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春のお楽しみといえば「いちご狩り」。美味しい苺の見分け方。

苺大好き編集部員が、美味しい苺の見分け方を聞いてきました。

真っ赤に熟して、可愛い子をひとくち。今年も「いちご狩り」のシーズンが到来です。どんな苺がおいしいか、どんな楽しみ方があるのかなど、「いちご狩り」を満喫するためのポイントを新潟市南区「白根グレープガーデン」に突撃取材してきました。レポーターは私、Things編集部・伊川です。24歳女性、独身。ゲームが大好き、苺も大好き。今日は美味しい苺に出会うコツみたいなものを皆さんに紹介できればと思っています!

 

 

笠原秀夫さん

白根グレープガーデン

笠原秀夫さん Hideo Kasahgara

2008年に父が営む「白根グレープガーデン」で、農家として新たな人生をスタート。現在は奥さん、弟も加わり、頼れるスタッフとともに10種類以上ものフルーツを栽培。人も性格がそれぞれなように、フルーツも同じ。その性格を見極め、おいしく育てることに日々奮闘中。

 

伊川愛香

Things編集部

伊川愛香 Aika Igawa

人生初のレポーター。ちょっと不安を感じながらも、大好きな苺のために頑張ります。最近は、油絵に挑戦中。真っ赤に熟した可愛い苺も描いてみようかなって思ったり。ゲームに油絵にインドア趣味が多いけど、春だからいちご狩りに出かけます。

有機質肥料と低農薬で、安心のフルーツを楽しみたい。

今回お邪魔した「白根グレープガーデン」は、苺をはじめ、梨、ル・レクチェ、葡萄などといった多くのフルーツを、有機質肥料と低農薬による安心・安全な栽培方法で育てているフルーツランド。とくに新潟市近郊にお住まいの方にとっては馴染み深い果樹園です。今のシーズンに楽しめる苺は、55,000本も栽培され、1月上旬~6月下旬まで「越後姫」などの品種が食べられる「いちご狩り」を楽しめます。

苺は、55,000本も栽培 白根グレープガーデンでいちご狩り

いちご狩りをもっと楽しむコツ

伊川:新潟の苺といえばやっぱり「越後姫」が有名ですが、他の品種も食べられるんですか?

 

笠原さん:現在、約10種類の苺を栽培しています。80%が「越後姫」で、残りの20%は「紅ほっぺ」「あきひめ」などの県外品種です。なので、ほとんどの方は「越後姫」となってしまいますが、タイミングが良ければ県外品種も食べられたりします。

 

伊川:県外品種、気になりますね。おいしい苺の選び方って、どの苺も同じですか?

 

笠原さん:基本的に苺の見分け方は同じです。ちなみに、大きい苺と小さい苺はどっちがおいしいと思いますか?

 

伊川:それは大きい方が育っているし、おいしいはずでは…。

 

笠原さん:味の面だけでいったら小さい苺です。大きい苺は食べ応えがあって人気なんですが、どうしても大味になってしまいます。小さい苺はしっかりと味が詰まっているので、おいしいと思います。まぁ、好みですけど(笑)。

 

伊川:そうなんですね!これからは小さい苺を選びます!あと、甘い苺を選ぶコツってあるんですか?

 

笠原さん:ありますよ。苺を選ぶポイントは3つあります。まずは色です。艶やかな赤みのある苺をまずは選んでみてください。その次にヘタを見てください。ヘタが元気に反りあがっている苺は新鮮です。そして、意外と知られていないポイントが、苺の形です。なで肩になっている苺を選んでください。熟している証拠です。

 

いちご選びのポイントはなで肩!
いかり肩の苺よりも、なで肩のほうが熟しているんだって!

フルーツ栽培で大変なこと、こだわっていること。

伊川:現在10種類以上ものフルーツを栽培されていますが、どんな面で大変だなと感じますか?

