Things

「南魚沼市観光協会」鈴木さんに聞く、南魚沼の魅力と夏の楽しみ方。

一昨日そして昨日と、立て続けに南魚沼のスポット「Cream Suger」「越後ワイナリー」をご紹介しました。ウィンターシーズンの印象が強い南魚沼ですが、冬でなくても、思い出に残る過ごし方ができる場所がたくさんありそうです。読者の皆さんの中には「南魚沼って、他にはどんなところがあるんだろう」と気になった方がいらっしゃるかもしれません。その期待にお応えすべく、今回は「南魚沼市観光協会」の鈴木さんに南魚沼の魅力をたっぷり聞いてきました。

 

南魚沼市観光協会

鈴木 舞花 Maika Suzuki

1998年南魚沼市生まれ。高校卒業後「南魚沼市観光協会」に入職。旅行企画の立案やツアーのアテンド、広報全般に携わる。休日は車で出かけることが多い。年間10〜20回、スノーボードに行くそう。

 

観光協会最大のミッションは、南魚沼市を盛り上げること。

——そもそもの質問でお恥ずかしいのですが、「観光協会」ってどんなことをする組織なんでしょう?

鈴木さん:地域の魅力を発信して、より多くの方に南魚沼市を知っていただき誘客を図ることが役割だと思っています。コロナ禍で本来の活動ができていないのですが、可能な範囲で南魚沼のPRをしたり、たくさんの方に遊びに来てもらうために、着地型の旅行を企画したりしています。

 

——「着地型の旅行」というと?

鈴木さん:旅行者を受け入れる側がみんなで協力して、地域のおすすめスポットや体験プログラムを用意することです。ひとことで言うと「地域密着型の体験旅行企画」ですね。

 

——例えば、これまでにどんな企画を用意されたんでしょう?

鈴木さん:首都圏のファミリー向けに夏の滞在型体験プラン、黄金色に輝く稲穂を眺めるコシヒカリハイキング、スキーリフト券付きのプランなど、四季折々のツアー商品をご用意してきました。

 

 

——ところで地元の飲食店が参加する「本気丼」の知名度も上がっているようですね。

鈴木さん:「本気丼」は行政がはじめたプロジェクトで、今年で8年目の企画です。日本一美味しいと言われる南魚沼産コシヒカリを存分に楽しんでもらおうとスタートしました。それを3年前に私たちが引き継ぎ、企画・運営しています。今年は52店舗にご協力いただく予定になっています。コロナ禍ではありますが、企画がスタートした初年度と同じくらいの店舗数に参加してもらえているので嬉しいですね。今年はじめての試みとして、ゲレ食(ゲレンデでの食事)でも提供してもらえるように働きかけているんですよ。(※「本気丼」は10月1日〜翌3月19日まで実施予定)

 

自然の中でアクティビティを楽しむ。夏の南魚沼の楽しみ方。

——観光協会さんが携わっている定例の企画はあるんでしょうか?

鈴木さん:「夏の大遊びin南魚沼」という夏季滞在型プランを毎年開催しています。クラフトワーク、川遊び、ぬか釜体験、野菜収穫、花火、星空観察、スイカ割りなど盛りだくさんのツアーです。インストラクターやお宿の方とのふれあいも楽しみに訪れるリピーターさんも多いんですよ。

 

——夏休みに向けて、南魚沼市の魅力や見どころを教えてください。

鈴木さん:やっぱり南魚沼の夏といえば、キャンプ、川遊びなんかのアウトドアアクティビティになるのかな。自然の中で思い切りリフレッシュしてもらいたいです。例えば、「舞子リゾート」のグランピングは贅沢な気分になれて大人気ですし、キャンプ好きの方には「五十沢キャンプ場」やしゃくなげ湖の近くの「わらびのキャンプ場」もおすすめです。登川河川公園は、あまり深くないので水遊びに最適ですし、バーベキューも楽しめますよ。あ、あと小栗山地区にあるスケートパークで、スケートボードにトライするのはどうでしょう。

 

 

——アウトドア好きにはたまらないですね。でも、雨が降ったら……。

鈴木さん:大丈夫です! 大河ドラマの舞台にもなった「雲洞庵」や「関興寺」は見応えがありますし、美術館もいくつもあるんですよ。「池田記念美術館」、「トミオカホワイト美術館」、観光協会がある道の駅の2階には「アートステーション」があります。

 

一度訪れたらまた来たくなる。 「ただいま」「おかえり」の関係性が生まれる観光。

——ちなみに、記事を読んだ方が「南魚沼に観光に来たい」と思った場合、観光協会さんに相談することはできるんですか?

鈴木さん:そういうご相談は大歓迎です。電話でもお受けしますし、窓口に来ていただいても大丈夫です。その日の天候、時期、やりたいこと、いらっしゃる方の年齢などを加味してご提案させていただきます。

 

 

——最後に、鈴木さんは南魚沼のどんなところが好きか教えてください。

鈴木さん:四季がはっきりしているところ。それと、2時間車を走らせれば新潟市にも関東にも遊びにいける立地も気に入っています。

 

——確かに四季ははっきりしていそうですね。

鈴木さん:夏は一面緑、秋は黄金色、冬は真っ白ですからね。観光にいらっしゃる方のアンケートを見ると、この市に来る方のほとんどがリピーターさんなんです。それって訪れるタイミングで、同じ場所でも見える景色がぜんぜん違うからなのかもしれませんよね。

 

——なるほど。来るたびに毎回違う一面が楽しめるってことですね。

鈴木さん:南魚沼の観光には、いらっしゃる方と地元の方とのつながりが濃いという特性もあるんですよ。小さい頃に親御さんと一緒に南魚沼に来た方が、大人になってお子さんを連れてまた来てくれる。しかも同じお宿に泊まる方が多くて、宿の人と親戚みたいな関係になるんです。つながりが生まれるから、南魚沼には一度きりの観光では終わらないんだと思います。すごく素敵なことですよね。

 

 

 

南魚沼市観光協会

南魚沼市下一日市855

TEL:025-783-3377

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
  • 部屋と人
  • She
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。


TOP