つけ麺推しの「猫満」に、つけ麺の魅力とおすすめの食べ方を聞いてきた。

あなたはラーメン派?つけ麺派?

みなさんはラーメン派でしょうか?それとも、つけ麺派でしょうか? どちらも好きって人もたくさんいると思いますが、今日はつけ麺のお話。冷水で締めた麺を温かいスープにつけて食べるつけ麺は、多くのファンがいるラーメン店の人気メニューです。新潟市東区の赤道沿いにある「猫満」というラーメン店では、つけ麺を前面に出したメニュー展開をしています。オーナーの桒野さんに、つけ麺の魅力を聞いてきました。

 

猫満

桒野 誠 Makoto Kuwano

1981年新潟市江南区生まれ。猫満代表。新潟市内の出版社で営業職を経験したのち、ラーメン店で7年ほど修行。2017年に「猫満」をオープンする。趣味はラーメンを食べること。「機動戦士ガンダム」や「ゾイド」などSFメカものも好きで、話し出すと止まらなくなってしまう。

 

新潟ではつけ麺を食べたことのない人が意外と多い?

——「猫満」さんではメニューのほとんどがつけ麺になっていますが、つけ麺推しのお店なんでしょうか?

桒野さん:はい、つけ麺に力を入れています。他店との差別化を考えて、つけ麺に特化したお店で行こうと思ったんです。私が元々つけ麺好きだったこともありますし、前に勤めていた店もつけ麺の人気店だったので、自然とつけ麺を選んでました。新潟の人って、まだまだつけ麺に馴染みのない人も多くて、「食べたことがない」って言う人が意外と多いんです。そんな人たちにつけ麺のおいしさを知ってほしいという気持ちもありましたね。

 

——いろいろなつけ麺がありますが、人気のメニューというと…。

桒野さん:まずは看板メニュー「猫つけめん」ですね。あっさり食べることができて年代問わず人気があります。次は「マーボーつけめん」、「濃厚味噌つけめん」、「背脂こってりつけめん」のどれか。その日の気温などによって人気のあるものが変わるんです。「マーボーつけめん」や「背脂こってりつけめん」は汁なしまぜそばでもいいんでしょうけど、つけ麺推しの「猫満」としては、つけ麺スタイルで提供しています。

 

——つけ麺推しの店をオープンしたいきさつを教えてください。

桒野さん:もともとラーメンが大好きで、出版社で営業をやっていたときもお客さんにはラーメン店が多く、ラーメンイベントの担当もしてたんです。そうしているうちに、自分でもラーメン店をやってみたいと思うようになってきて。28歳のときに出版社を辞めてラーメン店で修行を始めました。まったく下地がなかったのでラーメン修行は大変でしたね。7年くらいラーメン店で修行をして、2017年に「猫満」をオープンしました。

 

猫舌でも一気に食べられるのがつけ麺の魅力。

——つけ麺の魅力って、どんなところでしょうか?

桒野さん:うーん…。猫舌の人でも楽しめるところ(笑)。ふつうのラーメンってスープの温度が高いから、いちばんおいしいでき立ての状態で、がーっと食べることができないんですね。その点、つけ麺はラーメンよりスープの温度が低めなので、最初から最後まで一気に食べることができるんです。

 

——お腹が減っていて早く食べたい人にもぴったりですね。

桒野さん:つけ麺は基本的に麺を食べる料理なので、スープを飲むことを前提にしていないんです。だから、ふつうのラーメンではNGとされている過激な味付けのスープも許され、その分、味の幅が広がるんですね。いろいろなスープを作ることができるので、バリエーションも豊かになります。

 

——でも、つけ麺って食べているとスープがどんどん冷めていっちゃいますよね?

