産直に劇場、巨大遊具もある五泉市のランドマーク「ラポルテ五泉」。
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2023.12.03
2021年にオープンした「ラポルテ五泉」。産直品やお土産を買うことができるだけじゃなく、お子さんの遊び場や多目的ホールも充実している複合施設です。今回は副館長の多田さんと産直エリアの責任者である川俣さんに「ラポルテ五泉」がどんなかたちで地域と関わっているのか、いろいろとお話を聞いてきました。

ラポルテ五泉
多田 洋一郎 Yoichiro Tada
1991年東京都生まれ。大学卒業後に施設運営などを行う「Fun Space株式会社」に入社。岩手県滝沢市にある交流拠点複合施設「ビッグルーフ滝沢」の運営に関わり、2021年から「ラポルテ五泉」を担当。酷暑と熊出没の影響で今年は趣味の山登りを断念。

ラポルテ五泉
川俣 美和子 Miwako Kawamata
1974年五泉市生まれ。小中高と静岡県で育ち、五泉市のニット製造会社に就職。新潟市内の家具メーカーに転職し10年間勤務したのち、五泉市でアジアン雑貨店を営む。2021年から「Fun Space株式会社」の一員となり、「ラポルテ五泉」の物販産直責任者を務める。ガチャガチャした派手な雑貨を集めるのが好き。

交流を生む、文化振興を図ることが目的の情報発信基地。
——もうすでにご存知の方も多いと思いますが、改めて「ラポルテ五泉」がどんな施設なのか教えてください。
多田さん:五泉市の更なる発展を目的に建てられた施設で、正式名称は「五泉市交流拠点複合施設」、愛称は「 ラポルテ五泉」です。交流を生む、つなぐ、文化振興を図ることを目的としています。なので、劇場やちょっとした集まりで使えるスペースなど、多目的ホールも充実しているんですよ。この近隣にはないお子さんの遊び場を設けているところも魅力のひとつだと思っています。
——こういうホールは、これまで五泉市に他にあったんでしょうか?
多田さん:体育館や総合会館はあるんですけど、ここまでしっかりとしたホールはなかったようです。今まで地元の方がピアノ教室や演劇の発表会などをするときは新潟市のホールを利用されていましたけど、ここができたことでそういった皆さんにも使っていただけるようになりました。

——これだけのスペースがあるということは、イベントの企画もされるんですか?
多田さん:独自の催しを開催することも求められているので、月に1度はイベントを主催しています。今月はクリスマス会を実施しますよ。ホールに限らず、ガレリアスペースなども活用して、いろいろ実施しています。
川俣さん:ハロウィンのときにはスタッフ一同、仮装してキャンディを配りました。それはイベントというよりみんなで楽しもう、子どもたちに喜んでもらおうって思いでしたね。
——すごく楽しそうな職場ですね(笑)。「ラポルテ五泉」ができてから、五泉市に足を運ぶ方は増えているんじゃないですか?
多田さん:間違いなくそうだと思います。五泉市の田邊市長にも「ランドマーク」と位置付けていただいていますし、ここを拠点に市内の他のスポットにも足を運んでもらえていると思います。用意している市内の飲食店マップはすぐになくなってしまうんですよ。情報発信基地として役立っていると感じています。

「つなぐ」を叶えた見事な事例、「ごせんコロッケ」。
——「交流拠点」として、どんな成果を感じていらっしゃいますか?
多田さん:劇場型の多目的ホールを平らにしてフリーマーケットを開催したんですが、そこへ出店してくださった方同士、その後に別のイベントに一緒に出店したという話を聞きました。それもひとつの交流ですよね。
川俣さん:広場にはキッチンカーに来ていただいているんですけど、最初は出店数が少なかったんです。でも他の場所で「ラポルテがなかなか良かったよ」って評判だったみたいで、だんだんと出店数が増えてきて。8月の「五泉ひゃんで花火大会」の日には、20台以上のキッチンカーに集まってもらいました。屋台がたくさんあるお祭りみたいで、すごく盛り上がったんですよ。芝生のところから花火が見えたので、大勢の方がそこで「ひゃんで花火」を楽しんでいて。皆さんが喜んでくださっているって実感しました。
——では「つなぐ」という面では?
川俣さん:里芋は出荷基準に満たない規格外の部分(親芋や子芋と呼ばれる部分)も多く、捨てる量が多いと農家さんからお聞きしました。そこで思いついたのが、里芋コロッケです。「ごせんコロッケ」と名付けて「ラポルテ」で販売していますし、給食でも使っていただきました。生産工場や企業さん、町のお店やさんにも協力してもらって、作るところからPRまでできたんですよね。相談されるってすごくありがたいなと思いました。
多田さん:活動している中で、地元の皆さんとさまざまな交流があります。そこでこの課題をこの人と結びつけたらどうだろうというふうに、点と点をつなげられたいい例が「ごせんコロッケ」でしたね。