 

笠原さん:開園より約50年以上が経ちますが、昔からのこだわりで有機栽培と低農薬を貫いています。この栽培方法は一般的な栽培方法に比べて手間がかかるのですが、安心安全なフルーツを皆さんにお届けしたく、日々頑張っています。一番大変に感じることは、フルーツによって性格が異なるので、その把握ですね。苺は10品種、葡萄は40品種もあるのでそれぞれに合わせた管理をシビアに行っています。

 

伊川:それぞれに個性があると、手間も二倍三倍とかかりますもんね。今後の展開はどのように考えていますか?

 

笠原さん:これだけ多くのフルーツを栽培していますので、もっと多くの方にフルーツの魅力を伝えられるよう、農産物だけをつかったスイーツ専門店をやりたいと思っています。あとは、この農園をもっともっと楽しい空間にしたいですね。「また行きたい!」と何度でも思ってもらえるよう、いつもワクワクを提供できるように進化し続けていきたいです。

大きないちごもたくさん!

いちご狩りだけじゃない、ジェラートも忘れずに。

「いちご狩り」のハウスに隣接されているジェラートショップでは、自家栽培フルーツを使ったジェラートが常時10種類程度も並んでいます。今の時期の人気はもちろん苺を使ったフレーバー。下の写真は、苺の果肉を練り込んだミルクベースの「いちごミルク」と越後姫をメインにたっぷり苺を使った「いちごシャーベット」。

いちご狩りだけじゃなくジェラートも!
シングル/¥320(税込)、ダブル/¥390(税込)、トリプル/¥440(税込)

いちご狩りのコースについて聞いてみました。

「白根グレープガーデン」では、1月下旬から6月下旬(予定)までの期間、「いちご狩り」が楽しめます。期間中は「食べ放題コース」「いちご3点セットコース」「掴み取り量り売りコース」の3つのコースが用意されていますが、生育状態によって選べるプランは異なりますのでご注意ください。

 

いちご狩りを満喫

一番人気

「食べ放題コース」

その名の通り、人気品種の「越後姫」をはじめとしたイチゴが食べ放題のコースです。制限時間は30分間。そのまま食べるもよし、おかわり自由の練乳をたっぷりつけて食べるもよし、とにかくたくさん食べたい方にオススメのコースです。ただし、イチゴが無くなり次第の終了となってしまうので、早めの時間に行くのがベスト。

 

小学生以上/¥1,620(税込)、幼児(4歳以上)/¥1,420(税込)、3歳児/¥540(税込)

 

お皿にたくさんのいちご

農園オススメ

「いちご3点セットコース」

ゆっくりと農園内の雰囲気を楽しみつつ、おいしいイチゴを食べて、お土産まで付いてくるお得なコース。10粒前後の皿盛りイチゴを食べたら、ちょっとした収穫体験に出発。収穫したイチゴはお土産に持って帰れます。さらに隣接したジェラートショップ「Mellow(メロウ)」でジェラートまで食べられちゃう。

 

1月~3月/1セット¥1,300(税込)、4月~6月/1セット/¥1,200(税込)

 

食べたい分だけ収穫しよう

「掴み取り量り売りコース」

自分で好きな分だけ収穫できるコースです。収穫したイチゴは園内で食べても、お土産にしてもOK。収穫体験としても人気です。ちなみに園内ではチョコレートフォンデュも体験できます。収穫したイチゴをフォンデュすれば、スイーツに様変わり。いろんなフルーツも食べたい方にはフルーツ盛りのセットもオススメ。

 

100g300円(変動あり)、チョコレートフォンデュ/¥540(税込)、チョコレートフォンデュ+フルーツ盛り合せ/¥1,080(税込)

春を感じる楽しいひとときを、いちご狩りで!

というわけで、今回は苺大好き編集部員の私・伊川が、「白根グレープガーデン」の笠原さんにお話をお聞きしました。美味しい苺の見分け方は、ひとつ、艶やかな赤みのある苺。ふたつ、ヘタが元気に反り上がっている苺。みっつ、なで肩の苺、です。「いちご狩り」に出かけるときはぜひ覚えておいてくださいね!

 

 


 

 

フルーツランド 白根グレープガーデン

新潟県新潟市南区鷲ノ木新田573

025-362-5535

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