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風船とサウンドで、周りのみんなを笑顔にする「バルーンパフォーマーJin」。

先日、久しぶりに「古町どんどん」に足を運びました。その会場の一角で子どもたちの注目を集めていたのが、バルーンパフォーマーの「Jin(ジン)」さん。一瞬も目が離せない早業で完成するバルーンアートと不思議な効果音で、その場を歩く人の足を止めていました。今回はJinさんがバルーンパフォーマーになるまでのことや、ちょっと失敗しちゃったステージの思い出など、いろいろとお話を聞いてきました。

 

バルーンパフォーマー

Jin

1977年三条市生まれ。高校卒業後に就職したスーパーでバルーンアートと出会う。パフォーマーとしての腕を磨くため2009年に「大道芸サークル芸工房」のメンバーとなり、2012年にプロに転向。新潟県内初のサウンドを織り交ぜたパフォーマンスで人気を集める。

 

バルーンアートとの出会いと、プロとしての決めごと。

——Jinさんがバルーンアートをはじめたきっかけを教えてください。

Jinさん:働いていたスーパーで、お子さんに楽しんでもらおうと手品を披露していたんです。あるとき、手品で使った風船をお子さんに渡したら、その子が風船で犬を作りはじめたんですよ。もう、こちらがびっくりしてしまって(笑)。それがきっかけでバルーンアートをやってみようと思ったんです。プレゼントとして渡せるし、小さい頃に好きだったプラモデル作りに通じるものを感じて「これはいい」と思いまして。

 

——器用なお子さんがいるものですね(笑)

Jinさん:それからテキストを買って、独学でバルーンアートを勉強しました。でもそれだけじゃなかなか上達しなくて、南区にある「大道芸サークル芸工房」に参加していろいろ教えてもらったんです。

 

——それで更に腕を磨かれたんですね。

Jinさん:サークルに入って、テキストには書いていないような大きな作品も作れるようになったし、音楽を使う演出のヒントも得ました。人前でパフォーマンスをするようになったのもその頃からです。でも最初は音楽を流しながら、簡単なものを順番に作っていくだけで精一杯でしたね。

 

 

——今みたいなパフォーマンスのレベルになったのはもうちょっと後ってことですね。

Jinさん:今のようなかたちになったのは、プロになって数年してからですかね。使用する音楽や作るもののベースはありますけど、イベントによって演出は変えますし、「これもやってみたいな」ってものはどんどん取り入れているので少しずつ進化はしていると思います。

 

——プロになる前と後とでは何か違いがありますか?

Jinさん:パフォーマーになる前は、まさか自分が人前に立つなんて思ってもいませんでした。そういうタイプではないといいますか、僕はオフのときは普通の人です(笑)。でも大道芸サークルの先輩から「少額でもお金を受け取ったらプロ」と教えてもらいましたし、「お金をいただくからには見ている人をがっかりさせることは絶対にできない」って覚悟でいます。

 

大盛り上がりの会場から失敗エピソードも。Jinさんのステージの数々。

——今日は間近でJinさんのパフォーマンスを見させていただき、すごくワクワクしました。

Jinさん:それはありがとうございます(笑)。バルーンアートを披露すると、みなさんが笑顔になってくれます。その様子を見てこちらも嬉しくなるし、依頼主さんにも感謝される。バルーンアーティストとしての醍醐味を味わって「この職業は自分に向いている」と思ったのも、ずっと続けてこられた理由かもしれません。

 

——お子さんにも大人気でしたね。Jinさん流の集客テクニックはあるんでしょうか?

Jinさん:音の力は大きいですよね。僕はサウンドを効果的に使う演出が得意なので、音に助けてもらっていると思います。あとはバルーンアートを作るスピードもけっこう大事かな。集客とは違うポイントですけど、いつも心がけていることはお子さんの目線に合わせてしゃがんで風船を渡すこと。それと自分自身がその場をめいっぱい楽しむことです。自分が楽しくないと見ている人にも伝わっちゃいますからね。

 

——今日のようなイベント以外には、どんなところに出演されるんでしょう?

Jinさん:福祉施設や学校に呼んでいただいたり、お祭りだとかちょっとしたパーティーにお声をかけていただいたりすることもあります。保育園でパフォーマンスするときは特に盛り上がります。子どもたちの素直なレスポンスがすごいんですよ。一斉に「わ〜」って歓声が上がって。

 

 

——他にも思い出深いステージはありますか?

Jinさん:う〜ん、たくさんありますけど「ジャイアントバルーン」という180cmほど膨らむ風船を頭にかぶって、前が見えない状態で風船を作ったことは印象に残っています。僕は前が見えないんだけど、その場が大騒ぎになっているのが分かって。あの反響は大きかったですね。

 

——じゃあ、いちばん緊張したのは?

Jinさん:長岡リリックホールでのステージは緊張しました。階段状になっている観客席がいつもとは違う感じがして。でもパフォーマンスをはじめてしまえば自分の世界に入り込めます。お客さんの顔は見えているんだけどあまり気にならず、ステージに集中できるんですよ。

 

——意地悪な質問もしちゃいますね。失敗したこともあります?

Jinさん:風船が途中で割れることは今でもたまにあります。作りはじめであればやり直せばいいんですけど、完成間近で割れちゃって「もうどうにもならない」みたいときもあります(笑)。あとは宴会の余興で、大きい風船の中に小さい風船を詰め込む「スパークバルーン」を使ったショーをやったんですけど、大きい風船がお客さんのお盆あたりまで飛んでいってしまったこともありました。ある程度お食事が進んでいたとはいえ、「すみません」って焦りましたね。

 

周りのみんなを笑顔に。伝えたい大切なメッセージ。

——ちょっと変わった依頼もあったそうですね。

Jinさん:新一年生と親御さん向けに、交通安全に関する話と絡めてパフォーマンスをやって欲しいという依頼がありました。慣れないパワーポイントとプロジェクター操作に苦労しましたね。

 

——そのステージを考えた方、すごくいいアイディアの持ち主ですよね。Jinさんのような方が交通安全の話をしてくれたら、大切なことがお子さんにスッと入ってきそう。

Jinさん:そのときは「周りのみんなが笑顔になれることをぜひしてください」ともお伝えしました。お子さんにメッセージを伝えるチャンスがあるとき、僕がいつも言うことなんです。

 

 

——さて、これからはどんなパフォーマーを目指していますか?

Jinさん:そこまで有名にならなくてもいいですけども、少しでも長く今のようなパフォーマンスを続けたいですね。身体が資本なので、体力をキープしなくちゃいけないとコツコツトレーニングをしています。

 

——ファンの皆さんにメッセージがあればお願いします。

Jinさん:どこかのイベントでお会いした方は、励みになりますのでぜひ声をかけていただけると嬉しいです。

 

 

 

バルーンパフォーマー Jin

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