オトナの習いごと#09
サックスを教える「伊藤琴美」さん
プロモーション | オトナの習いごと
2026.06.06
大人でも楽しんで学べる「習いごと」を紹介する特集企画『オトナの習いごと』。今回は、サックスを教えている「伊藤琴美」さんにお話を聞いてきました。伊藤さんがサックスをはじめたきっかけや、そもそもサックスという楽器がどんな楽器なのか、どんなレッスンをしているのかなど、明るく気さくな伊藤さんにいろいろ聞いてきました。
伊藤 琴美
Kotomi Ito
2002年燕市出身。中学生のころからサックスの演奏をはじめ、高校卒業後はサックスの演奏を学ぶために、県外の短期大学へ進学する。その後、新潟に戻り楽器を販売する会社に勤務した後、サックス奏者・講師として活動をはじめる。サンドイッチが好きで、中でもお気に入りはたまごサンド。
未経験でも、演奏したかった。
伊藤さんがサックスをはじめたきっかけ。
――早速ですが、伊藤さんがサックスをはじめたきっかけを教えてください。
伊藤さん:サックスは中学生の頃から演奏をはじめました。それまではピアノをやっていたんです。4歳か5歳のときにはじめたんですけど、ピアノはあんまり上手くいかなくて。そこから中学校に上がって吹奏楽部がサックスを吹いているのを見て、その形に一目惚れしたんです。サックスは演奏したことはなかったけど、「とにかくやりたい!」と思って、吹奏楽部に入ることにしました。
――最初から、サックスをやろうと決めていたんですね。
伊藤さん:私の学校の吹奏楽部は、最初に音を出せた楽器を担当することが多いんです。体験入部のときに、「サックスを吹いて音が出たら、担当にしてもらえる」って思っていたのに、サックス以外の楽器も音が出ちゃって(笑)。これはまずい、と思ったんです。
――サックス以外の楽器になっちゃうかもしれない。
伊藤さん:だから実際に入部した後、楽器を選ぶときにサックス以外の楽器は吹けないふりをしたんです(笑)。その甲斐あって、サックスを担当させてもらうことになりました。
――策士ですね(笑)。念願のサックス、はじめて吹いたときは、いかがでしたか?
伊藤さん:音は出せたと言っても、思ったような音は最初全然出せなかったんです。まだ肺活量が足りなかったのかなって思うんですけど。3ヶ月くらいしたら、音が安定してきましたかね。1年生のときに、先輩の前でひとりで1曲吹くっていう儀式があったんですよ(笑)。その儀式のためにとにかく必死に練習したら、なんとか吹けるようになりましたね。
――相当練習を積んだんですね。ちなみに、何の曲を吹いたんですか?
伊藤さん:『メリーさんの羊』です。先輩の前で吹いたときは、足も音も震えていましたね。3年生になると、演奏の技術を褒められることが多くなってきたんです。「これは続けてもいいんじゃないかな」って思うようになりました。高校の進学祝いで、おじいちゃんとおばあちゃんからサックスを買ってもらえたのも、高校生になってもサックスを続ける理由になりましたね。

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自分の音楽で、誰かを支えたい。
その思いを、持ち続けてきた。
――高校を卒業されてからは、短期大学で音楽を学ばれていました。
伊藤さん:小さい頃から音楽に関わる仕事がしたいと思っていたので、最初は保育士を目指していたんです。でも、サックスを続けていくうちに、サックス一本でもやっていけるんじゃないかって思うようになって。サックスを仕事にするなら音大に行った方がいいけど、お金はかかるし、私には双子の姉がいたので、親の負担も考えてどうしようかと迷っていたんです。
――実は、私も双子なのでとてもわかります。
伊藤さん:でも、どうしてもやってみたくて。私、小学校のときに学校に通えなくなっちゃったことがあったんです。みんなが普通にできていることができなくて、辛さを感じていたこともありました。それでも、当時習っていたピアノにすごく支えられたなって感じていて。「将来は音楽で誰かを支えたい」って思いがずっとあったんです。親を説得して、短期音楽大学に行かせてもらえることになりました。
――卒業後は、どんな道を歩まれたのでしょう。
伊藤さん:もともと目標にしていた、音楽教室で講師として働くことになりました。でも、大学を卒業して実際に働いてみたら「ちょっと違うな」って思うことが多くて、割と早めにやめちゃったんです。ここを目標にしていただけに、挫折感がすごくて。これから音楽の仕事を続けていけるか、わからなくなっちゃったんです。
――あらら…。でもその後は、個人で活動することにしたんですよね。
伊藤さん:自分の根本にある「音楽で誰かを支えたい」っていう思いは持ち続けていたので、ちょっとずつでもいいから、音楽に関わる仕事を自分ではじめようと思ったんです。サックスをもっといろんな人に知ってもらいたくて、演奏活動やSNSの発信もしたかったので、個人で活動することを選びました。


