンテージものです。やはり職人が手作りしたガラスボタンやラインストーンカボションで、コレクターの方から直接分けていただいたものなんですよ。現在では作っている職人も4人くらいしか残っていないという、貴重な品物なんです。

 

 

——お話をお聞きしていると「手作り」にこだわっていらっしゃるんですね。

はださん:チェーン店をはじめとした大きな雑貨店もたくさんあるし、ネットショップでも雑貨を買うことができるじゃないですか。そういうところと同じものを売ってもしょうがないので、お店の個性を出したいと思ったんです。そこで、人の手が生み出した手作り雑貨に絞って扱うことにしました。手作り雑貨には作り手の思いだったり、温かみを感じられる魅力がありますよね。

 

——手作り雑貨って、ひとつひとつ微妙に違っているんですね。

はださん:そうなんですよ。機械で量産されているものじゃないから、でこぼこや小さい穴、絵柄のずれなんかもあって、それが手作りならではの味わいになっているんです。でも、なかにはそれが気になっちゃうお客様もいて、ときどきクレームをいただくこともあるんですよ。手作り品を理解した上でお買い求めいただけると嬉しいですね。

 

——手作り雑貨ならではのエピソードですね。最後に、今後はどんなふうにお店を続けていこうと思っていますか?

はださん:リモートでお店同士をつないで、笹口店とコラボしながらワークショップを開催したいと思っています。手作り雑貨を売るだけじゃなくて、手作りする楽しみ方も伝えていけたら素敵ですね。

 

 

 

giftlabo 古町店

新潟市中央区西堀通5番町858-2 ビエナハイツ1F

070-8996-1660

11:30-19:00

火水曜休

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