阿賀町の美味しい食材をPRする
古代米おむすびの「QTARO」
食べる
2026.08.18
以前ご紹介した阿賀町の農家カフェ「お茶の間 久太郎」が、「QTARO(キュータロー)」という名のキッチンカーでいろいろな場所に登場しています。いったいどんなキッチンカーなのか、出店場所にお邪魔して担当者の杉崎さんからお話を聞いてきました。
杉崎 裕美
Hiromi Sugisaki(QTARO)
1972年阿賀町生まれ。東京モード学園卒業後、CMの小道具を扱う仕事に携わる。2001年に阿賀町へ戻り奥阿賀ふるさと館に勤務。再度上京してフラワーウエディング専門店で経験を積み、2012年に独立。その後再度阿賀町に戻って、母親の営む「お茶の間 久太郎」を手伝いながらキッチンカー「QTARO」をはじめる。最近のマイブームはゴルフで、数年前から楽しんでいる。
母が営む農家カフェの商品を、
いろいろな人に届けたい。
――杉崎さんは、以前紹介させていただいた阿賀町にある「お茶の間 久太郎」の娘さんなんですよね。その節はお世話になりました。
杉崎さん:こちらこそお世話になりました。
――ずっと「久太郎」を手伝ってこられたんでしょうか?
杉崎さん:東京の専門学校を卒業してしばらくは、あっちでCMの小道具に関わる仕事をしていたんです。子どもが生まれたのを機に新潟へ戻ったんですけど、娘が「東京で美術の勉強をしたい」と希望したので、再び上京してウエディングフラワーの専門店に勤め、その後独立してウエディングフラワーのネットショップを立ち上げました。
――東京と新潟を行ったり来たりしていたんですね。
杉崎さん:でも新型コロナウイルス感染症が拡大した影響で世の中が結婚式を自粛するようになって、ウエディングフラワーの仕事が激減してしまったんです。そのことを母に相談したら「久太郎」を手伝ってほしいと言われて、また阿賀町へ帰ってくることになりました。ウエディングフラワーのネットショップはどこにいてもできますからね。
――「QTARO」をはじめたのは、どうしてなんでしょう?
杉崎さん:東京農業大学の教授に勧められて、「農大マルシェ」に出店したのがきっかけだったんです。その頃はまだキッチンカーではなくテントで、古代米をはじめとした農産物や笹団子を販売していました。「久太郎」の商品って地元以外では全然知名度がなかったので、どんどん広めていきたいという思いもあったんです。

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2台のキッチンカーを駆使して、
県内外で営業。
――最初はテント販売だったんですね。キッチンカーを使うことになったきっかけは?
杉崎さん:女性スタッフばかりだったので、ブース設営や荷物の積み下ろしが大変だったんです。キッチンカーだったら、その手間が省けますから……。
――今は2台のキッチンカーで営業しているんですよね。
杉崎さん:まずは軽トラを購入したんです。その後、ハンバーガーショップをやっていた方が手放したキッチンカーを業者さんから勧められて、私好みで気に入ったので2台に増えました(笑)。今は県内と県外で営業していて、私は県外で出店していることが多いですね。
――今日みたいな暑い日は大変なんじゃないですか?
杉崎さん:暑さは対策を立ててしのぐことができるんですけど、強風は辛いですね。公園みたいに地面が土だったりすると砂埃が立ちますし、一日中風に当たり続けていると体力を奪われるんです。重い発電機の積み下ろしもキツいですね。屋外販売は体力勝負ですよ(笑)
――店舗販売の方がいいんじゃないでしょうか?
杉崎さん:ずっと同じ場所で営業するよりも、毎回違う場所で営業する方が私には合っているみたいです。違う土地で違う人と知り合えるのは新鮮で刺激的だし、その土地の素材や料理に触れてアイデアが浮かんでくることもあるんです。場所によって売れ筋が変わるのも面白いんですよ。
――場所ごとの売れ筋の違いって、結構はっきり分かれるものなんですね。
杉崎さん:そうですね。農業大学のマルシェではヘルシーな食品が売れますけど、同じ商品を花火大会で売ってみても売れませんよね(笑)。読みが外れることもあるんですけど、勉強だと思って次回に生かすよう心がけています。


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カフェのオープンを支えた、
「なんとかなる」の精神。
――「QTARO」のおすすめメニューを教えてください。
杉崎さん:自家栽培の古代米を使ったおむすびです。赤米と黒米を使っているんですけど、赤米はタンニンを含んでいて老化や生活習慣病を予防しますし、黒米はアントシアニンを含んでいるので、眼精疲労を和らげる効果が期待できるんです。腸活にもうってつけですね。
――何種類のおむすびが楽しめるんでしょう?
杉崎さん:8種類の他に日替わり1種類で9種類のおむすびをご用意しています。圧倒的に人気があるのは鮭の焼漬ですね。ただの焼鮭とは違って、タレに漬けているからジューシーなんです。
――圧倒的人気も頷ける気がします。おむすび以外のメニューも教えてください。
杉崎さん:冬以外の季節でしたら、アサイーボウルもお楽しみいただけます。特に夏の暑くて食欲がないときにおすすめです。砂糖を使わずフルーツの甘さだけでお召し上がりいただくので、身体にとっても優しいんですよ。イベントのときって、いろいろなキッチンカーの商品を楽しみたいと思うので、量はあえて少なめにしています。
――軽く楽しみたいときにはぴったりですね。
杉崎さん:その他のスイーツメニューは季節ごとに旬の食材を使っているので、そのときどきで変わるんですよ。電源を確保できれば麹スムージーの提供をすることもありますし、秋にはモンブランもお楽しみいただけます。
――提供しているメニューのこだわりもお聞きしたいです。
杉崎さん:身体に優しいヘルシーメニューであることと、できるだけ阿賀町の食材を使うことですね。県内外の方々に阿賀町のことを知っていただきたいんですよ。県外でキッチンカーを出店していると、新潟は知っていても阿賀町を知らない人が多いんです。「QTARO」をきっかけに阿賀町やその特産品をPRしていきたいと思っています。

QTARO
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