桒野さん:それもつけ麺の魅力なんです。スープの温度変化によって味の感じ方も変わっていくんですけど、そういった変化も楽しんでほしいと思います。「猫満」のつけ麺はスープが冷めることを前提に味を組み立てているので、スープが熱い最初から、スープが冷める最後まで楽しんでもらえると思います。

 

——なるほど。スープが冷めるのが嫌であつ盛りを頼む人もいますよね。

桒野さん:「猫満」のスープはひや盛りを前提に作ってあるので、あつ盛りの場合は麺の器に熱いダシ汁を張ります。ひや盛りは暑い日でも食べやすいですし、あつ盛りは寒い日でもおいしく食べられますので、その日の気分で食べてほしいと思います。

 

——そこはお好みでってことですね。つけ麺のおいしい食べ方ってあるんでしょうか?

桒野さん:おすすめしているのは「ねこまんま」。つけ麺といっしょに追い飯を頼んでいただき、麺を食べ終わった後のスープの中に追い飯を入れて食べてほしいです。麺を食べ終わった頃のスープの温度や、魚粉の風味がご飯ととてもよく合うんです。あとはテーブルに置いてある紅ショウガを、お好みで入れて食べてみてほしいです。酸味が加わることで味がさっぱりして、最後まで飽きずに食べることができますよ。これは「猫つけめん」「濃厚味噌つけめん」におすすめしている食べ方です。でも、お客さんがおいしいと思う食べ方を探して、自分の好きなように食べてもらうのが一番いいと思います。

 

開発中の新メニューとテイクアウト「猫まんま」の予定。

——オープンして2年経ちましたが、いまはどんな気持ちでお店をやっていますか?

桒野さん:それなりの成功も感じてはいますが大繁盛しているわけでもないので、いつも不安を感じながら営業してますね(笑)。近所に強力なライバル店ができるんじゃないか?味のブレにお客さんが離れてしまうんじゃないか?って。だからお客さんはもちろん、働いてくれているスタッフにも感謝しながら営業しています。お客さんの味の好みもそれぞれですから、すべてのお客さんに好まれることはないですよね?だから、つけ麺を作って提供するときも「お口に合いますように」「嫌いにならないでね」と念じています(笑)

 

——そういう気持ちが接客に出て、きっとお客さんにも伝わってますよ。

桒野さん:10月に消費税増税予定ですよね?それによって、外食しようという気持ちが落ち込んじゃうんじゃないかと思うんです。ですので、いま新メニューとして「坦々つけめん」を開発中です。メニューの開発って、すぐにできるものと、いつまでも悩むものが2パターンあるんですが、今回はいつまでも悩むパターンですね。最後の1ピースがはまらず苦労してます。なんとか10月の消費税増税までには間に合わせますので、ぜひ期待してほしいです。

 

——ほかに今後挑戦してみたいことってありますか?

桒野さん:今はつけ麺の提供だけで精一杯なので、余裕がなくてとても無理ですけど…。世の中でテイクアウトがもっと注目されるようになってきたら、おみやげ用「ねこまんま」を提供してみたいですね。つけ麺のテイクアウトは麺がのびちゃうから難しいけど、「ねこまんま」だったらご飯とスープのセットだから、できると思うんですよ。いつかやってみたいと思っています。

 

 

新潟県内でもめずらしい、つけ麺に特化したラーメン店「猫満」。看板メニューの「猫つけめん」をはじめとして、バリエーション豊かなつけめんを味わうことができます。そんな「猫満」オーナーの桒野さんから、つけ麺にまつわるお話をいろいろ教えてもらいました。つけ麺を味わった後は、残ったスープに追い飯を入れれば、心もお腹も満たされるのではないでしょうか。ちなみに「猫満」という店名には「猫まんま」と、桒野さんのニックネーム「くわまん」という両方の意味があるのだそうです。

 

 

 

猫満

〒950-0872 新潟県新潟市東区牡丹山4-2-1

025-282-7876

ランチ 11:00-16:00(L.O.15:30)/ディナー 18:00-22:00(L.O.21:30)

火曜定休

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