その先のゴールを目指す。ラン&フェスを楽しむ「La isla Bonita」。

人気ヘアサロンにとって、フェスシーズンは修業シーズン!?

新潟市中央区古町エリア、東中通にあるヘアサロン「La isla Bonita(ライスラボニータ)」。この人気店はオーナースタイリスト・竹内さんのキャラクターや人柄に惹かれてやってくるお客さんも多く、SNSはいつもアクティブで楽しそう。毎年夏になると、社員研修旅行の名目でスタッフとともに日本最大級の野外ロックフェス「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)」への参戦を行っているとか。今回は竹内さんに、スタッフとフェスに参戦する意味、音楽と密接に関係する店作りなどについて、いろいろお話をうかがいました。

 

La isla Bonita

竹内正和 Masakazu Takeuchi

1978年生まれ。20歳から美容業界に足を踏み入れ、古町などのヘアサロンで経験を積み、30歳で自店をオープン。趣味はランニング、ボルタリング、キックボクシングをはじめ、パンク・ロックをこよなく愛す。

 

走って。音楽を聴いて。SNSから垣間見える「La isla Bonita」。

――SNSを拝見しました。とてもアクティブな日常を送られていますよね?

竹内さん:そう見えるかもしれませんね(笑)。身体を動かしたりするアクティブな趣味が多いもので。

 

――最近の投稿はマラソンをしている内容が多く見られましたが、他にはどのような趣味がありますか?

竹内さん:キックボクシング、山登り、ボルタリング、とかとか。特にマラソンはライフワークにもなっていて、走っている時間はテレビとか外部からの誘惑がないので、仕事のことを整理したり、撮影のことを考えたりできる貴重な時間なんです。

 

 

――マラソンが仕事と結びついているんですね。

竹内さん:そうですね。休みの日に走ったり、朝か仕事後に走ったり。なるべく走るようにしています。家だといろいろと誘惑がありますからね(笑)。

 

――野外フェスにスタッフ全員で参加されている投稿がありました。スタッフ全員で参加されているのですか?

竹内さん:1999年に 「FUJI ROCK FESTIVAL」の開催地が苗場に移ってから、ここ10年くらいはほぼ毎年行くようになりました。はじめは音楽に興味のあるスタッフと遊びに行く感覚で参戦していたのですが、今では「社員研修旅行」として行っています。

 

――えっ、社員研修旅行ですか??

竹内さん:「FUJI ROCK FESTIVAL」をはじめ、野外フェスって思ったよりも過酷なんですよ。宿泊はテントだし、寒くもなるし、雨だって降ります。2018年のフジロックなんて、自分たちのテントが風で飛ばされそうになったりして大変でした(笑)。前夜祭も含み、約4日間の修業だと思っています。マラソンと一緒で、ゴールを目指して頑張るんです。辛いことに耐え、楽しむところは楽しむ。フジロックは修業です。

 

音楽での出会い。ヒトとの繋がり。マドンナはずっと。

――普通に考えれば女性的なインテリアにするような部分に、男性的なものやカルチャー色の強いアイテムが並んでいたりと、店内の雰囲気にオリジナリティーがありますよね。

竹内さん:相反するデザインにしたくて、はじめは真っ白な壁にブロックがあったりする内装からスタートしました。スケボーはするわけではないけれど、カルチャーとして好きだから置いていたり、自分の好きなものを並べたりしています。スパイク・リーやフェスとかのポスターもそのひとつです。

 

 

――女性が多く訪れるキラキラした美容室と違って、男性も入りやすいと感じました。個人的にすごく好きな空間です。

竹内さん:ほかの美容室と比べると男性のお客さんは多いんですよね。普段でも全体の30~40%が男性ですし、夏の時期になると50%くらいまで増えちゃいます(笑)。音楽とか、マラソンとかで繋がった共通の趣味のお客さんも多いですし。

 

――そういった趣味の場所からはじまって、お店に髪を切りに来てくれると嬉しいですよね。

竹内さん:BRAHMAN(ブラフマン)のボーカルのTOSHI-LOWが、2011年に発生した東日本大震災の復興活動のひとつとして立ち上げたNPO法人「幡ヶ谷再生大学」という団体があって、その陸上部にも所属しているんです。新潟支部もあり、いろいろな人たちと走ることで、そこでもたくさんの人との出会いや新しい繋がりが生まれています。

 

 

――ランニングや格闘技などの仲間たちを作って、復興のサポートをする団体ですよね。そんな活動までされているのですね。ところで今更ですけど、「La isla Bonita」ってMadonna(マドンナ)の曲名からですか?

竹内さん:そうなんですよ。小中学生の頃からずっと聞いていて。基本的にはBRAHMAN、Hi-STANDARD(ハイスタンダード)とかパンク・ロックが好きなんですけど、これだけは殿堂入りしたって感じですかね。だから店名にもしちゃいました。マラソンをしていて「幡ヶ谷再生大学」に加わったりと、音楽をベースにいろいろなものが繋がっていっているお店なんですよ。

 

「La isla Bonita」の中身について聞いてみた。どんなヘアサロン?

――施術など、お店の特徴についてもお話を。どのようなところに力を入れていますか?

竹内さん:デザイン・カットです。カットって奥が深いんですよ。切る角度やハサミの淹れ方によって、デザインはすごく変わります。僕は隙バサミを使わないで、ハサミ一本で毛量調節も行うので、とにかく技術を磨いて。練習も怠らずにしっかりやっています。あとは撮影ですね。

 

――撮影ですか?

竹内さん:数年間、仕事をしながら東京のカット専門のアカデミーに通っていたんです。そこで知り合った友人とチームを組んで、モデルを撮影をして、コンテストに応募したりしています。東京まで行っての撮影なので大変ですけどね(笑)。

 

――仕事をしながらだと、スケジュール管理が大変そうですね。

竹内さん:そこはマラソンがとても役立っています。マラソンは決められたゴールまであきらめずに走らなければならないし、日々辛い練習もなまけられないので。決められたスケジュールで、しっかり準備をして行う。甘えを出さないでできているのも、マラソンのおかげですね。

 

 

最後に、これからの「La isla Bonita」について聞いてみました。「もっと美容の地位が上がって欲しい。忙しい、大変、賃金が安いなど、20年前のカリスマ美容師ブーム以降、美容師になりたい若者が年々減っている。辛い職業ではなく、楽しくてやりがいがある職業と知ってもらえるように、自身が楽しんでいる様子を、SNSを通して発信していきたい。フェスは修業だけどね(笑)」と、竹内さん。確かに飲食店同様、就業希望者は年々減少しています。でも、美容師という職業は、「ありがとう」と感謝の言葉がもらえて、しかもまたお客さんが戻ってきてくれる素敵な職業なんです。ヒトをキレイに、カッコよくする仕事。感謝されて喜んでもらえる素敵な仕事。これからも楽しい職業としての面をSNSから見られる日々を楽しみに、修業の様子も期待しましょう(笑)。

 

 

La isla Bonita

新潟県新潟市中央区東中通1番町188-3 StageR東中通1F

025-374-6776


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