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老舗割烹がはじめた釜飯専門店「城下町 釜飯 めだかの里」。

コロナ禍になってから飲食店が受けた影響は計り知れないものがあります。五泉市の村松地域にある老舗「割烹仕出し 松の家(まつのや)」はそんな時世に合わせて、今年10月、少人数で食事が楽しみやすい「城下町 釜飯 めだかの里」をオープンしました。今回は店主の周佐さんを訪ねて、オープンの経緯や釜飯へのこだわりについて聞いてみました。

 

 

城下町 釜飯 めだかの里

周佐 駿 Shusa Shun

1983年新潟市東区生まれ。新潟市内の広告代理店で営業として働いた後、結婚を機に婿養子として「株式会社 松の家」に入社。「割烹仕出し 松の家」などの経営に携わる。2022年10月に「城下町 釜飯 めだかの里」をオープン。親子でサッカーを楽しんでいる。

 

村松地域で140年続いてきた割烹が、釜飯専門店をはじめる。

——オープンおめでとうございます。こちらは以前何があった建物なんでしょうか。

周佐さん:同じ村松地域にある「割烹仕出し 松の家」が経営していた「池畔クルーズ」という割烹居酒屋の跡地なんです。コロナの影響でお店を閉めて以来、3年間そのままになっていたんですよ。この度オープンした「城下町 釜飯 めだかの里」も同じ「割烹仕出し 松の家」が経営しているんです。

 

——そういうことだったんですね。「割烹仕出し 松の家」というのは、どんなお店なんですか?

周佐さん:村松地域で冠婚葬祭の宴会やお食事の席として、140年にわたってご愛顧いただいてきた老舗割烹です。

 

 

——すごい、 140年も続いてきたお店なんですね。

周佐さん:でもコロナ禍がはじまって冠婚葬祭にまつわる行事も減ってしまったので、売上が下がって厳しい状況になってしまいました。そこで割烹の売上をカバーするためにはじめたのが、釜飯のテイクアウトや宅配だったんです。

 

——釜飯にしたのは何か理由が?

周佐さん:村松にある入浴施設「さくらんど温泉」の食堂を「割烹仕出し 松の家」が担当していたことがあるんです。そのときのメニューに釜飯があったので、釜飯用の調理用具がたくさん残っていたんですよ。せっかくだから利用しようということで、釜飯のテイクアウトや宅配をはじめたんです。

 

 

——「城下町 釜飯 めだかの里」としてオープンされたのはどうしてなんですか?

周佐さん:コロナ禍が少し落ち着いてきて、以前より外食しやすい世の中が戻ってきたように感じたので、釜飯の店舗販売をはじめることにしました。「割烹仕出し 松の家」は大勢のお客様にお食事していただくお店ですけど、「城下町 釜飯 めだかの里」は時代に合わせて少人数でのお食事を楽しんでいただけるお店になっています。

 

——お店自体も個室が多いつくりになっていますね。

周佐さん:個室を望まれるお客様が圧倒的に多いので、そこは意識しましたね。障子やLED照明を使いながら、お洒落に個室化するよう工夫しています。席の間隔も空けるように気をつけました。

 

村松の豊かな自然が、美味しい釜飯を作る。

——それにしても釜飯のメニューが豊富ですね。

周佐さん:現在は14種類の釜飯をご用意しています。コロナ禍で割烹の仕事が減ったので、その時間を使ってメニューの開発に勤しんできました。

 

——オススメの釜飯はありますか?

周佐さん:「八目釜めし」と「鮭いくら釜めし」です。

 

——「五目釜めし」はよく見かけますけど、こちらのお店では「八目釜めし」なんですね(笑)

周佐さん:どこにでもあるメニューにはしたくなかったので、3品増やして「八目釜めし」にしました。「鮭いくら釜めし」に使っているいくらも、他のお店では醤油いくらを使っていることが多いんですけど、うちでは倍くらい値段が高い上質な塩いくらを使っているんです。醤油いくらだと味が濃すぎて釜飯の味を邪魔してしまうんですけど、塩いくらは釜飯との非常に相性がいいんですよ。

 

——へぇ〜、だからオススメなんですね。

周佐さん:でも実際、「八目釜めし」の次に人気があるのは「仙台牛タン釜めし」なんですよね(笑)。皆さんお肉が好きなんでしょうね。柔らかく焼き上げた牛タンと釜飯の相性がいいんです。

 

——確かに美味しそうですね。「城下町 釜飯 めだかの里」の釜飯は、どんなところにこだわって作られているんですか?

周佐さん:素材にはこだわっていますね。特にお米と水には自信があるんですよ。お米は五泉の山奥で作られているコシヒカリを使っていて、魚沼産コシヒカリに負けないくらい美味しいんですよ。それを五泉の清流から汲んできたお水と秘伝のだしで炊き上げているので、どのお客様からも「おこげまで美味しい」と喜んでいただけます。

 

 

——村松地域の豊かな自然が美味しい釜飯を作っているんですね。

周佐さん:あとは作り置きをしないで、炊きたての釜飯を召し上がっていただくことですね。ご注文をいただいてから炊きはじめますので、どうしても20分以上はお時間をいただくことになるんです。ですから、お急ぎのお客様には事前のご予約をオススメしています。

 

——やっぱり炊きたての釜飯を食べたいですよね。ちなみに、釜飯以外にもオススメの料理ってあるんでしょうか。

周佐さん:「割烹仕出し 松の家」の名物にもなっている村松の郷土料理「鯉の甘露煮」や「めだかの佃煮」ですね。「めだかの佃煮」は村松地方で保存食として食べられていて、村松藩の殿様への献上品にもなっていた料理なんです。ところが開発の影響で野生のめだかが手に入らなくなったので、「めだかの佃煮」も作られなくなりました。それを「松の家」の先々代が養殖めだかを使って、村松名物として復活させたんですよ。今は私の妻が作っています。

 

——地域に根ざした料理も提供しているんですね。

周佐さん:村松地域で140年親しまれてきた老舗の割烹が地元の美味しいコシヒカリと清流の水を使って作る釜飯を、ぜひたくさんの方々に味わっていただきたいです。コース料理のご提供もはじめましたし。今後は旬の食材を使った期間限定の釜飯も予定しています。

 

 

 

城下町 釜飯 めだかの里

五泉市上木越甲822

0250-47-7797

11:00-15:00(金土日曜、祝日は21:00まで)

水曜(祝日の場合は翌日)他不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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