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釜炊きご飯と誰もが美味しく食べられる料理、三条の「キママニ食堂」。

三条市にある「キママニ食堂」は、ご夫婦が経営する、定食をメインにした飲食店です。その名の通り、誰でも「気ままに」お食事を楽しむことができます。今回は斉藤さんご夫婦にお料理や接客についてのこだわりを聞いてきました。

 

 

キママニ食堂

斉藤 秀和 Hidekazu Saito

1976年三条市生まれ。調理師専門学校卒業後、「柏崎トルコ文化村」をはじめ、ダイニングバー、レストランなどで経験を重ね、2015年に「キママニ食堂」をオープン。趣味はロードバイク、写真撮影、ウクレレと幅広い。

 

キママニ食堂

斉藤 亜津子 Atsuko Saito

1976年新潟市西区生まれ。簿記の専門学校を卒業し、「柏崎トルコ文化村」で経理やホールスタッフとして勤務。その後はアパレルショップやレストラン、雑貨店、ベーカリーで接客の経験を積み、2015年に「キママニ食堂」をオープン。趣味はランニングはじめ身体を動かすこと。

 

特別な記念日のデートより、毎日のランチに向いている店。

——おふたりはどこで出会ったんですか?

秀和さん:1996年にオープンした「柏崎トルコ文化村」っていうテーマパークで、調理の仕事をしているときに彼女と知り合ったんです。

 

——おおっ、「柏崎トルコ文化村」懐かしい! 珍しい場所で出会ったんですね(笑)。秀和さんはどうして料理の仕事を?

秀和さん:僕が高校生のとき「料理の鉄人」っていう、料理バラエティー番組がテレビ放送されていたんです。「鉄人」と呼ばれるレギュラー出演者と挑戦者が料理対決する番組で、僕はその挑戦者になりたくて料理の道に進みました。結局夢は叶わなかったんですけどね(笑)

 

 

——あの番組に影響を受けて料理人になった人はたくさんいますよね(笑)。亜津子さんは「柏崎トルコ文化村」でどんな仕事をされていたんですか?

亜津子さん:私は経理や接客サービスを担当していました。

 

——その頃から接客をされていたんですね。でも「柏崎トルコ文化村」はおふたりが出会った後、休業を迎えてしまったんじゃ……。

秀和さん:そうなんです。その後、僕は当時流行りはじめていたダイニングバーで働いていてんですけど、結婚を機に家庭のことを考えてレストランに転職をしました。そのレストランで店長を任されるようになった頃に、自分のお店を持ちたいと思うようになったんです。そこで和食レストランで飲食店経営について勉強をして、2015年に「キママニ食堂」をオープンしました。

 

亜津子さん:私は出産のときに専業主婦をしていた期間を除いて、アパレルやレストラン、雑貨店、ベーカリーで接客業を続けてきました。夫と一緒にはじめた「キママニ食堂」でも接客を担当しています。

 

——「キママニ食堂」をオープンするにあたって苦労はありましたか?

秀和さん:実はJR燕三条駅周辺でお店をオープンしようと思っていたんです。でもお世話になった不動産屋さんから「最初は知り合いの多い地元でオープンしてお店の基盤を固めた方がいい」とアドバイスをいただいて、現在の場所でオープンすることになりました。ただ、ここは金融関係の会社が集まっている建物だったので、知り合いからは「あんなところで飲食店をはじめるの?」なんて驚かれましたね(笑)

 

——「キママニ食堂」っていう店名には、どんな意味が込められているんですか?

亜津子さん:そのまんまなんですけど、気ままに、気軽に立ち寄ってほしいっていう意味です。

 

秀和さん:非日常ではなくて日常使いのお店なんですよ。だから特別な記念日のデートよりは、毎日ランチに来てもらうのに向いているお店だと思います。

 

こだわりの釜炊きご飯に合わせたメニュー。

——「キママニ食堂」では、どんなお料理を味わうことができるんでしょうか。

秀和さん:奥さんの実家は西山でコシヒカリを作っているんですけど、これがとても美味しいんです。そのコシヒカリをより美味しく召し上がっていただきたくって、釜を使ってお米を炊き上げています。

 

——釜炊きは手間がかかりそうですね。

秀和さん:4升釜を使っているんですけど、1升ずつしか炊かないようにしているんです。余裕を持たせて炊くことでお米が潰れず、ひと粒ひと粒が美味しく炊き上がるんですよ。

 

 

——ご飯にはとてもこだわっているんですね。お料理のこだわりも聞かせてください。

秀和さん:釜炊きしたご飯に合わせたメニューになっています。常連のお客様を飽きさせないように毎週内容が変わる「キママニ定食」は、夏はスタミナ料理、冬はあったかい鍋物といった具合に、旬の食材を使って季節ごとの調理法で作っていて好評ですね。あと偏った料理にならないよう気をつけています。辛過ぎたりクセが強すぎたりせず、誰でも美味しく食べられる料理を提供するようにしているんですよ。

 

 

——突出した料理というよりも、誰もが安心して食べられる料理なんですね。

秀和さん:そういうことです。あと定食についているお惣菜はおかわりしていただけます。以前はお惣菜バイキングをご用意していたんですけど、コロナ禍以降はおかわりのお惣菜を持ってお席を回るスタイルに切り替えました。

 

亜津子さん:お惣菜バイキングをやっていた頃は、ゆで卵を10個も食べたお客様もいらっしゃったんですよ(笑)

 

——それは食べ過ぎですよね(笑)

秀和さん:さすがに今はご遠慮いただいています(笑)。それから、平成30年から三条市が推進している「スマートミール」事業に参加して「健康的な食事・食環境」のお店に認証されているんですよ。そのためか健康志向のお客様も多いですね。

 

料理以上に大切にしているのは、接客。

——料理以外にも心がけていることってありますか?

秀和さん:最近はタッチパネルや配膳ロボットを導入する飲食店が増えて、接客の簡素化が進められていますよね。でもうちの場合は、奥さんが気の利いた接客をしてくれているところに、このお店の本質があるように思います。接客は料理以上に大切なことなんじゃないでしょうか。

 

——それについて、亜津子さんはどう思いますか?

亜津子さん:「このお店に来てよかった」と思ってもらえるような接客を心がけていますね。元気がなかったお客様が「キママニ食堂」に来たことで元気になってくれたら嬉しいです。そのためにも余裕のあるときはお会計時にちょっとした会話をして、コミュニケーションを取るようにしています。

 

 

——今後やってみたいことってあるんでしょうか?

亜津子さん:お客様から「痩せたい」というご相談をいただくことが多いので、ダイエットメニューにも挑戦してみたいですね。さらには以前やっていた「気ままにナイトラン」というイベントも復活させたいです。集合した参加者でランニングをして、その後にみんなでお食事をするんです。

 

——まさに健康志向なお店って感じですね。秀和さんはいかがですか?

秀和さん:「やってみたいこと」っていうよりも、アルコールドリンクやおつまみメニューも充実しているので、お酒も楽しみに来てもらいたいですね。

 

——あれ……? 健康志向なお店だったのでは?(笑)

亜津子さん:まあ、お酒は心の栄養ですからね(笑)

 

 

 

キママニ食堂

三条市林町2-15-16

0256-46-8298

11:00-15:00/17:00-21:00

月曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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