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お土産屋さんっぽいスタイルのお菓子屋さん、秋葉区の「あきは日和」。

新津駅から近い新津本町中央公園の前に、古いような新しいような古民家風の建物があります。その建物の一画でジェラートやお菓子を販売しているのが「あきは日和」。ここは以前「Things」で紹介させていただいた秋葉区の洋菓子店「サンカントピュール」のスピンオフ店なんです。今回は店長の小森さんから、どんなお店なのかを聞いてきました。

 

 

株式会社サンカントピュール

小森 安純 Azumi Komori

1994年長岡市生まれ。新潟市の製菓専門学校を卒業後、東京の洋菓子店に就職。新潟に戻り「株式会社サンカントピュール」に入社する。サッカー観戦が趣味でアルビレックス新潟を応援している。

 

古民家だったフリースペースにオープンしたお菓子屋さん。

——「あきは日和」って、ちょっと変わったお店ですね。ここってどういう建物なんですか?

小森さん:築70年の古民家をリノベーションした建物なんですよ。1階にフリースペース、2階にレンタルスペースがあって、地域のお茶の間として人々が集まれる空間になっているんです。

 

——オープンキッチンまであるじゃないですか。

小森さん:簡単な調理ができるようになっているので、料理教室にも対応できるんです。普段は休憩所とか「あきは日和」のイートインスペースとして使われています。

 

 

——「あきは日和」さんは、どうしてここで出店することになったんですか?

小森さん:この古民家を改装した「にいつ住宅研究所」さんから、「サンカントピュール」に声がかかったんです。「人を集めたいので建物の1階を使ってお店をやってみませんか?」ということでした。「サンカントピュール」は駅からちょっと離れた場所にあるので、なかなか来られないお客様も多かったんです。この場所だったら駅からも近いし、お客様も来やすいんじゃないかということで、出店させていただくことになりました。

 

子どものときにもらって食べたケーキがお菓子作りの原点。

——小森さんはいつからお菓子作りをしてきたんですか?

小森さん:小学生の頃はコックになることが将来の夢だったんです。中学生の頃からは、おばあちゃんに教わりながらお菓子作りをするようになって、高校卒業後は新潟市内の製菓専門学校に入学しました。

 

——お菓子作りをはじめたきっかけはあったんですか?

小森さん:子どものとき、ケーキ屋さんで売れ残りのケーキをもらって食べたんです。そのケーキの美味しさに感動して、「自分でも作ってみたい」と思ったのがきっかけですね。誕生日のときに買ってもらったバースデーケーキの思い出も影響しているかもしれません。ケーキって、人をワクワクさせることができるものなんですよね。それで製菓学校に進学したんですけど、専門学校を決めるときは、いろんな学校を調べてコンクールでの入賞実績が多い学校に入りました。

 

——それはどうしてなんですか?

小森さん:目標を持って学びたかったので、いろいろなコンクールに挑戦したかったんです。実際、いろいろな大会で賞をいただきました。そういった経験は勉強する上での励みになりましたね。

 

——なるほど。とても前向きに勉強してきたんですね。学校を卒業してからはどこで修行したんですか?

小森さん:東京の洋菓子店に就職したものの、慣れない東京でのひとり暮らしもあって、2週間で新潟に戻ってきてしまったんです。「今だったら絶対に辞めないのに」って後悔していますね。

 

——新潟に戻ってからはどうしたんですか?

小森さん:製菓スタッフを募集しているところがないか探しました。いろいろな洋菓子店や結婚式場に電話をしてみたんですけど、どこもダメだったんです。そんな中で「サンカントピュール」でアルバイトとして使ってもらえることになって、働きはじめて1年後には正社員に昇格させてもらいました。自分のことを拾っていただいた恩義は強く感じていますね。

 

——それで今に至るわけですね。「サンカントピュール」さんでお菓子作りをはじめていかがでしたか?

小森さん:お菓子作りというのは、1回の計量ミスですべてがダメになってしまうシビアな世界です。最初は覚えるのに必死で、楽しいと感じられるようになったのは3年目からでしたね。最初はお客様と話すこともできなかったんですけど、鍛えられたおかげで接客もできるようになりました(笑)

 

お土産屋さんっぽいスタイルのお菓子屋さん。

——「あきは日和」さんと「サンカントピュール」さんの違いってあるんですか?

小森さん:「あきは日和」は新津駅に近いので「手土産が買えるお店」をイメージしています。だから生菓子ではなく、焼き菓子を中心にしたお土産屋さんに近いスタイルになっているんです。商品も「秋葉区」をイメージしたお菓子を選んで置いています。

 

——そういわれるとお土産っぽいお菓子が多いですね。おすすめはどれなんですか?

小森さん:「里山のこもれび」はいかがでしょうか。秋葉山の木漏れ日をイメージしたお菓子で、太陽のイメージのミルク餡と、月のイメージのキャラメル餡の2種類があります。昔からある和菓子を今風の洋菓子に生まれ変わらせたもので、和のテイストを持った洋菓子になっているんですよ。もち麦を使っているので、麦の香りがコーヒーによく合います。

 

 

——パッケージも昼と夜になっているんですね。「あきは日和」の方ではジェラートもやっていますね。

小森さん:以前から「サンカントピュール」でもジェラートを考えてきたんですが、スペースの問題で提供できなかったんです。「あきは日和」では「あいまいな空間」をイートインスペースとして確保できましたし、ジェラートを食べに人が集まるんじゃないかという期待もあって、メイン商品として提供をはじめたんです。

 

 

——ジェラートもやっぱり、「秋葉区」にこだわっているんですか?

小森さん:そうですね。すべてのジェラートじゃないんですけど、秋葉区の素材を使ったフレーバーもあります。今の時期だと秋葉区に原木がある「八珍柿」や、「村祐酒造」の酒粕を使った「酒の華」がおすすめです。10月半ばから4月半ばまでジェラートはお休みさせていただくんですが、代わりにお汁粉やホットチョコレートといった温かいメニューを提供していますので、今シーズンも楽しみにしていていただきたいですね。

 

——なるほど。イートインスペースのおかげでジェラートやドリンクメニューも提供できるわけですね。

小森さん:メニューの幅が広がるだけじゃなくて、ワークショップやイベントを開催することができるので、人が集まる場所にもなるんです。今はなかなかイベントを開催できない状況ですけど、コロナ禍が落ち着いたらイベントを開催してどんどん人を集めたいですね。ですのでイベントを考えていてスペースを探している人はぜひご連絡ください(笑)

 

 

新津駅から近く、公園が目の前にある場所にできた「あきは日和」。同じ建物にはイベントができるフリースペースやレンタルスペースもあり、これから「地域のお茶の間」として人が集まる場所になっていくと思います。皆さんも秋葉区を訪れた際は立ち寄って、ジェラートやホットドリンクを手に休憩してみてはいかがでしょうか。

 

 

あきは日和

新潟市秋葉区新津本町2-1-27

0250-25-7473

9:30-18:00(日曜祝日は17:00まで)

不定休

 

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