日常のちょっとしたプレゼントに。「miu…」のかわいいお菓子たち。
食べる
2025.03.03
今日はひな祭りですね。ひな人形の華やかさに、もうすぐやってくる春を思ってわくわくします。そんな折、新潟市内でオーダーケーキやアイシングクッキーを制作・販売している「miu…」の木村さんを取材で訪ねると、ちょうどひな祭り仕様のアイシングクッキーづくりの真っ最中。その横で、木村さんのこれまでのことや制作のこだわりなど、いろいろなお話を聞いてきました。

miu…
木村 美優 Miyu Kimura
1992年新潟市出身。「にいがた製菓・調理師専門学校えぷろん」を卒業後、神奈川や東京でパティシエとして働く。その後、結婚と出産を機に新潟に帰省。2024年に「miu…」を立ち上げる。趣味もお菓子作りで、イベントのたびにお菓子を作って親戚にプレゼントするほど。
東京で積んできた経験を、新潟で活かしたい。
――木村さんは専門学校を卒業後、神奈川や東京でパティシエとして働かれていたんですね。
木村さん:神奈川で6年、東京で4年働いていました。その中で、お菓子の作り方や、仕組み、食品の扱い方など、現場でしかわからないことを学びましたね。
――そもそも、製菓の専門学校に入ろうと思ったきっかけはどんなことだったのでしょうか。
木村さん:「にいがた製菓・調理師専門学校えぷろん」のオープンキャンパスに行ったとき、進路を決めました。もともと食べることが好きで、お菓子作りも趣味でやっているくらいだったんです。この学校が当時、コンテストに力を入れていたの話を聞いて、ここに入りたい!って思ったんです。

――入学後は、木村さんもコンテストに出場されたんですね。
木村さん:「技能五輪」というものに出ていました。コンテストとはちょっと違って、学校で習う技術を使っていくつかの課題をこなすものなんです。県代表に選ばれて、次の大会に進めたのは嬉しかったですね。
――全国規模の大会にも出場されたんですね。
木村さん:そこからコンテストにハマって、社会人になってからも何度もコンテストに出ていました。 仕事が終わってからコンテストのための準備をして、気づいたら日をまたいでたなんてこともありましたね(笑)
――そこまで頑張れた原動力は何だったのでしょうか。
木村さん: 結果が出たときの嬉しさですね。自分の頑張りが目に見えるのがすごく楽しかったんですよ。

――新潟に戻ってきて、「miu…」を立ち上げた経緯を教えてください。
木村さん:新潟でもケーキ屋さんで働けたらいいな、とは思っていたんです。でも子育てとの両立が難しいと感じて、何かできないかなと考えていました。ちょうど新潟に家を建てるタイミングだったので、工房を作って自分で始めようと思ったんです。
――自宅でやるなら、好きなタイミングで仕事ができますよね。
木村さん:私の制作の時間は、子どもの寝かしつけが終わった夜の時間なんです。これができるのも、自分でやっているからこそのメリットだと思います。

経験を活かした、繊細な技術。
──「miu…」は事前に予約をして、クッキーやケーキを注文できるんですね。
木村さん:LINEやInstagramのDMでオーダーを頂いてから、ご希望のイメージやリクエストを聞いて制作しています。オーダーケーキっていうくらいなので、お客さんのやってみたいことは遠慮せず相談してもらっていますね。
――今回アイシングクッキーの制作中にお邪魔していますが、そもそもアイシングクッキーってどうやって作っているのでしょうか。
木村さん:卵白と粉糖を泡立てたものに、着色をして模様や絵を描いています。卵白と粉糖だけではとてもかたいので、水でゆるさを調節しているんです。ベースとして使うものと、線や模様を描くものではアイシングのゆるさが全然違うんですよ。

――アイシングでは、どんなことにこだわっているのでしょうか。
木村さん:色は特にこだわっています。色をつくっていて、何か違うなって思うときがあるんです。そんなときに違う色をほんの少し足してあげると、一気に垢抜けたりして。自分がいいなと思う色になるまで微調整を繰り返しているんです。
――まさに職人技ですね。
木村さん:本当に細かいな、と自分でも思うんですよ(笑)。色もそうですけど、描く模様もだんだん描いていくうちに楽しくなっちゃって、何個もつくるのにどうしよう〜!ってくらい描き込んじゃうときもあります。それも楽しいんですけどね(笑)
――ケーキやアイシングのデザインは木村さんがゼロから考えているのでしょうか。
木村さん:そうですね。必要であればアイシングをするときは下書きをしたり、オーダーケーキであればデザインを紙に描いてイメージを決めたりしています。東京で学んだことが活かせているなと感じることが多いですね。

――と、いいますと?
木村さん:東京で働いていた店舗がオーダーケーキの注文が多かったんです。よく先輩にお題を出してもらって、そこからケーキのデザインを描いて見てもらっていました。例えば、「30代、男性、エッジの効いたケーキ」とか(笑)
――難しい(笑)。デザインを考えているとき、どんなものを参考にしているのでしょうか。
木村さん:百貨店や洋服屋さんのディスプレイ、何気なく見ているTV番組のロゴとか、CMですかね。生活の中から気づきを得ることが多いかもしれません。

かわいいだけじゃない、美味しいお菓子を。
――どんな人が「miu…」を利用しているのでしょうか。
木村さん:お誕生日のお祝いとしてご利用いただくことが多いですね。最近は、会社やお店のイベントのノベルティとしてアイシングクッキーをたくさん注文してもらえることも多くなりました。お客さまからは「見た目だけじゃなくて、クッキーの味も美味しい」って言ってもらえているんです。
――クッキーをつくる上でのこだわりを教えてください。
木村さん:素材はもちろん、ひとつひとつの作業を大切にしています。クッキーの生地であればしっかりと休ませたり、状態が悪くならないように手早く作業を終わらせたり。素材も国産にこだわっています。ケーキには粉糖を使っていて、甘さが重たくならないようにしているんですよ。

――「miu…」では製造から販売まで、木村さんがされていますね。
木村さん:県外で働いていたときは、自分で販売をすることがほとんどなかったんです。でもやってみると、お客様と交流ができて、反応を直接見ることができるのがいいですね。お客さまのなかには、LINEで食べている様子や感想を送ってくれたりするんです。「miu…」になってから、よりお客さまのことを考えて制作できていますね。
――木村さんの今後の目標を教えて下さい。
木村さん:まずは「miu…」のことをもっと知ってもらいたいですね。誕生日や記念日だけではなく、行事やちょっとしたイベントにもアイシングクッキーはおすすめですよ。表現できる幅がとても広いので、企業のイベントのお供にも使ってもらえたらいいなと思っています。まずは、気軽にご相談ください!

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