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山形で生まれた人気ラーメンの味を新潟に伝える「ふくろう 新潟女池店」。

新潟県に並んでラーメン人気が熱いのが山形県です。その山形県で特に人気なのが、スープに辛味噌を溶かすことで味の変化を楽しむ「辛味噌ラーメン」。その「辛味噌ラーメン」を提供するお店が新潟市中央区にオープンしたと聞いて、「からみそラーメン ふくろう 新潟女池店」にお邪魔してきました。オーナーの辛島さんに、お店をはじめたいきさつやこだわりを聞きました。

 

 

からみそラーメン ふくろう 新潟女池店

辛島 雅行 Masayuki Karashima

1971年新潟市中央区生まれ。高校時代に韓国ソウルへ5年留学した後、ロサンゼルスで4年暮らし、帰国してからは実家が営むパチンコ店で働く。その後はワークブーツの代理店、韓国クラブのマネージャーを経て不動産業をはじめ、5年前に新潟へ戻る。「ダイドーホーム株式会社」を経営するかたわら、2023年に「からみそラーメン ふくろう 新潟女池店」をオープン。ロックやバイク、ガンプラと趣味は多い。

 

韓国やロサンゼルスなど、あちこちで暮らす。

——今日はよろしくお願いします。頂戴したお名刺を拝見すると、辛島さんは不動産業もやっていらっしゃるんですね。

辛島さん:最初はオーナーとして「からみそラーメン ふくろう 新潟女池店」の経営だけに関わって、スタッフにお店を任せようと思っていたんだけど、人手が足りなくて僕がお店を回すことになっています(笑)

 

——どうして不動産業だけじゃなくて、飲食業もやろうと思ったんでしょうか?

辛島さん:赤坂にいた頃、韓国料理店や焼肉店などの飲食店を手伝う機会があって、いろいろなお店を見ているうちに、自分でも飲食店を経営してみたいと思うようになったんです。飲食店は過酷な労働環境のところが多いんだけど、そういう環境を少しでも変えていきたかったんですよね。

 

 

——それは素晴らしい。辛島さんは赤坂に住んでいたんですね。

辛島さん:僕はあちこち行っているんです(笑)

 

——例えばどんなところに?

辛島さん:高校時代は韓国のソウルに留学して5年間暮らしました。当時は韓国の物価が日本の10分の1だったから、あっちでは大金持ちで楽しかったですね(笑)

 

——羨ましいですね(笑)。そんな気分を味わってみたいものです。

辛島さん:ロックをやっていた影響もあって、アメリカで暮らしたいという願望からロスへも行きました。最初はコリアンタウンに住んだんですけど、渡米する直前に暴動が起こって、到着したら街はボロボロだったんです。おまけに銃を持って武装した自警団みたいな連中がゴロゴロしていて、かなりヤバかったですね(笑)

 

——無事暮らせたのか心配になりますね。アメリカでは音楽をやっていたんですか?

辛島さん:バンドを組んで音楽活動していたんだけど、日本のロックとはあまりにレベルが違いすぎて諦めました。帰国してからは実家の小さなパチンコ店を手伝って、でもそれも2007年頃に閉店することになったんです。

 

——あらら……それは残念でしたね。

辛島さん:それから何をやろうかと考えて、自分の好きなものに関わりたいと思いました。僕はハーレーに乗っていてワークブーツをよく履いていたので、ワークブーツの代理店をやろうとカナダの「Dayton boots(デイトンブーツ)」と代理店契約をして、ブーツの販売代理店をしていたんです。

 

——何だかいろんなことをやってこられたんですね。

辛島さん:でも子どもが高校生になって学費にお金がかかるので、赤坂の韓国クラブに就職して、マネージャーとして働くことにしたんですよ。そこのお客様のなかに不動産業をやっている方がいて、いろいろ教わるうちに自分でも不動産業をはじめたんです。いろんな飲食店を手伝っていたのもその頃です。

 

「ふくろう」のフランチャイズ店になった理由。

——辛島さんって、本当にいろんなところで暮らしてきたんですね。新潟に帰ってきてからは飲食業もやることになったわけですけど、「ふくろう」の辛味噌ラーメンを選んだ理由を教えてください。

辛島さん:最初は自分の好きな油そばの専門店をやろうと考えていたんです。知人からは「ふくろう」の辛味噌ラーメンを勧められたんだけど、油そばにこだわっていたので最初は断っていました。でも社長の話を聞いているうちに、これなら新潟どころか海外でも勝負できるんじゃないかと思ったんです。そこでフランチャイズ契約をすることにして、研修を受けることにしました。

 

 

——研修はどのくらいの期間受けたんでしょうか?

辛島さん:最初は「1カ月くらいかな」って言われていたんだけど、実際は3カ月近くかかりました。それも営業中の店舗での実践研修だったんですよ(笑)。めちゃめちゃ厳しかったけど、僕にも意地があるから休みなしで頑張って働きました。

 

——それはもう研修じゃなくて修業ですね(笑)

辛島さん:でも、そのおかげで上っ面だけじゃない動きを身につけることができました。注意されたことの中で特に印象に残っているのは「調理しながらお客にも気を配れ」と言われたことですね。それは今でも意識するようにしています。

 

「ふくろう」の魅力を新潟の人たちに伝えていきたい。

——「ふくろう」の辛味噌ラーメンの特徴を教えてください。

辛島さん:辛味噌を溶かすことで味の変化を楽しめることだと思います。最初は魚介の香りがする優しい味わいの味噌スープなんですけど、辛味噌を溶かすことで「完全体」になると僕は思っています。だから「辛味なしで」という注文は受けないようにしているんですよ。

 

——そこは譲れないこだわりなんですね。

辛島さん:辛味噌あっての「ふくろう」ラーメンだと思っていますからね。以前も年配の女性が「辛味なし」を注文してきたんだけど、いちばん辛さの弱い「一辛」の辛味噌を入れさせてもらったらスープまで完食してくれたんですよ。「ふくろう」の美味しさをわかってもらえたことが嬉しかったですね。

 

 

——他にもこだわっていることはありますか。

辛島さん:以前はまぜそば用の昆布酢をテーブルに置いていたんです。ところが昆布酢の減り方が異常に早いんですよ。注意して観察してみると、すべてのお客様が辛味噌ラーメンに昆布酢を入れて召し上がっていたので慌てて止めて、それからは置かないようになりました(笑)。目の前に置いてあると、つい何にでも使っちゃうんでしょうね。

 

——ラーメンを作るときに気をつけていることがあったら教えてください。

辛島さん:フランチャイズ店のラーメンって、スープは温めるだけというイメージがあるかもしれないんですけど、レシピに沿って自分で作っているイメージに近いんです。だから味噌を入れるタイミングや混ぜ方が変わっただけで、味が変わってしまうんですよ。味噌も開けてすぐの11時は問題ないけど、14時頃になると風味が変わってくるように感じます。そうしたところに気をつけて作るようにしていますし、開店前と閉店後には味を確認するようにしていますね。

 

——繊細に作られているんですね。今後は「ふくろう」をどんなふうに続けていきたいと思っていますか?

辛島さん:「ふくろう」のラーメンの美味しさを、新潟の皆さんに伝えていきたいですね。そして今後は、新潟で「ふくろう」のお店をやりたい人たちを応援していきたいと思っています。

 

 

 

からみそラーメン ふくろう 新潟女池店

新潟市中央区女池2-2-28

025-278-7160

11:00-14:30/18:00-21:30

火曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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