Things

猫のようにふらっと立ち寄りたいベーカリー「パン日和 のらの休日」。

燕市の分水エリアに「パン日和 のらの休日」という、ほんわかした店名のベーカリーがあります。いったいどんなベーカリーなのか。そして、どんなパンが楽しめるのか。販売スタッフとして働く中村さんからお話を聞いてきました。

 

 

パン日和 のらの休日

中村 星海 Sami Nakamura

2001年長岡市生まれ。美容専門学校を卒業。エステティックサロンでの勤務を経て、2022年に「パン日和 のらの休日」へ入社。販売スタッフとして働く。ディズニー作品が好きで推しキャラはシンデレラ。

 

居酒屋グループがオープンしたベーカリー。

——中村さんはどうして「パン日和 のらの休日」で働こうと思ったんですか?

中村さん:パンが好きなんです(笑)。「パン日和 のらの休日」がオープンしたばかりの頃に家族が買ってきたパンを食べてみたら美味しくって、「このお店で働いてみたい」と思いました。それでオープンからひと月後に働きはじめたんです。

 

——オープン直後に働きはじめたんですか。いろいろと大変そうですね。

中村さん:オープン前から働いていた方はちゃんと研修を受けていたんですけど、私はオープン後に入ったので研修を受けることができなかったんですよ。だからいろいろなことを手探りでやっていく状態でしたね。

 

 

——そもそも「パン日和 のらの休日」は、どんないきさつでオープンしたんですか?

中村さん:居酒屋などの飲食店を展開している「よね蔵(くら)」グループが、新規事業としてはじめたベーカリーなんです。コロナ禍の影響で居酒屋の売り上げが落ちたこともあって新しい事業を模索していたときに、分水エリアにはベーカリーがなかったことから「パン日和 のらの休日」をオープンすることになりました。

 

——でも、ベーカリーは初挑戦だったんじゃ……。

中村さん:そうなんです。「よね蔵」グループにはベーカリーのノウハウがまったくなかったので、「OWL the Bakery」さん監修の下でオープンの準備を進めました。パンの製造はもちろん、店内のレイアウトや販売のノウハウ、ロゴマークの準備に至るまでサポートしていただいたんです。

 

——「のらの休日」という店名やロゴマークには、猫のイメージが伺えますね。

中村さん:「OWL the Bakery」さんから「マスコットキャラクターを作った方が愛着を持ってもらえる」という提案をいただいたんです。猫好きの人は多いし、分水エリアは猫が多い地域なので、猫をイメージキャラクターに選びました。多くの人々に可愛がってもらえたら嬉しいですね。店名の「のらの休日」は、自由気ままな猫がふらっと訪れて、お昼寝したくなるような居心地の良さをイメージしました。

 

猫をイメージした可愛いパンや嬉しいサービス。

——どんなこだわりでパンを作っているんですか?

中村さん:小麦の香りが引き立つように、配合を工夫しています。特に焼きたてがいちばん美味しくなるように生地の改良を重ねているので、焼き上がり時間を告知しているんですよ。

 

——確かに焼き上がり時間を告知するポップが店内に貼ってありますね。商品にはどんなパンがあるのか教えてください。

中村さん:このあたりは年配の方が多く暮らしているので、昔から親しまれているような菓子パンを多くしています。あと春はアスパラガス、夏はナスというように、惣菜パンには季節の野菜を使ったものも多いですね。野菜は地元で採れたものを使うようにしています。

 

 

——この食パンは……もしかして猫の顔ですか?

中村さん:当店を代表する猫型食パン「こむぎちゃん」です。ただの四角形よりお食事が楽しくなること間違いなしです(笑)。チョコが練り込まれている猫型食パン「ルヴァンくん」もあるんですよ。他にもチーズが入った肉球型の「にくきゅうチーズ」も、お子様や猫好きなお客様に人気があります。

 

——パンにも猫をイメージしたものがいろいろとあるんですね。

中村さん:猫にまつわる特典もご用意しています。毎月22日は「にゃんにゃん」という語呂にちなんで「ねこの日セール」を開催しているんですよ。22%OFFをはじめ、ポイント2倍やクーポンサービスといった特典をご用意しています。

 

「また足を運んでもらう」ための努力。

——こちらの店舗は、多角形になっていて特徴的な建物ですよね。

中村さん:もともと「よね蔵」グループの事務所があった建物なんです。多角形の造りを生かして、建物の周りにウッドデッキのテラスを設けたり、ラウンド状にパンを陳列したりしています。

 

——全体が見渡しやすい造りになっていますよね。パンを陳列するときに心掛けていることはあるんですか?

中村さん:パンが美味しく見える陳列を心掛けています。例えばパンの断面がお客様に見えるような並べ方をしているんです。

 

 

——なるほど。販売スタッフとして、他にも心掛けていることってありますか?

中村さん:お客様からまたご来店いただけるよう意識して、接客をするよう心掛けています。お会計時には次回のご来店につながるよう、他の商品もおすすめするようにしているんです。

 

——パンを販売する上で困ったりすることはあるんですか?

中村さん:お客様の求めているパンがお店にないときですね。そういうときは、ご要望に近いパンをおすすめするしかないんですよ。あとパンを並べる作業とレジ業務が重なったときは大変です。レジもやらなければならないけど、パンも早く並べてしまいたいというジレンマに襲われます(笑)

 

——一気にお客さんが来ると大変そうですね。最後に、これからやっていきたいことがあったら教えてください。

中村さん:地元農家さんや酒蔵さんとコラボしたパンを開発して、地域に根ざしたお店を目指していきたいと思っています。お客様には猫になったような気持ちで、焼きたてのパンを頬張りながらテラスでのんびりカフェタイムを過ごしてほしいですね。

 

 

 

パン日和 のらの休日

燕市笈ケ島848-1

0256-77-5256

8:00-18:00

火曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
  • 部屋と人
  • She
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。


TOP