理学療法士の経験を生かした
新潟市中央区の整体サロン「exPerimenT」
その他
2026.08.20
身体に障害や不調を抱えた人が自立した日常生活を送れるようサポートする「理学療法士」。今回紹介する「exPerimenT(エクスペリメント)」の代表・星野さんも理学療法士の資格を持ち、病院やスポーツ現場でリハビリやケアに取り組んできました。
星野 遼
Ryo Hoshino(exPerimenT)
1985年聖籠町生まれ。医療福祉大学卒業後、理学療法士免許を取得。大学卒業後は整形外科病院に9年間勤め、2016年に病院退職、フリーランスのトレーナーを経て「ボディメイキングLOHAS」を立ち上げ、2020年には「exPerimenT」を立ち上げる。趣味はスポーツ観戦やカフェ巡り。
野球少年が理学療法士になり、
様々な分野のスポーツ選手をサポート。
――星野さんが理学療法士を目指したきっかけを教えてください。
星野さん:小学4年生から高校3年生までずっと野球をやってきたんですけど、高校3年生のときに腰を痛めて初めて病院のお世話になったんです。そこで理学療法士さんと出会ったことで、その仕事に憧れるようになりました。自分のように怪我や身体に不調を抱えるスポーツ選手の支えになりたいと思ったんです。
――それで理学療法士の免許を取得したんですね。
星野さん:医療福祉大学で学んでから免許を取り、卒業後は整形外科の病院に勤めました。それに加えて、スポーツ選手をトレーナーとして支える活動もしていたんです。フィギュアスケート、スピードスケート、バレエ、野球、バスケなど様々なスポーツに携わってきました。なかでも印象に残ったのが国体の女子サッカーです。
――国体まで関わっていたんですか。
星野さん:なかなか大変な現場でしたね。朝5時から選手の補食を買い出しするためにコンビニを回るんです。一軒だけではまかないきれないので何軒も回るんですよ。試合前のウォーミングアップから試合中の緊急対応、試合後のケアまで関わって、それが終わったら夜中の23時半頃から監督やコーチとミーティングがあるんです。
――仕事をして寝るだけの生活ですね。
星野さん:そうですね。難しいのは監督と選手の考え方にズレがあることなんです。僕らの目的は選手のパフォーマンスを上げることなので、監督の意図を理解し、選手にそれとなく伝えたり、そのプレーが行えるコンディショニングを整えたり、とにかく同じ方向を向けるように誘導する事も大切な仕事でしたね。その甲斐もあって女子サッカーが日本一になれたのは嬉しかったです。
――フリーランスになったのはどうしてなんですか?
星野さん:病院では医師の指示に従ってリハビリをおこなうんですけど、自分が勉強を重ねてきた理学療法士のスキルを、より生かしていきたいと考えるようになったからです。

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理学療法士が病院以外でも働ける
場所をつくるための試み。
――最初はフリーランスのスポーツトレーナーだった星野さんが、店舗を構えることになったのはどうしてだったんでしょう?
星野さん:病院以外でも理学療法士が働ける場所をつくりたかったんです。だから何人かの理学療法士をスタッフに雇って営業してきました。病院では患者さんが理学療法士を選ぶことはできないんですけど、勉強しているかどうかでスキルの差もあるから、選べるのが理想的だと思うんです。ただコロナ禍の影響もあって、現在はこちらの「exPerimenT」のみで営業しています。
――「exPerimenT」という名前にはどんな意味があるんでしょう?
星野さん:英語で「実験」や「新しい試み」を意味する言葉なんです。そのなかでも「P」と「T」が大文字になっているのは理学療法士を意味する「Physio therapist (フィジオセラピスト)」を意味しています。「病院以外で理学療法士が働ける場所をつくる」という試みを表した名前なんですよ。
――そういった意味があったとは。
星野さん:今は2階に知り合いのピラティススタジオに入ってもらって、お互いに連携しながらやっているんです。いずれは心も身体も安らげる商業施設をつくって、そこですべてが完結できるようにしたいんですよ。整体サロンはもちろん、ヘアサロン、ネイルサロン、コーヒーショップまであるような。

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身体の不調は、日常生活や
メンタルが大きく影響する。
――こちらに来るのは、どんな悩みを抱えた方が多いんでしょうか?
星野さん:病院では原因がわからない痛みや不調を抱えた方が多いです。なかでも腰の痛みは圧倒的に多いですね。
――病院でも原因がわからないとなると、施術にあたるのも難しいんじゃないですか?
星野さん:難しいですね。ただ病院でしっかりと精査をしてもらい、症状の改善が思わしくなければ、運動機能の検査をしていきます。具体的には可動域や筋出力、どの動きで症状が出るのかの再現痛や、動きの評価、ライフスタイルに至るまで問題点を探って評価→施術→再評価→施術の流れで症状の改善に近づけていくんです。
――なるほど。
星野さん:身体の不調を改善するためには、日常生活も大きく影響しているんです。その説明をするときは、よく自動車に例えます。いくら装備が整った性能のいい自動車でも、運転が上手じゃなければうまく動きません。それと同じで身体だけいくら施術しても、生活習慣がそのままだったら改善しないんです。
――日常生活のアドバイスもしているんですね。
星野さん:環境が身体の動きをつくっていて、身体の動きが変われば症状も大きく変わります。ストレッチにしても正しいやり方を知らずに、間違ったやり方をしている人が多いんですよ。運動前のストレッチは怪我につながりやすいので、終わった後にするのが正しいんです。そうしたことを世の中に伝えていきたいですね。
――それは知りませんでした。
星野さん:あとコロナ禍を通して気づいたのは、身体と心の関連性です。身体の不調には自律神経が大きく影響しているので、身体だけ整えるのではなく、心のケアもしっかりする必要があります。人間の身体にはまだまだ解らないことも多いので、これからもしっかり勉強して皆様の健康に寄り添っていきたいですね。

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