愛犬と一緒にもっと楽しい時間を。「日本フリスビードッグ協会」
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2023.12.19
犬を飼っている方は多いと思いますが、皆さん、愛犬としっかりコミュニケーションをとることはできていますか? そのための遊びのひとつとしてオススメなのが「フリスビードッグ」です。今回は「日本フリスビードッグ協会」の事務局で、会長の山田さんからフリスビードッグや犬のしつけについてお話を聞くことができました。


日本フリスビードッグ協会
山田 仁 Hitoshi Yamada
1954年新潟市中央区生まれ。フィルムメーカーの営業や映像制作会社のプロデューサーを経験。1994年に「日本フリスビードッグ協会」を立ち上げ、フリスビードッグの普及に取り組んできた。犬の他には馬が好きで、競馬の株主だったこともある。
日本のフリスビードッグは新潟発祥だった?
——前から気になっていたんですけど、こちらはどんな施設なんですか?
山田さん:気になるよね(笑)。ここにはしつけ方教室、ペットホテル、トリミングサロンといった、愛犬向けのサービスをおこなう「DOG CABIN(ドッグキャビン)」や、「日本フリスビードッグ協会」の事務局があります。
——「日本フリスビードッグ協会」って何ですか?
山田さん:「フリスビードッグ」ってご存知ですか? 飼い主が投げるフリスビーディスクを愛犬がキャッチしてくる遊びなんですけど、それが競技として日本で普及することを目的に活動している団体なんです。日本のフリスビードッグが新潟発祥ということは、あんまり知られていないんですよ(笑)
——それは知りませんでした! 「日本フリスビードッグ協会」ではどんな活動をしているんでしょうか?
山田さん:日本各地で競技会を開催しながら、フリスビードッグの普及活動をおこなっています。年間200日はどこかで大会を開催しているんですよ。

——そんなに開催されているんですか。どんなふうに競う大会なんでしょう?
山田さん:競技会には、決められた時間内に犬がフリスビーをどんな状態で何回キャッチできるか競う「ディスタンス」、90秒間の音楽に合わせて自由演技を競う「フリーフライト」、投げ出した地点からキャッチした地点までの距離を競う「ロングディスタンス」があります。
——へぇ〜、どんなオーナーや飼い犬でも参加できるんでしょうか?
山田さん:小型犬チーム、7歳以上のシニア犬チーム、レディースオーナーチームなどに分かれているので、いろんなハンディを気にせずに競うことができます。

日本でフリスビードッグを普及させるため奮闘する。
——山田さんが「日本フリスビードッグ協会」を立ち上げたいきさつを教えてください。
山田さん:当時は新潟市内の映像制作会社で、プロデューサーとして働いていたんですよ。私は犬が好きでショー・ドッグを飼っていたので、その頃にショー・ドッグの通販用ビデオも制作していたんです。
——「ショー・ドッグの通販用ビデオ」というのは?
山田さん:ドッグショーで入賞するのはどんな犬なのかを学ぶためのビデオです。それがソニーエンターテイメントの目に留まって、フリスビードッグの通販用ビデオを制作してほしいという話になったんです。いろいろ見たなかで、私が制作に関わったものがいちばん綺麗に犬が撮れていたということでした。
——当時、フリスビードッグは日本でも流行っていたんですか?
山田さん:アメリカならともかく、日本ではまだフリスビードッグをやっている人なんて少なかったんですよ。だからそんなビデオを作ってみても、日本では需要がないんじゃないかなと思いましたね。そこで、まずはフリスビードッグを日本に普及させる必要があると考えて、「日本フリスビードッグ協会」を立ち上げたんです。

——協会設立にはそんな背景があったんですね。どのように普及活動を?
山田さん:当時の日本にはフリスビードッグができる人がほとんどいなかったので、アメリカからワールドチャンピオンを招いて、日本各地でデモンストレーションをしたり教室を開いたりして、普及活動を展開していきました。フリスビードッグの大会も全国で開催することで、テレビなどでも紹介されるようになって、人気に火がついていったんです。
——そうした活動のなかで印象に残っていることはありますか?
山田さん:プロ野球オールスター戦のハーフタイムで、フリスビードッグの演技を10分間やらせていただきました。そのときフリスビードッグを見ていた東尾監督が「うちのチームにもこんな外野手がいたら、守りも万全なんだけどな〜」と犬の運動能力の高さに感心していたそうです(笑)。その様子は全国ネットでテレビ中継されたので、ふたたびフリスビードッグの人気に火がつくこととなって、その後10年くらいは協会や大会へのスポンサー、協賛が絶えることはなかったですね。

愛犬を最後まで大切に飼ってほしい。
——フリスビードッグに向いている犬種ってあるんですか? やっぱり大きい犬の方が向いているとか。
山田さん:犬種というよりも性格ですね。運動能力も必要だとは思うけど、「持来欲(じらいよく)」はもっと必要だと思います。
——「持来欲」って何ですか?
山田さん:犬が物を咥えて持って来る欲のことをいいます。本来は犬には必ず備わっている能力なんだけど、現代では犬の2〜3割が「持来欲」を失っているんです。
——なるほど。その他にも、フリスビードッグに向いている犬の特徴があったら教えてください。
山田さん:好奇心旺盛な子や環境適応能力の高い子、人見知りせずに誰とでも動ける子は教えやすいですね。あと、やんちゃな子ほど覚えが早いです。人間と同じで、気が強い子は負けず嫌いだから一生懸命覚えるんですよ。
——そういうところは人間と同じなんですね。自宅でもトレーニングできるんでしょうか。
山田さん:車一台分の駐車スペースがあれば充分トレーニングできますよ。フリスビードッグはもともと飼い犬との遊びですから、遊ぶ楽しさを教えてあげることが上達するいちばんのコツだと思います。

——飼い主と愛犬のコミュニケーションが大切なんですね。
山田さん:私が「日本フリスビードッグ協会」を立ち上げた真の目的は、犬を大切にして最後まで面倒を見てあげてほしいからなんです。当時はブームに乗って犬を飼いはじめて、ブームが終われば犬を捨てるような人も多かった。でも、愛犬とフリスビードッグを通じて一緒に楽しむことができたり、コミュニケーションを取ることができたりすれば、犬を捨てるような人がいなくなるんじゃないかと思ったんです。
——それでこの「DOG CABIN」もはじめたんですか。
山田さん:そうなんです。ペットホテルやトリミングサロン、犬のしつけ方教室といったサービスを通して、少しでも愛犬を大切に飼っていただくお手伝いができればと思っています。

日本フリスビードッグ協会
新潟市中央区上所中2-1-6
025-280-1256
9:00-17:15
土日曜祝日休
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