お気に入りのカーテンを仕立ててくれる専門館「DECO WORLD」。
その他
2022.08.29
南長潟の弁天線沿いにある「DECO WORLD(デコワールド)」は、好みの布地とスタイルを組み合わせてとっておきのカーテンを仕立ててくれる専門館。お部屋を彩るカーテンをオーダーメイドで作れるなんてロマンティックですよね。店長の浅井さんにオーダーカーテンのことをいろいろと教えてもらいました。

DECO WORLD
浅井 淳子 Junko Asai
1977年新潟市生まれ。美容業界で経験を積んだ後、父親が創業した「DECO WORLD」へ30歳のときに入社。現在は店長を務める。

こだわりを細部にまで詰め込めるオーダーカーテンの魅力とは。
——「DECO WORLD」さんではどんなカーテンを扱っているんですか?
浅井さん:当店のようなカーテン専門館ってけっこう珍しいんですよ。国内のメーカー品だけじゃなくて、海外からの輸入品も多数揃えています。国内外から仕入れた生地を自社の縫製工場でカーテンに仕立てているので、扱っているのはすべてオーダーカーテンです。
——一般的なカーテンと「DECO WORLD」さんのカーテンでは、どんなところに違いがあるんでしょう?
浅井さん:自社の工場でカーテンの製造、加工ができるので、いろいろなスタイルに仕上げることができます。飾りを施したり、ふんわり優雅なバルーンスタイルにしたり。ひだ山のつまみをどれくらいの大きさにするかもアレンジ可能です。色違いの生地をつなぎ合わせてひとつのカーテンを作ることもできますしね。こだわりを細部にまで詰め込むことができるのがオーダーカーテンの魅力でしょうか。
——引っ越しなどで窓のサイズが変わったとして、その場合でもカーテンの加工を頼めるんですか?
浅井さん:生地が傷んでいなければ、サイズを直すなどして引き続き使っていただけます。カーテンの布をマルチカバーやクッションカバーなどにリメイクしてお使いいただくこともありますよ。自社工場があって細かいご要望にも対応できるのは当社の強みなんです。

「どんなものが好みか」を引き出すことで、お気に入りと出会ってもらう。
——たくさん種類があるでしょうから、生地とスタイルを決めるまですごく時間がかかりそうです。
浅井さん:どんなカーテンにしようか迷われるお客さまは多いですね。だから私は、お客さまに目を慣らしていただきたくて、まずはいろんなものをじっくり見ていただくようにお願いしています。すぐに決めるのが難しければ、日を改めて再度来ていただいてももちろん構いません。たくさんのカーテンをご覧いただいた上で、「この色が素敵だな」とか「こんな感じが好きかも」とかってお客さまにイメージを膨らませてもらうんです。

——浅井さんはお客さんの好みを大切にされているんですね。
浅井さん:「第一印象でどんなものをいいと思われるか」を踏まえて、「きっとこんな感じもお好みだろうな」というふうにご紹介していくことが多いですね。お客さまの好きなテイストをできるだけ引き出したいと思っていて、「お部屋のコーディネートとしてはこれが合うと思いますよ」という感じのご提案はあまりしないようにしています。
——「なんとなくこれがいい」っていう感覚ってありますもんね。
浅井さん:カーテンって、毎日一緒に過ごすものだから、「落ち着けるかどうか」「好みかどうか」ってすごく大切だと思うんです。私は、カーテンがある空間を心地よく、楽しいものにしてもらいたいと思っています。気になるカーテンを何点かピックアップして、ご自宅でどんな感じかをチェックしてもらうこともあるんですよ。お店で見ていただくのと、お家で見ていただくのとでは、全く印象が変わりますから。

専門館に聞く、カーテンの役割と長持ちさせるコツ。
——せっかくなので、カーテンを長持ちさせるコツも教えていただきたいです。
浅井さん:紫外線と埃で繊維が傷んでしまうことがカーテンの劣化につながります。なので、埃をまめに払うことが長持ちさせるポイントです。カーテンレールから外して、しっかりと埃を払ってください。お洗濯はしないよりはした方がいいのですが……。洗うとどうしても生地がへたってしまうので、頻度はほどほどにしていただくとよいと思います。カーテンを長持ちさせるために裏地をつけて仕立てるという手もありますね。
——薄手のカーテンと厚手のカーテン、2枚を重ねて使うのにはどんな効果があるんですか?
浅井さん:レースカーテンには、外部からの視線を遮る、光を取り入れる目的があります。薄いカーテンが1枚あるだけで、遮熱効果もグンと高まるんですよ。紫外線の影響を受けるのでレースカーテンは厚地のカーテンよりも先に傷んでしまうんですが、それは厚地カーテンを保護しているってことでもあるんです。

——ちなみに買い替えどきって?
浅井さん:どんな布かとか使用環境にもよるんですけど、厚地のカーテンであれば10年〜20年くらいでしょうか。お気に入りが詰まったオーダーカーテンだと、もっと長く30年くらい使ってくださる方もいらっしゃいます。
——さて、最後にこれからはどんな展開を考えているか教えてください。
浅井さん:出窓を飾るレースのカーテンみたいに、カーテンにはいろいろなスタイルがあります。一般的なカーテンとはひと味違うデザインが施された「スタイルカーテン」や、医療現場に適した商品など、新しいかたちのカーテンもご提案できる専門館でありたいと思っています。個性的なものから、伝統的なものまで海外の素晴らしい生地もたくさん扱っているので、その生地の卸にも力を入れていこうと思っています。かわいい生地がたくさんあるので、皆さんに喜んでいただけると思うんですよね。

DECO WORLD
新潟市中央区南長潟12-8
TEL:025-286-2218
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