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美味しいものと一緒に体験を楽しむ「生ハムとシャンパンのお店 あわや」。

燕市吉田の商業施設「ネクストジェネレーションタウン」内にある、オーガニックショップ「Mother Organic」。こちらを運営する堀口さんが、隣に新しく「生ハムとシャンパンのお店 あわや」というお店をオープンしたと聞いて、お邪魔することに。ウェブデザインを本業としている堀口さんのこだわりが詰まったお店のことを、いろいろと聞いていきました。

 

 

株式会社ピーナッツバター

堀口 寿一 Toshikazu Horiguchi

1981年燕市吉田生まれ。19歳のときに上京し都内を転々とした後、ウェブサービスの構築や広報PRを手がける「株式会社MAYROW」を立ち上げる。2023年6月に燕市吉田でオーガニックショップ「Mother Organic」をはじめる。8月に新潟で「株式会社ピーナッツバター」を設立し、10月に「生ハムとシャンパンのお店 あわや」をオープン。現在は神奈川と新潟で2拠点生活を送っている。

 

敷居の高そうな生ハムやシャンパンを、気軽に味わえる。

――以前「Mother Organic」さんの取材でお邪魔したときに「飲食ができるお店を作りたい」とおっしゃっていましたが、それはこちらのお店のことだったんですね。

堀口さん:外で味わう生ハムとシャンパンがすごく好きで。開放感があって自由な感じというか。だから神奈川ではよくそういうお店に行っていたんですけど、こっちにはそういうお店がないなと思ったんです。「Mother Organic」もやっているので、なるべく食材にこだわって、野菜は無農薬のものを使っています。

 

――どんなコンセプトで「あわや」を作ったんでしょう?

堀口さん:「生ハム」「シャンパン」というと、イタリアンとかフレンチとか、ちょっと敷居の高い感じがするので、もっと気軽に味わってもらえるようなお店を作れたらいいなと。あとは「食で感動と驚きを体験できる」をコンセプトにしています。

 

 

――「感動と驚き」というのは?

堀口さん:おでんを出しているんですけど、それも普通のおでんじゃなくて、赤ワインと赤味噌をブレンドして作った「赤ワイン味噌おでん」なんですね。僕が作ったものなので、たぶん誰もそんなもの食べたことないと思うんです。そういう創作的なメニューとか、なかなか手に入らないナチュールワインとか、ソムリエにセレクトしてもらったワインとか。そういうものを揃えています。あとは面白いことしたいんですよね。これから燻製料理も出していく予定なんですけど、透明なフタの中に燻製のスモークを閉じ込めて、お客さんの手元でパーっと開けて、食べるだけでなくて体験もしてもらえたら嬉しいです。

 

賞味期限10秒の、溶けるような生ハム。

――堀口さんはこちらのお店をはじめる前から、よくお料理をされていたんですか?

堀口さん:特にしていなかったんです。なので「Mother Organic」でも手伝ってくれていた永子さんや、分水で「こうのどり」っていう居酒屋をやっている方がいて、その方たちにメンバーとしていろいろと教えてもらったり手伝ってもらったりしていました。本当に僕だけじゃできなかったですね。

 

――大変だったのはやっぱりメニュー開発でしょうか。

堀口さん:そうですね。オープンギリギリまでメニューがちゃんと決まらなくて。キャロットラペが人気なんですけど、それはディレクターの永子さんがレシピを考えてくれたので「永子のキャロットラペ」という名前で出しています。

 

――永子さんのキャロットラペは、よくあるラペとは違うんですか?

堀口さん:ホールのクミンを使っていて、噛んだ瞬間に香りがはじけるんです。ニンジンもそうですけど、素材の味が生きている感じですかね。

 

 

――メインの生ハムはどんなものを提供されているんでしょうか。

堀口さん:長岡にある「みんなのハム」さんっていう、知る人ぞ知るハム工房の生ハムです。プロの料理人にもファンの方が多いんですけど、あまり売られていないんですよ。そういう希少な生ハムを紹介していただいて、僕たちメンバーで長岡の川口まで足を運んで、そこで食べたときに衝撃を受けたんです。

 

――どんな味なのか気になります。

堀口さん:普通の生ハムとは味わいがぜんぜん違いますね。メインの生ハムは「賞味期限10秒生ハム」と名付けさせてもらっているんですけど、舌の上で溶けちゃうんですよ。それをスパークリングやワインで流し込んでもらうという。

 

――お酒がすすみそう……。じゃあワインは生ハムに合うようにセレクトされているんですね。

堀口さん:そうです。それもソムリエの方のところに生ハムを持っていって「これに合わせたいんです」と言ってセレクトしていただきました。あとシャンパンっていうとドンペリとかのイメージだと思うんですけど、うちはそういうものを置いていなくて。知る人ぞ知るものとか、ワイン通の人が「これを置いているの?」みたいなものを選んでもらいました。でもやっぱりシャンパンは値段が張るので、リーズナブルに召し上がっていただけるようにスパークリングを用意しています。

 

 

――内装も外装も、細かいところまでこだわられているのを感じます。

堀口さん:六本木のお寿司屋さんをイメージしたんです。でもリーズナブルにお楽しみいただきたいので、料理自体の値段はそんなに高くならないようにしています。この店はほとんど僕がDIYで作って、ロゴもデザインして描いて、壁も塗って、壁に飾っているこの絵も僕が描きました。家のモップを使ってペンキで描いたんですよ(笑)

 

 

つながりや体験が生まれる場所になればいい。

――本業であるウェブのお仕事とは大きく違うと思いますが、お店に立っていて思うことはありますか?

堀口さん:お客さんと話すのがやっぱり楽しくって。小さいお店なんですけど、ちょうどいい距離を保てるんですよ。狭すぎるかなと思っていたんですけど、お客さんも「落ち着いて食事ができる」とおっしゃってくれるのでよかったです。

 

――これから「あわや」をどんなお店にしていきたいですか?

堀口さん:6席しかないので、普通に食事をするのでもいいんですけど、少人数で親睦を深めたいとか。ここだからこそ生まれるつながりがあると思うんです。この前はこっちの席に社長さんがいて、そっちの席にはまた違う経営者の方がいて、仕事につながる話になっていたんです。ただ飲むだけでもいいんですけど、何か体験してもらえればいいですね。

 

――確かに燕は社長さんが多いし、何か新しいことが生まれそうですね。

堀口さん:ケミストリーが起こる場所になったらいいですね。それはもう誰にも予想できないし、ここに来て、美味しいワインを飲みながらだからこそ生まれるものがあるだろうなって思います。

 

 

 

生ハムとシャンパンのお店 あわや

燕市吉田西太田字札木844-1 ネクストジェネレーションタウン33番

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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