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毎日を楽しく。理容師から転身「石窯ピザ GoodDay」のピザ職人。

人気ロールプレイングゲーム「ドラゴンクエスト」には「ダーマの神殿」という場所が登場します。ゲームの登場人物が職業をチェンジできる場所です。ロールプレイングゲームに限らず、世の中には「転職」によって新しい挑戦をする人もたくさんいますよね。今回紹介する「石窯ピザ GoodDay(グッドデイ)」の小林さんもそのひとり。理容師からピザ職人に転職し、日々新しいことに挑戦しているんです。

 

 

石窯ピザ GoodDay

小林 修 Osamu Kobayashi

1984年新潟市南区生まれ。大手電機メーカーの工場やピザチェーンでのアルバイトを経て理容師になる。2021年にオーナーから勧められて「石窯ピザ GoodDay」をオープン。保育園時代から親しい人たちには「ちゃむ」というニックネームで呼ばれている。

 

どうして理容師がピザ屋さんの店長になったのか。

——今日はよろしくお願いします。小林さんって、いつからピザ職人をやられているんですか?

小林さん:実は、このお店をやることになってからなんです(笑)。その前はまったく違う仕事をしていました。

 

——どんな仕事を?

小林さん:低価格カットの理髪店で理容師をやっていました。高校生のときは美容師になりたかったんです。でも、美容室って女性のお客様が多いじゃないですか。僕は女性客の接客に自信がなかったので、男性客の多い理髪店を選んだんです。

 

——理容師の知識や技術は、専門学校に通って勉強したんですか?

小林さん:いえ、働きながら通信教育で勉強しました。当時は低価格の理髪店が少なかったおかげで、すごく繁盛していたんですよ。だから忙しかったんですけど、技術は覚えることができましたね。

 

——それなのに、どうしてピザ屋さんをはじめることになったんですか?

小林さん:安定した収入はあったんですけど「ずっと低価格の店で理容師を続けていくのかな」って思ったら、自分の未来が想像できなかったんです。それで他に進む道を考えていたら、「パン屋をやってみたい」と思うようになっていました。

 

 

——パン屋とは急展開ですね。なぜパン屋さんになりたいと?

小林さん:もともと絵を描いたりものを作ったりすることが好きなんです。店内に飾ってある絵やチョークアートも僕が描いたものなんですよ。パンも自分が作った作品みたいなものじゃないですか。それを売る仕事って楽しそうだなって思ったんですよね。それでいきなり理容室を辞めてしまったんです。

 

——すごい覚悟ですね(笑)。でもここ、パン屋さんじゃなくてピザ屋さんですよね……。

小林さん:保育園のときから付き合いのある仲間が、少し前までここで珈琲店を営業していたんです。でもコロナ禍の影響を受けて、違うことをはじめようとしていたときに、僕がパン屋さんをやりたがっていることを知って「だったら、ここでやればいいじゃん」と言ってくれたんですよ。だから仲間がオーナーで、僕は店長という立場でお店を任されています。オーナーはピザ屋さんをやりたいと思っていたので「ピザ屋をやりながらパンも焼けばいいじゃん」と言いくるめられて、ピザ屋さんをやることになってしまったんです(笑)

 

お客さんが殺到して、てんやわんやのオープン。

——でも、ピザ作りってどこで勉強をしたんですか?

小林さん:オーナーの知り合いが南区でピザ屋さんをやっているんですよ。そこで3ヶ月間、ピザ作りを教えてもらって、すぐにオープンという感じでした。

 

——たったの3ヶ月ですぐオープン……大丈夫だったんですか?

小林さん:いやぁ、大変でしたね(笑)。オープン記念ということでマルゲリータを1枚500円で販売することにして、周辺地域にチラシを折り込みしちゃったんですよ。そしたらオープン日にお客様が殺到してしまって……。でも石窯はひとつしかないから、1枚1枚焼いていくしかないんです。それでお客様が大渋滞を起こして、真夏の炎天下に長時間お待たせすることになりました。

 

 

——小林さんとしては、大変なプレッシャーだったでしょうね……。怒って帰ったお客さんはいませんでした?

小林さん:直接のクレームはありませんでしたけど、怒っていたお客様はいたと思いますよ。でも、オープン以来通ってくれている常連さんもいるので、本当にありがたいなって思いますね。

 

——小林さんがピザを焼くときに、こだわっていることを教えてください。

小林さん:う〜ん……なんだろ。1枚1枚心をこめて焼くこと。これに尽きるかもしれないですね。生地の配合、温度管理といった、修業先で教えてもらったことはしっかり守って作るようにしています。

 

 

——なるほど。教えを守って丁寧に作っているピザなんですね。それにしても、思っていたより広い店内ですね。

小林さん:テイクアウトもやっていますけど、焼きたてをすぐに食べてほしいですからね。でも、僕としてはもっと座席数は少なくてもいいかなって思います。2〜3人しか座れないようなカウンターしかなくって、焼いたらすぐお出しするようなスタイルとか。

 

 

——まるでおでん屋さんのようですね(笑)。最後に、今後はどんなふうにお店をやっていきたいですか?

小林さん:店名の「GoodDay」みたいに、自分もお客様も毎日楽しく過ごせるようにしたいですね。「Every Day is New Day」という言葉にもあるように、毎日新鮮に過ごしていきたいと思います。

 

 

内装デザインとして書かれている文字は、小林さんのポリシーであり、ご自身とお客さんへのエールでもあったのです。そんな「石窯ピザ DoodDay」のピザを食べてみたら、店名通りの素敵な1日を過ごすことができるかもしれませんよ。

 

 

石窯ピザ GoodDay

新潟市秋葉区田島105-1

0250-23-3777

11:00-19:00(イートインは16:00まで)

無休

 

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