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サックスのこと、レッスンのこと。
伊藤さんに、いろいろ聞いてみました。
――伊藤さんは現在、複数の教室で講師としてサックスを教えられています。
伊藤さん:最初は全然生徒さんが集まらなかったんですけど、続けていくうちに、講師をさせてもらえる教室が増えて、生徒さんも増えていきました。今ではありがたいことに30人以上の生徒さんにサックスを教えています。年代も幅広くて、いちばん上の方だと80代の方が、元気に演奏してくれています。
――そもそもサックスという楽器自体、どんな楽器なのか、あらためて詳しく教えてください。
伊藤さん:サックスっていろんなパーツがあって難しそうって思う方もいるかもしれませんが、リコーダーとかなり似ているんです。リコーダーは穴を塞いで音の高さを変えますが、サックスはボタンを押す位置によって音の高さを変えていきます。それぞれの音の指のかたちも同じなんですよ。指でボタンを押さえるだけなので、もしかしたらリコーダーよりも簡単かもしれません。
――それなら、未経験でもはじめやすいですね。
伊藤さん:体験レッスンを受けられる方も、半数以上は初心者の方です。体験を受けられる方の多くはすぐに音が出せています。体験レッスンでは、みなさんに『メリーさんの羊』を吹いてもらうんですよ。その後、私と一緒に曲を演奏したりもします。
――実際のレッスンって、どんな感じで進むのでしょう。
伊藤さん:基本的には、その生徒さんがやりたい曲を練習するので、ひとりひとりに合わせてレッスンのプログラムを組んでいます。その中で、まずは基礎を身につけるための曲だったり、表現力を上げるような曲も組み込んでレッスンします。もし、やりたい曲の楽譜がなくても、私が譜面に起こすので気軽にリクエストしてほしいですね。
――生徒さんの好きな曲を演奏することを大事にされているんですね。
伊藤さん:やっぱり好きな曲を吹くってなると、やる気が全然違うんですよ。私も発表会で好きな曲をやらせてもらえたときは、練習しているときもワクワクしたし、すごく頑張れたので。生徒さんには楽しんでレッスンを受けてもらいたいんです。レッスン以外での練習も、楽しめる程度にしてねって言っています。頑張りすぎて、サックスを嫌いになってほしくないですからね。
――自主練習の時間って、忙しいと確保できなかったりしますからね。
伊藤さん:私はレッスンのときに練習してもらうだけでいいと思っているんです。この教え方のおかげなのか、生徒さんの成長スピードが速いんですよ。毎回発表会ごとに、生徒さんの成長を感じるし、他の教室の方からも褒められることが多くて。自分が褒められるよりも嬉しいかもしれないです(笑)


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生徒との距離感を大切に。
サックスが、気軽な存在になるように。
――伊藤さんがレッスンをする中で、大事にしていることを教えてください。
伊藤さん:とにかく生徒さんに楽しんでもらうことですね。生徒さんの中には、楽譜をたくさん持ってきてくれる方もいるので、一緒に演奏することもあるんです。ふたりで一緒に演奏していると、生徒さんひとりで演奏しているときより、楽しそうにしてくれるんです。ふたりだからこそ生まれる音楽もありますし。
――伊藤さんの生徒さんに対する距離感も、きっと楽しんでレッスンできる理由のひとつかもしれません。
伊藤さん:体験のときは、なるべく真面目にしようと思っているんですけど、何回かレッスンしているうちに、友達みたいな距離感になっていくんです(笑)。でも、そのおかげで生徒さんが緊張せずに私の前で演奏してくれているので、この距離感は大切にしていきたいなと思っています。
――これから、講師としてやってみたいことを教えてください。
伊藤さん:生徒さんが日々のレッスンの成果を発揮できるような、発表の場をもっと作っていきたいなって思っています。誰かに聴かせるっていう目標があると、生徒さんはすごく頑張れると思うので。私自身も演奏者として、音楽の楽しさや魅力が伝えられたらいいなと思っています。
――最後に、記事を読んでいる方にひとこと、お願いします!
伊藤さん:サックスって、日頃のストレス解消にすごくおすすめなんです。レッスンの間は日頃のストレスを忘れられると思いますし、それもきれいな音になって発散できます。指と頭を使うので、脳の活性化にもなりますよ。最近、部活動の地域移行が進んでいるので、学校外の練習の場としても使ってもらえたら嬉しいです。何より、サックスを楽しんで演奏してもらいたいので、気軽に来てもらいたいですね。

伊藤琴美
開講教室については、Instagramをご確認ください。
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