地域に愛されるお菓子屋さん「てづくりおやつの店 Nicotto」。
食べる
2022.03.16
新潟空港近くの住宅地の一角に、可愛らしい外観をした小さなお菓子屋さんがあります。その名も「てづくりおやつの店 Nicotto」。焼き菓子やシュークリーム、それからプリンが人気なんだとか。いったいどんなお店なのでしょうか。今回は、お店を切り盛りする阿部さんにお話を聞いてきました。


てづくりおやつの店 Nicotto
阿部 瑠美 Rumi Abe
1986年新潟市出身。「にいがた製菓・調理専門学校えぷろん」で製菓を学び、卒業後はケーキ屋、パン屋で経験を積む。2017年に「てづくりおやつの店 Nicotto」をオープン。最近はキャンプにハマっている。
お菓子作りも販売も、全部ひとりでやりたくて。
――まずは、阿部さんがお店をはじめようと思ったきっかけから教えてください。
阿部さん:子どもの頃からとにかくお菓子作りが大好きで、母と一緒に作ったり、本屋さんで買ったレシピを見ながら作ってはお友達に配ったりしていました。それがすごく楽しくて、「いつかクッキー屋さんをやりたい」って思うようになりました。それで「にいがた製菓・調理専門学校えぷろん」でお菓子作りの勉強をしました。

――それからはどのようにお菓子作りに携わってきたんですか?
阿部さん:専門学校在学中に、製造職としてケーキ屋さんに研修に行ったんですけど、とにかくわたしがおしゃべり好きだったので、それを見込まれてお店の人に「販売をやってみないか」と声をかけていただいて。そのまま販売として就職することを決めました。
――じゃあそれからしばらくは販売の方で?
阿部さん:その後もそのまま販売の仕事を続けていましたが、やっぱり製造職も捨てきれないという気持ちがあったので、ケーキ屋さんを退職し、今度は製造職としてパン屋さんに勤めました。両方経験してみたら、結局製造も接客もどっちも好きだったんですね。「どちらもやりたい」って考えていたときに、ちょうどマイホームを建てる時期だったので「じゃあお家の一角にお店を作っちゃえばいいんだ」という話になって、このお店をはじめることにしたんです。
阿部さんが作る、シンプルで美味しいお菓子について。
――「てづくりおやつの店 Nicotto」さんのお菓子はどんな特徴があるんですか?
阿部さん:国産小麦を使用して、3~4種類の粉をお菓子によってブレンドして使い分けています。メニュー自体は主に私が食べたいって思うお菓子を作っていて、それ以外にも名前や見た目だけでどんな味か想像できるような、シンプルなお菓子を作っていますね。
――お店には何種類くらいのお菓子が並ぶんですか?
阿部さん:時期によっては少なくなってしまう日もあるんですけど、多いときは30種類のお菓子が並びます。

――おお、たくさんあるんですね、その中の人気メニューを教えてください。
阿部さん:焼き菓子屋なんですが、「シュークリーム」と「プリン」が好評です(笑)

――そうなんですね(笑)。では、阿部さんのオススメメニューは?
阿部さん:「マフィン」がオススメです。当時このあたりでは、こういった見た目のものってあまりなかったので、「挑戦してみようかな」と思って販売をはじめました。あとは、焼き菓子って季節感があまりないイメージを持たれる人が多いと思うんですけど、うちは春は苺、夏は柑橘系というように、使う果物で季節感を出しています。

子どもたちには「洋風の駄菓子屋」として、お店を楽しんでもらいたい。
――今後挑戦してみたいメニューがあれば教えてください。
阿部さん:今も「チーズケーキ」や「ロールケーキ」などのケーキ類をきまぐれで販売しているんですけど、今後は常にケーキ類の販売ができるように力を入れていけたらなと思っています。
――楽しみです!これから、どんなお店にしていきたいと思っていますか?
阿部さん:、今後も地域の人に可愛がってもらえる、そんなお店にしていきたいです。あとは、最近おこづかいを握りしめてお菓子を買いに来てくれる小学生もいるので、「洋風の駄菓子屋さん」といった感覚で、いろんな子どもたちに遊びに来てもらえたら嬉しいです。

「ニコッと笑う」という意味をこめた店名のように、ニコニコの笑顔が素敵な阿部さんとお話していたら、自然とほっこりした気分になれました。みなさんも、「てづくりおやつの店 Nicotto」さんに訪れてみてはいかがでしょうか。きっと阿部さんが笑顔で温かく迎え入れてくれますよ。
てづくりおやつの店 Nicotto
新潟市東区空港西2-3-6
025-384-0470
営業時間 木~日曜日 11:00~18:00(売り切れ次第close)
定休日 月~水曜日 第3土日
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