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韓国食材専門店「韓屋」の、自宅で味わえる本格キムチ。

新潟市中央区にある「キムチ工房 韓屋(かんや)」は、韓国食材とお手製のキムチなどを販売している韓国食材専門店。自宅でキムチを漬けるための各種調味料や、ここででしか買えない珍しい輸入食品が揃っているのが人気の理由です。今回は店主の松島さんに、韓国食材についていろいろとお話をうかがってきました。

 

キムチ工房 韓屋

松島 明淑 Meishuku Mastushima

1975年福島県会津若松市生まれ。実家が韓国食品の販売会社を経営していることもあり、幼い頃からキムチ作りに慣れ親しむ。東日本大震災の後、新潟へ移住。2012年に「キムチ工房 韓屋」をスタート。美味しい物を食べることが大好き。韓国の人気バラエティ「3食ごはん」にハマり中。

 

働き者の店主が作るキムチは、1日15キロ!

——まずはどんなお店か教えてください。

松島さん:韓国食材の専門店なんだけど、私が店の奥で仕込んでる特製キムチやナムル、チヂミの販売もしているの。素材そのものの味も大事なポイントになるから使う食材にはこだわっているわ。

 

——キムチがたくさん並んでいますね。白菜、大根、きゅうり、タコ……たくさん種類があって美味しそう!

松島さん:白菜キムチが一番人気。でも、冬の大根は美味しいから大根キムチもおすすめよ。今の時期は、凍み大根を使っているから、甘くて歯ごたえがいいの。新潟は白菜と大根の生産量が多いんだけど、あまり消費できないじゃない。だから、キムチにしていただくのもいいわよね。

 

 

——キムチの他に人気がある商品はなんですか?

松島さん:ヤンニョンケジャン(ワタリガニの辛みそ漬け)は、毎回予約だけで完売して、ほとんど店頭には並ばないくらい人気があるわね。

 

——もし店頭でヤンニョンケジャンを見つけたらラッキーってことですね!いろんなお手製の商品がありますが、毎日どれくらいの量を仕込んでいるんですか?

松島さん:白菜キムチだけでも一日15キロ。営業の合間に作業するから、お客さんがたくさん来てくれる日は閉店してから仕込むこともあるわね。忙しいときは主人に手伝いを頼むこともあるけど、今のところは「人の3倍働けばいいや」って思って自分で仕込んでいるの。

 

お客さんの「おいしいキムチができた」の報告がご馳走。キムチ作りを全力サポート。

——キムチを作るための材料もたくさん売っていますね。自宅で作るのって難しそうに思うんですけど、初心者でも作れますか?

松島さん:できるわよ〜。一番簡単なのは、白菜を切って混ぜるだけで本格キムチができる素を使うやり方よ。あと、白菜を塩漬けする手間はかかるけど、私が作ってるキムチの素もよく売れるわね。自分でイチから作りたい人には、材料を好きに調合できるように、うまみの素になる韓国唐辛子、アミの塩辛、イワシの魚醤など必要な材料は全部揃えてあるわ。

 

 

——それにしても、いろんな種類の材料が揃ってるんですね。

松島さん:今はステイホームで家にいる時間が長いじゃない。蕎麦やパン作りに挑戦するみたいな感覚で、キムチ作りを始める人も増えてるの。それから最近は、韓国のバラエティ番組を観て「韓国料理を作ってみたい」と思う人が増えているみたいで嬉しいのよ。私ね、もっと自宅でキムチや韓国料理を作ってもらいたいの。だから作り方のアドバイスをするし、必要なものは全部揃えてあげたいのよ。

 

 

——プロからアドバイスがもらえるなんて、頼もしいですね!

松島さん:うちは量販店じゃないから価格は安くできないけど、サービス満点でいたいの。だから、私のノウハウは惜しみなく教えるわ。お客さんが「美味しくできました」って、自家製キムチを差し入れしてくれるときなんか、とっても嬉しいの。

 

——手作り差し入れがあるなんて、アットホームなお店なんですね。どんなお客さんが多いんですか?

松島さん:ここまでの品揃えの韓国食材専門店は新潟市内には他にないみたいで、わざわざネットで調べて来てくれるお客さんも多いの。コロナ禍になる前は、農産物直売所のイベントでキムチ作りを教えることもあったから、そこで出会った生徒さんが広めてくれたりするのよね。

 

——じわじわとクチコミで評判のお店になったんですね。

松島さん:年間100人くらいの生徒さんを教えてきた甲斐があったわよね。その場限りじゃなくて、お店で再会できるんだから幸せな商売だわ。

 

震災後に福島から新潟へ。人情と愛嬌で評判のお店に。

——そもそも、新潟でお店を始めたきっかけは何だったんですか?

松島さん:私の実家は福島で韓国食材の販売業をしているから、商売に慣れ親しんでいたのね。子育て中に実家の手伝いをしていたんだけど、やっぱり「お客さんとつながれる仕事って楽しい」って感じたのよね。他の会社でお勤めしたこともあるんだけど、自由人の私は窮屈に感じてしまって(笑)。自分で商売をやる方が性に合っていると思って、子育てがひと段落した頃から「韓屋」を始めたの。

 

——そうだったんですね。でも、イチから商売を始めるなんて一大決心じゃないですか?

松島さん:商売人の家に生まれたから、自営業に対してあまり抵抗がないのかもしれないわね。家族も「韓屋」をはじめることにはあまり驚いていなかったもの。2012年に開業してもうすぐ10年経つけど、最初の数年で終わらせる気はまったくなかったわね。

 

 

——10年近くお店を続けるってすごいことですよね。

松島さん:オープンしたばかりでまだあまり知られていなかった頃に、新発田市のレンタルスペースで5年ぐらい料理教室をさせてもらったことがあったの。そこで出会った生徒さんがお店に来てくれたときは嬉しかったな。

 

——やっぱり松島さんの人柄があって「韓屋」のファンが増えるんでしょうね。

松島さん:小さくて目立たないお店だからこそ、来てくれたお客さんとのつながりを大切にしたいと思ってるの。だから美味しい自家製のキムチだけじゃなくて、韓国のインスタントラーメンだとか流行っている食材も用意しているの。キムチ作りに興味がなくても、気軽に来て欲しいわね。

 

 

弁天通りを車で走っていると、目に入って来る赤い「韓屋」の看板。お店の中では、美味しいキムチと珍しい韓国食材、そして元気で明るい店主の松島さんが待っています。ちなみに毎月1日は「キムチの日」だとか。対象商品は2割引きなんだそうです。夕飯のおかずにもう1品、キムチを追加してもいいですね。

 

 

 

キムチ工房 韓屋

新潟県新潟市中央区南長潟8-7 古木ビル1階

TEL:025-385-6818

営業時間:10:00〜18:30

定休日:毎週水曜日

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