クスっと笑える話から、下世話な話まで。<新潟駅南編>

居酒屋で聞いたあんな話。こんな話。<新潟駅南編>

居酒屋で、バーで、夜のお店で…お酒の酔いが回るにつれ、つい口から出てしまうあんな話やこんな話。酔った勢いでついしてしまったあんなコトやこんなコト。深夜2時過ぎ、居酒屋のカウンターから聞こえてくるエピソードを、Things編集部スタッフの仲良し店員さんにこっそり教えてもらう短期連載「居酒屋で聞いたあんな話。こんな話。」。二回目は新潟駅南編。居酒屋でほんとにあった暴露話。こっそり教えちゃいます。

新潟駅南でチラッと聞いた、失恋をひきずる男の情けない話。

女は恋を引きずらない。中年男はズルズルだ。

 

女性は失恋をしても引きずらないですぐ次の恋へ進める。逆に、男は元カノですら「今もまだ特別な存在」と勘違いして、いつまでも過去の女性を忘れられない生き物。この正反対の性格を、まるで絵に描いたかのような話がカウンターで繰り広げられていた。語り手は50歳オーバーの中年男。年甲斐もなく20歳も年の離れた年下の女性に恋をしたそうだ。ダンディズムを勘違いした服装に身を包み、若い子の口説き方を語る男。デートのときは迎えに行って、食事代は払って…当たり前ともいえるド定番なデートの流れを自信満々で語り、「小千谷にある〇〇カフェでデートした」「ホタルを見に行って、暗かったから手をつないで歩いた」など、嬉しそう。しかし、しっかりと話を聞くと、中年男は失恋していた。年下の女の子に意を決して告白するも見事にフラれていたのだ。でもここで話は終わらない。フラれてから数ヶ月後、デートした例のカフェに仕事で足を運んだその中年男。なんと、デートした女の子が別の男を連れて来店したとのリーク情報を耳にする。しかも彼女が一緒に楽しくカフェタイムを過ごしたお相手は、同じような年齢の中年の男だった。ササっと気持ちを切り替えて違う男とカフェでデートする女の子と、一方で未練がましく彼女とのデートの思い出を語る男。中学2年生の男子に同じような失恋のシチュエーションが訪れれば、きっと立ち直れないほどにダメージを受け、未練タラタラな状態になるのはお決まりのパターン。でも50歳の中年になっても変わらないとは…。男って、哀しい生き物ですね。失恋した男性諸君、女性を見習って素早く切り替えよう。女性からしたらズルズル思い出されても迷惑だってさ。

新潟駅南で聞こえてきた、チェリーボーイたちの憂鬱な話。

戦士はレベルを上げて、装備を整え魔物に挑む。

 

ひと昔前、居酒屋で頻繁に繰り広げられていた「合コン」。男女が出会いを求めて集い、乾杯から自己紹介へと進み、頃合いをみて席替えをするお決まりのパターン。でも今の若者にはその「合コン」という文化がほとんどないことを知っているだろうか。その夜、よくありがちな合コン後の反省会の雰囲気でテーブル席に座り込んだ3人の大学生。彼らの会話に耳を傾けてみると、どうやら見事惨敗した様子。しかし、戦いのステージは合コンではなかった。最近、若者に人気の「相席居酒屋」。見知らぬ男女がお店の指示で同じテーブルに振り分けられ、短いターンで開催される合コンみたいな出会いがウリ。ここで彼らが出会った女性がかなりの強者だったそうだ。地味で真面目そうな男子学生たちの対戦相手として登場したのは、ムチムチの太ももをさらけ出しいかにも肉食系な年上の女性陣。彼らはどんどん酒を飲まされ、ベタベタとボディータッチをされ、食いものにされてしまった様子。ある意味うらやましくもあるが、きっとチェリーボーイからの脱出を図っての相席居酒屋参戦であった彼らにとっては、想像以上の魔物だったに違いない。「え?マジで?チェリーなの~?」「いいじゃん!ピュアじゃん!」と高レベルの魔法攻撃に対して、何の耐性もないチェリー戦士たちは、ただただ怯え、震えるしかなかった。戦士のひとりは悪魔のキスにやられてしまったらしく、瀕死の状況。「正直、俺たちまだ童貞を卒業するレベルじゃないね…。」経験値を稼ぎ、しっかりとレベルアップしてからでなければ洞窟に居る魔物なんて倒せないと、幼いときに学んだはずなのに。冒険心こそ男。でも戦う前にはレベルと装備をしっかりと。

新潟駅南で聞いちゃった、OLたちのストレス発散話。

アフターファイブのために働くOL。

 

「髪型変えた?」「新しいネイル?」「今日のメイク、ちょっと変えたね!」など、同僚たちの細かな変化に気づいて褒め合うことがある意味で業務と化しているOLたち。会社というフィールドで戦う彼女たちは、月曜よりも金曜の方が心なしか華やかな服装とメイクになっている。それもそのはず、金曜日のアフターファイブのストレス発散を楽しみに仕事をしているんだから。定時の17時を心待ちにして、秒針を追いかけ、終業のチャイムと同時にダッシュ。18時に予約したお洒落な居酒屋に向かうのだ。乾杯と同時に繰り広げられる愚痴合戦は止まることなく、気心知れた仲間は皆同調してくれる。「うちのハゲ部長のセクハラが」「同僚の女性社員は若作りし過ぎだ」「会社にイケメンがいなくてつまんない」などなど。とにかく話し、とにかく酒を飲む。でも会社では周囲に気を配っても、案外、居酒屋ではずぼらな彼女たち。「うちの営業の○○がすっげえキモくてさあ〜」と大声でネタにし、笑っていたその○○が、同じ店にいると気づかないまましゃべりっぱなしだったとか。顔を真っ青にして店を早々に退散したのは、ネタにされた男性社員○○の方。OLたちよ、その居酒屋での姿は見られている。せめて声のボリュームを落としてね。


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