人気インフルエンサーがはじめた
新潟を紹介する店「岩室茶寮 さとり」

食べる

2026.03.28

text by Kazuaki Yamazaki

岩室温泉にオープンした「岩室茶寮(いわむろさりょう) さとり」は、新潟県産の食材や工芸品にこだわったお店です。オーナーは新潟の魅力を発信している人気インスタグラマーのスマミーさん。落ち着いた雰囲気のお店におじゃまして、いろいろとお話を聞いてきました。

Interview

スマミー

Smami(岩室茶寮 さとり)

2001年新潟市秋葉区生まれ。小学1年生からマジックをはじめ、マジシャンとして様々なステージに立つ。大学卒業後は総合WEBマーケティング企業や人材サービス企業のベンチャー部門で経験を積み、インスタグラマー「スマミー」として人気を博す。2026年3月に岩室温泉で「岩室茶寮さとり」をオープン。趣味はノープランで出かけるひとり旅で、お気に入りのタイには何度も訪れている。新潟市秋葉区PR大使。

テレビで見たマジシャンに憧れて、
小学生の頃からマジシャンとして活動

――インスタグラマーとして活躍される前は、マジシャンをやられていたとか……?

スマミーさん:「戌丸翠津郎(いぬまるみつろう)」という名でマジックをやっていました。マジックをはじめたのは小学1年生からです。当時、地元テレビ局の番組で紹介されていたマジシャンに憧れて、地元のおじいちゃんしかいないマジッククラブに入りました。福祉施設への慰問やステージイベントでマジックを披露していましたね。

 

――小学生のときにもうマジシャンとしてステージに立っていたわけですね。

スマミーさん:中学生の頃にようやく憧れていたマジシャンと出会って、同じステージに立つことができました。

 

――今でもマジシャンを続けているんですか?

スマミーさん:大学進学を機にマジシャンをやめようと思ったんですが、マジック界隈では「使える子」として一目置かれていたらしく、いろいろなマジシャンに誘われてアシスタントとして関わり続けているんですよ(笑)

 

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インスタグラムの動画投稿で、
甲高い声のしゃべりが人気を呼ぶ

――インスタグラマーとして活動するようになったいきさつを教えてください。

スマミーさん:新潟の美味しいグルメや工芸品を集めたセレクトショップに勤めていて、店内のカフェの責任者をやっていたんです。そこで新潟県内の生産者やメーカーと関わるうちに、新潟の魅力に気づかされることになりました。

 

――そのときからインスタグラムを?

スマミーさん:アカウントはありましたが、まだ新潟の紹介をしていたわけではなかったんです。地域力創造事業に取り組む会社で広報を担当することになってから、インスタグラムを使った新潟発信をはじめることになりました。

 

――ブレイクしたきっかけはあったんでしょうか?

スマミーさん:ある時期からインスタグラムへの投稿は動画が主流になっていったので、僕も動画投稿をはじめることにしたんです。でも僕は滑舌がよくないから、そのまましゃべっても面白くないんじゃないかと思って、印象を強くするため甲高い声でしゃべってみました。

 

――反応はいかがでした?

スマミーさん:それが斬新だったようで人気が出て、それまで千人もいなかったフォロワーが一気に増えていきました。いろいろな店や企業から声がかかるようになって、地元の秋葉区でPR大使に任命されるまでになったんです。

 

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人気インスタグラマーが
カフェをはじめた理由とは。

――人気インスタグラマーのスマミーさんが、カフェをはじめたことに驚きました。

スマミーさん:インスタグラムの閲覧数が伸びていたとしても、紹介している商品の売り上げは伸びているんだろうかと疑問を持つようになったんです。ずっとインスタグラムの画面と向き合っていることにも飽きてきたので、オンラインでやってきたことをオフラインでやってみようと思いました。

 

――つまり、インスタグラムで紹介していた新潟の魅力を、お店で食べたり使ったりしてもらいながら紹介しようということなんですね。

スマミーさん:そうなんです。だから、今までお世話になった生産者がつくった食材を使っています。特に厳選した有機栽培米を羽釜で炊いたお米は、つやつやした粒がしっかりと立って、おかずがなくても美味しく食べることができるほどなんです。

 

――ただでさえ美味しいお米を羽釜で炊いたご飯なんて、美味しいに決まっているじゃないですか(笑)

スマミーさん:食材だけじゃなく食器にもこだわって、新潟県産の製品を使っています。布が巻かれたお洒落なデザインの箸やスプーン、フォークは、燕市の老舗カトラリーメーカーの製品ですし、器は燕在住のアメリカ人陶芸作家の作品を使っているんです。

 

――外国の方とは思えないほど、和のセンスを感じる作品ですね。

スマミーさん:そうなんですよ。あと、今まで関わった方々からランチョンマットやグラスなどの製品をご提供いただきました。ありがたく使わせていただいています。

 

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日本茶を楽しめる珍しいカフェに
タイのお茶があるのはなぜ?

――こちらでは日本茶をメインに提供しているんですよね。

スマミーさん:コーヒーを楽しめるお店は多いので、日本茶を楽しめる店にしました。現在は北限の茶どころ・村上の緑茶や紅茶を提供していますが、今後も新潟県内のお茶を増やしていきたいと考えています。

 

――ちょっと変わった茶葉も見受けられますね。

スマミーさん:これはタイの奥地で手に入れたお茶なんですよ。テレビのバラエティ番組を真似て、ダーツの矢が刺さった場所へ旅行しようと世界地図に向かって投げたら、タイだったんです。僕は観光地ではない土地を巡ることが好きなので、何もないような地方を訪れることが多いんですよ。

 

――それでタイ産のお茶を?

スマミーさん:タイに行ったとき、現地で旅行会社をやっている日本人と知り合ったんです。その方の手配で、今年の4月にタイからのお客様を新潟へお招きすることになりました。今後はそういった交流を予定しているので、タイの文化に慣れてもらおうと提供しているんです。

 

――日本ではなかなか飲めないような、珍しいお茶なんですね。お店をはじめて間もないですけど、反響はいかがでしょう?

スマミーさん:温泉地にあることから、県外のお客様も多いですね。毎週のように来てくれる方もいれば、朝昼晩と1日に3回来てくれる方までいます。あとインスタグラムのフォロワーさんもいますね。ずっと顔出しせずにイラストのアイコンだけでやってきましたから、会いに来てくれる方も多いんですよ。

 

――これからの展開も楽しみにしています。

スマミーさん:ありがとうございます。まだスタートラインに立ったばかりなので、これから一歩ずつ進んでいけたらと思っています。PRすることが苦手な新潟の方々のお手伝いができるよう頑張ります。

 

岩室茶寮 さとり

新潟市西蒲区岩室温泉667-19

8:00-9:30(月金曜は午後のみ)/12:00-24:00(L.O 23:00)

火水木曜休

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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