Things

アメリカンスタイルが大好きなオーナーの「BUILD UP BURGER」。

アメリカを舞台にした映画で、長く続く田舎の一本道のシーンを見かけることがあります。主人公が道の途中にあるガソリンスタンドに立ち寄ると、その隣には食料品店やダイナーがあったりしますよね。それに似た光景が新潟市江南区で見られるのをご存知でしょうか。昨年の春にオープンしたテイクアウトのハンバーガーショップ「BUILD UP BURGER(ビルドアップバーガー)」です。今回はアメリカンスタイルが大好きなオーナーの白倉さんに、お店やハンバーガーへのこだわりを聞いてきました。

 

 

BUILD UP BURGER

白倉 将和 Masakazu Shirakura

1979年新潟市江南区生まれ。調理師専門学校卒業後、東京や新潟の懐石料理店で日本料理の腕を磨く。2023年に夫婦で「BUILD UP BURGER」をオープン。ハーレーやアメ車が好き。

 

イメージはアメリカのガソリンスタンドにある雑貨店。

——製パン工場の前にハンバーガーショップがあるなんて……(笑)。この一画だけなんだかアメリカみたいですね。

白倉さん:ありがとうございます。冬はちょっと寂しいんだけど、夏はもっと賑やかになるんですよ。

 

——そうなんですか。じゃあもっとアメリカンに見えるんでしょうね。

白倉さん:今は冬囲いしてるんですけど、店舗前にヤシの木があるんです。夏は芝生も青々としてるし、いろいろなヴィンテージアイテムも置いているんですよ。

 

——ヴィンテージアイテムというと?

白倉さん:ガソリンスタンドのマスコットキャラクター「ESSO BOY(エッソボーイ)」のビッグフィギュアやコカ・コーラの自動販売機です。ガムボールが螺旋状のスロープを転がって出てくるガムマシーンもあって、子どもたちに人気がありますね。

 

——へぇ〜、それは楽しそうですね。ぜひ夏にも来てみたいです。

白倉さん:アメリカのロードムービーに出てくる、長い一本道にある田舎のガソリンスタンドってあるじゃないですか。その隣にある雑貨や食料を売っているお店をイメージしているんです。古びたイメージを出すために、プレハブにはトタンを張りました。

 

——そこまでガソリンスタンドのイメージにこだわるとは……(笑)

白倉さん:やるからには味もイメージも中途半端なことをしたくなかったんです(笑)。そもそも、僕も妻もアメリカンスタイルが大好きだったんですよ。

 

 

——アメリカンスタイルを好きになったのって、何かきっかけがあったんですか?

白倉さん:小学生の頃に「LIVI’S(リーバイス)」のジーンズを買ったんです。それからそのジーンズに合う服を着るようになって、アメリカンファッションに目覚めました。高校生のときには運転免許をとってすぐ400ccのアメリカンバイクに乗ったんです。その後はアメ車にも乗りましたが、スタッドレスタイヤがなくて冬は乗れないし、すぐに壊れちゃうので1年で手放しました(笑)

 

——かなりガチなアメリカ好きなんですね。ハンバーガーショップもそれが高じて?

白倉さん:10年くらい前から、ずっとやりたいと思っていたんです。毎年、神社へ初詣に行くたびに「今年こそハンバーガーショップをやりたい」ってお参りし続けてきましたが、なかなか踏ん切りがつかなかったんですよ。でも妻に背中を押されてプレハブハウスを買って、ようやく前へ進むことができました。

 

——奥さんのおかげで夢を実現されたわけですね。店名の「BUILD UP BURGER」にはどんな意味があるんですか?

白倉さん:英語が得意な妻の案でつけた店名なんです。「作り上げる」「だんだん大きくなる」という意味があるので、高さにこだわる僕たちのハンバーガーにぴったりだと思いました。「築き上げる」という意味もあるので「お店を成長させていきたい」という思いも重ね合わせています。

 

「ここでしか食べられない」にこだわったオリジナルの味。

——白倉さんは日本料理の板前さんだったということですが、日本料理とハンバーガーって正反対のイメージがあるんですけど、やりにくさは感じませんか?

白倉さん:「調理する」という点ではどの料理も変わらないので、やりにくさを感じることはないですね。むしろ、お互いの調理法で応用が利くことも多いんですよ。

 

 

——へぇ〜、そういうものなんですね。では、白倉さんの作るハンバーガーは、どんなところにこだわっているのか教えてください。

白倉さん:お金や時間をかけてわざわざ食べに来てくださるんだから、ここでしか食べられない味を楽しんでいただきたいんです。「どこかで食べたことのある味」とは言われたくないので、オリジナリティには特にこだわるようにしています。

 

——例えばどんなふうにこだわっているんでしょうか。

白倉さん:ソースもマヨネーズも既製品を使わずにすべて手作りしています。特にソースは3日間かけて作っているんですよ。レタスはもちろん新鮮なものを使っていますけど、ひと手間かけているので鮮度が長持ちしてシャキシャキした食感が楽しめます。

 

 

——どこにもない味って難しそうですよね。

白倉さん:かなり試行錯誤を重ねて、バンズに具を挟む順番だけでもいろいろと試しました。ハンバーガーって口の中で具が混ぜ合わせられて完成する「口中調理」の料理だから、具の順番だけで味がまったく変わってくるんです。あとゴテゴテしてソースが垂れてくるようなことのない、シンプルな形の食べやすいハンバーガーにこだわりましたね。

 

——こだわりが詰まっていることがよくわかりました。

白倉さん:ファストフードのハンバーガーと比べるとグルメバーガーは値段が高いんですけど、食べてもらえれば納得していただけるんじゃないかと思いますし、満足していただけるように作っています。安く作ろうと思えばできます。でも美味しいハンバーガーを食べてほしいので、こだわりは持ち続けたいんです。

 

——こだわリ続けるのって、大変なことも多いんじゃないですか?

白倉さん:こだわりの分、仕込みに時間がかかって大変で辛いと思うこともありますが、「これくらいでいいや」と手を抜くことは絶対にしません。手を抜いたらお客様にはわかっちゃいますからね。

 

——なるほど。

白倉さん:でもお客様から「美味しかった」と喜んでいただけると、辛かったことも吹っ飛びます。細かく丁寧に感想なんかいただけると、僕らのこだわりが伝わってるのがわかって嬉しいし、手間をかけて良かったと思えますね。

 

——ハンバーガー以外に、ロコモコも提供しているんですよね。

白倉さん:「ご飯を食べたい」というお客様の声にお応えして、火曜と金曜に提供しています。あと気軽に召し上がっていただけるリーズナブルなメニューとして、火曜、水曜、金曜に550円でチキンバーガーの提供もはじめました。

 

——お客さんの幅も広がりそうですね。最後に、これからやってみたいことってあるんでしょうか?

白倉さん:うちのグルメバーガーは作りたてが美味しいし、積み上げられた高さが売りなんですよ。でもテイクアウトになると食べるまでに時間がかかるし、ハンバーガーの形も変わっちゃうんです。だから屋根のあるイートインスペースを作って、できたてのハンバーガーを味わっていただきたいんですよね。

 

 

 

BUILD UP BURGER

新潟市江南区二本木4-14-28

080-7412-9005

17:00-19:00(日曜は11:00-14:00)

月木曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

アフィリエイト広告

  • 部屋と人
  • She
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。


TOP