ゴールデンウィークの10連休。お昼に何度か食べたくなるであろう、ラーメン。昨日に引き続き、新潟のラーメンを食べ歩いてきた男によるチョイス、今回は「あっさり編」です! 透き通った黄金色のスープに細麺、魚介の風味が香る、そんなあっさりラーメン。繊細な味わいが人気の秘密です。強烈に主張することもないので、食べ飽きることもないのが魅力です。ベストオブあっさり、お届けします。
塩らーめん ¥650(税込)
屋台ラーメンとしてJR燕三条駅などで営業してきた「らーめん関哲」が、2018年12月11日より三条市西本成寺で店舗営業を始めました。店内に入れると、チャルメラのメロディーが迎えてくれます。このメロディーは、屋台営業時の雰囲気を味わってもらえるように流しているそうです。ラーメンは屋台の時と変わらず、塩ラーメンのみ。鶏ガラスープに、煮干し、昆布などの和風だしを加え、自家製ブレンドの塩を合わせます。琥珀色に透き通ったスープは、まろやかでやさしい口当たりと喉越し。中細ストレート麺はツルツルと口に滑り込む感じながらも、しっかりスープを持ち上げてくれ、とても食べやすいです。麺も具も繊細なスープを邪魔しないシンプルさですが、意外や意外、白飯に合うラーメンです。ぜひ一緒に食べてみてください。
基本データ
スープ:塩|麺:中細麺|印象:あっさり|具:チャーシュー、きくらげ、ネギ
貝ダシ汐らーめん ¥700(税別)
観光客も多く訪れる新潟市万代島「ピアBandai」にある「らーめん 宗次」。看板メニューの「貝ダシ汐らーめん」は、その名の通り貝でダシをとった塩ラーメンです。塩ダレは牡蠣煮干し、あさり節を加え、一晩寝かせてから煮込むことで馴染み、一体感が生まれるそうです。そこに鶏ガラとゲンコツのダシを合わせたスープはやさしい口当たりながら、しっかりした塩味や貝の滋味を味わうことができます。デリケートな味なのでバランスの加減がたいへん難しく、火加減や煮込み時間を何度も試行錯誤したそうです。麺はスープの味を邪魔しないようシンプルな細ストレート麺が使われ、小麦の風味がほどよく香ります。お好みで背脂トッピング(一杯40cc/10円)も注文できます。貝のうま味が効いた塩ラーメン、ぜひ味わってみてください。
基本データ
スープ:塩|麺:細ストレート麺|印象:あっさり|具:チャーシュー、メンマ、水菜、ネギ|大盛:+100円
らーめん 宗次
新潟市中央区万代島2-12 ピアBandai
025-246-8585
[平日]11:00-15:00
[土日祝]11:00-16:00/17:30-19:30
不定休
とり醤油 ¥770(税込)
西区にあった「よしざわ」が、北区に移転し「らぁ麺酒菜義澤」としてリニューアルオープンしました。日本料理店出身の店主のこだわりが詰まった看板メニュー「とり醤油」。新潟地鶏をはじめ、阿波尾鶏、比内地鶏、名古屋コーチンなどの地鶏を使い、4種類の醤油をブレンドしたタレを合わせたスープは、あっさりながら深いコクが味わえ、鶏のうま味が存分に味わえます。スープに絡む中細麺は、新潟県産を含む国産小麦を4種類ブレンドした麺で、もっちりした食感。鶏チャーシューや鶏団子など、具材にも国産鶏が使われ、繊細なスープの味をじゃましない味わいです。器には有田焼を使い、ネギの切り方にも気を使うなど、日本料理を感じさせるラーメンです。
基本データ
スープ:醤油|麺:中細麺|印象:あっさり|具:鶏チャーシュー、豚チャーシュー、鶏団子、三つ葉、ネギ|大盛:+110円
塩煮干そば ¥500(税込)
南魚沼市の人気ラーメン店「麺処清水」。カフェ風な雰囲気の店内はおしゃれですが、ラーメンもおしゃれです。白い丼に透き通った琥珀色のスープ。麺のクリーム色、チャーシューのピンク、カイワレの緑が彩りよく盛り付けられています。とくに中細ストレート麺は流線がしっかりそろえられ、崩して食べるのがもったいないほど。小麦粉100%のストレート麺で、卵は一切使われていません。口の中にすべるように入ってくる麺は歯応え、歯切れを楽しめます。化学調味料を使わずに魚介でダシを取ったスープは、とくに煮干しが強く香りますが、えぐみや苦味を感じることはなく、煮干しが苦手な方にもおいしく食べられます。10時間以上かけてじっくり低温調理しているチャーシューには、妻有ポークが使われています。特製醤油ダレに2日間漬け込まれ、じっくりと味を染み込ませてあるそうです。そのため、やわらかく味わい深いチャーシューになっています。見た目も味もきれいなラーメン、ぜひ食べてみてください。
基本データ
スープ:塩|麺:中細麺|印象:あっさり|具:低温調理チャーシュー、メンマ、カイワレ|大盛:なし
こがねらーめん ¥650(税込)
新潟市南区の住宅地にある「麺亭こがね」の看板メニューは、店名がつけられた「こがねらーめん」。毎日ラーメンを食べる店主が、自分も飽きないラーメンにしたかったそうです。動物系スープと、魚介系スープを別々に作ってからひとつに合わせることで、濁りやエグミが出るのを防ぐそうです。さらに火加減にも気をつけ、くさみが出ないように細心の注意を払っています。こうした手間ひまを惜しまない作業で、黄金色に澄むスープができ上がります。このラーメンのもう1つのポイントはトッピングの多さです。味玉、極太メンマ、ほうれん草、海苔…そして、チャーシューは豚バラ、鶏、カモ燻製の3種類という豪華さ。それぞれ個性の違うチャーシューは、味や食感の違いを楽しむことができます。650円というリーズナブルな価格でこのトッピングの多さは、非常に優れたコストパフォーマンスだと思います。
基本データ
スープ:醤油|麺:中細麺|印象:あっさり|具:チャーシュー3種(豚バラ、鶏、カモ燻製)、味玉、極太メンマ、ほうれん草、海苔|大盛:+100円