理由あって激安。三条金物アウトレット「ストックバスターズ」。
その他
2023.05.26
近隣の卸、メーカー、工場などから仕入れた在庫過多商品や訳あり商品、アウトレット商品を激安価格で販売する「ストックバスターズ」。掘り出し物を探しによく足を運ぶ方も多いのではないでしょうか。今日はストックバスターズ店長の和平さんに、お店づくりの思いや買い物の楽しみ方などいろいろ聞いてきました。

ストックバスターズ
和平 泰子 Yasuko Wahei
1989年 燕市生まれ。「ストックバスターズ」店長。
廃棄処分をなくし、職人さんの気持ちに寄り添った。
――「ストックバスターズ」の成り立ちについて教えてください。
和平さん:創業は20年前で、去年の10月がちょうど20周年でした。そもそも「株式会社ストックバスターズ」は「和平フレイズ株式会社」の子会社で、うちの父が地元のメーカーさんたちと一緒に立ち上げた会社と聞いています。立ち上げ当初は平日に値付けを行って、土日だけオープンしてお客さんを入れていたみたいです。
――お父様はどういった思いで「ストックバスターズ」を創業されたんですか?
和平さん:当時は不良在庫を抱えている金属加工メーカーさんが結構あったんです。でも捨てちゃうのはもったいないし、B品でも販売すれば廃棄処分によるゴミも減りますよね。ちょっと傷や打痕があるだけで廃棄するのは、職人さんたちに対しても心苦しいじゃないですか。そういった商品をちょっと訳あり品として販売しようということでできたのが「ストックバスターズ」になります。

――和平さんが入社されたのはいつですか?
和平さん:私はもともとパン屋さんになりたくて、製菓の専門学校を卒業して関東のパン屋さんとかケーキ屋さんで8年くらい修業をしていました。そんなときに親から「そろそろ帰ってきたら?」と言われて、しぶしぶ地元に帰ってきたんです(笑)。上京するときの条件として「30歳くらいに帰ってきなさい」って言われていたのもあって。それで最初は「和平フレイズ」に入社しました。品質管理の部署に配属されて、作った製品に問題がないかの確認を行っていました。あとは、例えば鍋だったら、レシピ通りの時間でしっかり作れるのかっていう検証なんかもしましたね。
――入社されてみていかがでしたか?
和平さん:自分の家がこういう仕事をしているんだって、ちゃんと理解できたのは入社してからなんです。それまではパン屋さんになりたかったし、あんまり興味が向かなかったんです。なので、入社してまず最初に会社の規模に驚きました。「こんなに大きな会社だったんだ」って(笑)。「和平フレイズ」はあの誰もが知っている有名な家庭用フライパンの製造元・販売元にもなっているんですよ。

商品の回転が早いから、売り場づくりに工夫が必要。
――「ストックバスターズ」で働きはじめたのはいつ頃ですか?
和平さん:「和平フレイズ」では約2年働いて、その後は「ストックバスターズ」の手伝いをすることになりました。「ただ販売するだけでしょ」くらいに考えていたんですけど、実際働いてみて奥深さを感じました。例えば売場作りにしても、アウトレット商品は1回きりの商品も多いので、普通の小売店に比べて商品の回転がすごく早いんです。早いっていうことは「ここは○○コーナーです」っていうふうに決めておけないんです。大まかなカテゴリー分けはしていますけど、一筋縄ではいかないですね。常に新しい売場を作り続けながらお客さんを飽きさせないように考えています。なので最低でも年に1回か2回は大きなレイアウト変更を行っています。
――アウトレット商品の扱いが普通の小売業とはちょっと違うんですね。
和平さん:各カテゴリーの商品量に合わせて売り場を大きくしたり縮めたりっていうことが日常茶飯事に行われています。取扱商品としてはだいたいが廃盤品で、今がいちばん多いです。在庫過多で入ってくる商品もあるので、品質としてはA品のものもあります。B品の商品も理由はしっかり記載してあるので、納得して買って行かれる方が多いですね。中にはどこが傷有りなんだろうっていうものも入ってくるので、地元の職人さんたちの目は厳しいんだなぁと感じますね。

お買い得に買える商品や、掘り出し物を探す楽しさがある。
――お買い得な商品が見つかりそうで、探すのが楽しいですね。
和平さん:2週間に1回くらいは何かしら新しい商品が入ってきます。スタッフも新商品が入ってくるとワクワクして買っちゃいますね(笑)。来店するたびに違う商品を見つける、宝探しみたいな感覚でお買い物をしてもらえたら嬉しいです。逆になくなり次第終了なものがほとんどなので、「次来たときに買おう」と思っていると売れてなくなってしまうことも多いです。私も、なくなったらもう入ってこないって分かっているから衝動買いしちゃいますね(笑)
――どんな商品が多いんですか?
和平さん:この辺りは金属の加工地なので、包丁、タンブラー、カトラリーなんかが多いですね。地元のお客様はホームセンター的に使われているところもあるかと思うんですけど、うちはスポット品をメインに取り扱っているので、常に同じものはないですね。あとは高品質なものが格安で買えるっていうのも魅力だと思います。下取りもやっていて、使わなくなった金属のフライパンや鍋を1点につき100円のお買物券と交換しています。この回収した金属はリサイクルに回すので、環境にも貢献できていると感じます。

――みんなにとってウィンウィンな感じがします。
和平さん:そうですね、メーカーさんは廃棄しなければいけないものを買い取ってもらえるから助かるし、お客さんは安く購入できていいし、資源の有効活動にも貢献していて三方よしと言われています。
県外バスツアーのコースにも組み込まれている。
――来店される方は、地元のお客様が多いですか?
和平さん:ありがたいことに全国からお客様に来ていただいています。今はコロナで少し落ち着いていますけど、1日に何十台もバスツアーの方たちが来るようなすごい時期もあったんです。燕店と上越店があるんですけど、特に燕店は観光で来る方が多いです。近くに弥彦とか寺泊もあるので、その辺りに宿泊して近辺を観光するとここにも来ていただけています。ツアーコースに入れていただいているのはビックリですし、「ここがツアーのメインなんですよ」って言ってくださる方もいましたね。毎年来てくださる方もいてとてもありがたいです。

――今後の目標はありますか?
和平さん:廃棄をなくして、お客様に喜んでいただけるお店にしたいです。「お客様に『来てよかった』と思っていただけるお店にします」というのが営業理念としてもありますし、「楽しかったな」とか「また行きたいな」って思ってもらえるようなお店作りをして、これからも長く続けていきたいと思います。
ストックバスターズ
TEL : 0256-63-2511
営業時間:AM10:00~PM6:00
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