——まさに地域のための拠点ですね。ちょっと話題を変えて、産直スペースについても教えてください。
川俣さん:五泉産のお野菜を販売しています。農作物の旬を知ってもらいたいので、その季節に美味しい野菜を取り扱うようにしているんです。今は里芋の旬ですけど、里芋は2月、3月で出荷が終わってしまいます。一年中里芋があると思われているかもしれませんが、そうではないんですね。揃えるお野菜で、そういうことも伝えたいなと思っています。

——そんな裏テーマがあったんですね。
川俣さん:市役所の生涯学習課がこの施設を担当してくださっています。なので、教育に関わるメッセージも伝えたいと思っていて。「人生を楽しむなら健康って大事だよね」ってことをポップに表記しているんですよ。
多田さん:私たちが所属している「Fun Space株式会社」は全国で施設運営をしているので、県外の売れ筋商品もいろいろと揃えています。コロナ禍で出かけられない時期が続いたので、そういうもので喜んでもらおうと思いまして。
——キッズルームも充実しているそうですね。
多田さん:大型の木製すべり台も自慢の遊び場ですが、なんといっても天井近くの窓まで続くネット遊具は他にはない大きさだと思います。週末はすごく混み合うので、入場制限をしている日もあるくらいです。
——あのネット遊具は、お子さんにはたまらないでしょうね。ところで多田さんは全国各地でお仕事されてきたと思います。新潟の印象をお聞きしたいのですが。
多田さん:いちばん印象深いのは「人」ですね。すごくあったかい。優しくて穏やかな方が多いですよね。地元の農家さんや業者さんがとても協力的なおかげで今があるって思いますね。それと「やっぱり米どころなんだな」って驚きました。地平線の先まで田んぼじゃないですか。だからお米作りが盛んで、美味しくて。豊かな土地ですよね。五泉でいうと水がきれいなところは外せないポイントですね。

五泉の魅力を全力で発信し続ける。
——五泉にはニットやシルクといった地場産業がありますよね。どのように関わっているんでしょう?
多田さん:それぞれの売り場がありますし、施設内の装飾には五泉ニットと五泉シルクを使っています。エントランスのタペストリーや椅子の背もたれ、のれんなどに五泉らしさが散りばめられていますので、そういったところも気にかけていただけると嬉しいです。
川俣さん:「五泉ニット工業協同組合」さん主催の「五泉ニットフェス」は、「ラポルテ」を会場にしてくださったんですよね。五泉を盛り上げよう、ニットに触れてもらおうって気持ちは同じだし、「一緒になる」って感じがすごくしたイベントでした。


——さてこれからはどんな取り組みをしたいと思っていますか?
多田さん:幅広い世代の方を飽きさせないように、見せ方だったりイベントだったり、どんどん工夫して仕掛けていきたいと思います。たくさんの方にお越しいただいていますが、そうはいってもまだご利用いただいていない方もいらっしゃるので、アピール下手にならないようにしっかりと魅力と伝えなきゃと思っています。
——頼もしい言葉!
多田さん:当初フォロワー数5,000人を目標にしたInstagramは、おかげさまでそれ以上の方に注目していただいています。毎日投稿していて、特に力を入れているSNSなので、ぜひチェックしていただきたいです。
——川俣さんはどうでしょう?
川俣さん:ここから飛び出して、五泉の産直野菜をPRしたいと思っています。「出張ラポルテ」として本町通やアルビレックスさんのイベントに参加したんですけど、まだまだ五泉を知らない方もいらっしゃるなと感じて。待っているだけじゃなくて、どんどん出向く。「五泉に遊びにおいで〜」って活動をやってみようかなと思っています。

五泉市交流拠点複合施設 ラポルテ五泉
五泉市赤海863
0250-41-1612
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