目移り必至。種類が豊富なにゃんこグッズ専門店「にゃんか屋ほんぽ」。
その他
2024.02.22
本日2月22日は「にゃんにゃんにゃん」の語呂合わせで「猫の日」なのだそうです。そんな日に紹介したいのが、新潟市中央区にある猫グッズの専門店「にゃんか屋ほんぽ」。どこを向いても猫ちゃんだらけの店内で、店主の小林さんからお話を聞いてきました。


にゃんか屋ほんぽ
小林 千恵子 Chieko Kobayashi
新潟市中央区生まれ。銀行、証券会社、保険会社で事務職を経験した後、2014年よりオーナーから「にゃんか屋ほんぽ」の経営を引き継ぐ。趣味はコーラスで「アミューズ」という混声合唱団に所属して活動しており、学生時代はピアノやクラリネットをやっていたこともある。
品揃え豊富な、猫雑貨店の成り立ち。
——猫グッズの種類がめちゃめちゃ多いですよね。こちらは猫ちゃん好きが集まるお店だと思いますけど、小林さんも猫ちゃんがお好きなんですか?
小林さん:以前は好きでも嫌いでもなかったんですけど、15年前に「みーこ」という猫ちゃんを飼いはじめてからは、すっかりその魅力にハマってしまいました(笑)
——猫ちゃんのどんなところに魅力を感じるんでしょう?
小林さん:ツンデレなところですね。「おいで」って呼んでも来ないのに、忙しいときに限って甘えてくるような気まぐれさに癒されます。私が寝るときはベッドまでついて来たり、布団の上で待っていることもあるんです。私の母親のつもりなのかもしれませんね(笑)

——可愛いエピソードで、こちらまで癒されます(笑)。「にゃんか屋ほんぽ」は小林さんがオープンしたお店なんですか?
小林さん:主人が2012年にオープンしたお店です。昔から大の猫好きだった主人は猫ちゃんのグッズも集めていたんですけど、新潟には売っているお店がなかったので東京まで買いに行っていました。それで新潟にないんだったら自分ではじめようと「にゃんか屋ほんぽ」をオープンしたんです。
——そんなに前からここのお店ってありましたっけ?
小林さん:オープンしたのは別の場所だったんですよ。それから2回移転して、2014年にこの場所へ落ち着きました。当時は新潟三越とイトーヨーカドー丸大を結ぶ通りとして朝から人通りが多くて賑やかだったんですけど、新潟三越の閉店やバス路線の変更に伴ってちょっと寂しくなっちゃいましたね(笑)

——小林さんは最初から「にゃんか屋ほんぽ」で働いていたんですか?
小林さん:主人が「にゃんか屋ほんぽ」をはじめた頃は保険会社で働いていました。私は銀行からはじまって証券会社、保険会社とお金絡みの仕事ばかり続けてきたので、違った業界で働いてみたいと思って「にゃんか屋ほんぽ」の経営を引き継いだんです。

接客未経験者が感じた、雑貨店営業の難しさ。
——「にゃんか屋ほんぽ」で働いてみて、いかがでしたか?
小林さん:お店の経営や接客は初体験だったので、最初は頭の中がハテナだらけでしたね。あまりにもハテナが多すぎて、最近は気にしないようになりましたけどね(笑)。お客様が商品やカタログを見ているときの反応を商品選びに反映させたり、催事出店した際に他店のスタッフさんの動きを参考にしたりしてきました。
——雑貨店をやっていて、難しいと感じることはありますか?
小林さん:お客様との距離感は今でも難しいと感じますね。小さなお店なので話しかけないと気まずい雰囲気になるときもあるし、かといって話しかけられたくない方もいるだろうし……。お声掛けのタイミングは今でも私の課題です。あと入りやすいお店づくりも課題になっていますね。

——「入りやすいお店づくり」のために、何か工夫をしていることはあるんでしょうか?
小林さん:入りやすいように天気がいいときは入口のドアを開けっぱなしにしておくんですけど、暑い夏や寒い冬はエアコンをつけるので開けておけないんですよ。よく外から店内を覗いているお客様もいらっしゃるんですけど、お声掛けすると歩き去ってしまうこともあるんです。「通るたびに気になっていたけど、勇気を出してはじめて入りました」なんていうお客様もいらっしゃったので、遠慮なく気軽に入ってきてほしいですね。
——小さなお店ならではの難しさではありますね。
小林さん:反対に、小さなお店だからこそのメリットもあるんですよ。お客様との距離が近いので、商品に対してのリクエストを反映することができるんです。そのひとつが「WachiField(ワチフィールド)」で、今では「にゃんか屋ほんぽ」の売れ筋商品になっているんです。
——どんな商品なんでしょう。
小林さん:絵本作家・池田あきこさんの創った「わちふぃーるど」という世界のキャラクターグッズです。バッグやお財布といった革製品をメインに、生産数の決められている限定商品になっているんですよ。毎回カタログが発行されるので、そのカタログを見て注文をしていかれるお客様も多いですね。

——へぇ〜、だから「WachiField」の商品がたくさん置いてあるんですね。
小林さん:そうなんですよ。他にもぬいぐるみがよく売れていますね。外国から来たお客様には小さめのフィギュアが人気なんです。東京から来たお客様からは「こんなにいろんな種類のグッズを扱っているお店はなかなかない」と言われて嬉しかったですね。
——確かに商品が多くて目移りしちゃいますね。
小林さん:1,800種類のアイテムがありますからね。1時間以上見ているお客様もいらっしゃいますね。なかには「商品が多すぎて何を買えばいいかわからなくなった」と帰ってしまうお客様までいらっしゃるんです(笑)。どのグッズにも可愛い猫ちゃんがいるから迷っちゃうんですよね。
——なるほど(笑)
小林さん:私みたいに接客経験のない素人がお店の営業を続けてこられたのも、猫ちゃん好きなお客様達に支えてきてもらえたからなんです。これからも感謝の気持ちを忘れずに長く愛されるお店として続けていきたいですね。
——そういえば2月22日って「猫の日」ですよね。
小林さん:そうなんですよ。当日はスタンプカードのスタンプが2倍になるサービスをしています。2月以外の22日には2.200円以上お買い上げのお客様に可愛い粗品を進呈していますので、この機会に猫ちゃんのグッズを探しにきてみていただきたいです(笑)

にゃんか屋ほんぽ
新潟市中央区本町通6番町1106-3
025-229-3242
10:00-19:00(日曜祝日は18:00まで)
火曜・第2月曜休(祝日の場合は営業)
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