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胎内のイベントでおなじみの「ぽっかぽか」名物「めでたい焼き」。

寒い季節を迎えるとあつあつのたい焼きが恋しくなりますよね。胎内市の「ぽっかぽか」では、まん丸な形をした「めでたい焼き」という名のたい焼きを食べることができるんです。お孫さんが生まれてバタバタしているなか、塚原さんに「めでたい焼き」へのこだわりや胎内市への思いを聞いてきました。

 

 

ぽっかぽか

塚原 美雪 Miyuki Tsukahara

1967年村上市生まれ。2012年に「ぽっかぽか」をオープンし、数年後にはキッチンカーでの移動販売をはじめる。2匹のトイプードルと11人の孫を可愛がっている。

 

地元を大切に営業していく移動販売。

——まずは塚原さんが「ぽっかぽか」をはじめたいきさつを教えてください。

塚原さん:夫が前の仕事を辞めることになったのをきっかけに「ぽっかぽか」をオープンしました。自宅前の駐車場にプレハブを建てて、たこ焼きや串カツ、お惣菜を売りはじめたんです。

 

——「ぽっかぽか」っていう店名の由来は?

塚原さん:友達が「いつまでも温かい家庭であり続けるように」という願いを込めてつけてくれたんです。「お客様の心を温かくしたい」という思いも感じられるので、この店名がとても気に入っています。

 

——一週間のうち木曜しか営業していないのはどうしてなんですか?

塚原さん:こんなところで営業をはじめてみたものの、平日はまだまだしも土日になると車も人も通らないんですよ(笑)。これじゃあダメだと思ってキッチンカーに乗って外へ出て行くことにしたんです。だから、こちらのお店は木曜だけ開けているんですよね。

 

——じゃあ、普段はキッチンカーで移動販売をされているんですね。

塚原さん:4月から11月までの間は「道の駅胎内」やそのお隣の樽ヶ橋遊園を中心に、いろんなところでお店を出しています。多いときは4か所を掛け持ちしていることもあるんです。冬は土日祝日には胎内スキー場で出店していますけど、あとはゆとりのある営業をしています。冬の新潟で移動販売をするのは難しいんですよ。

 

 

——やはり天気次第ということでしょうか。

塚原さん:そうですね。暖かければお客様がたくさん来てくださいますけど、雨が降ると半分に減ってしまうし、暑すぎると誰も外出しなくなってダメなんです。今年の夏なんか暑すぎて、市の広報が「不要の外出を控えるように」なんて呼びかけていましたから(笑)

 

——市外のイベントでも出店されているんですか?

塚原さん:はい、でも地元の胎内をメインに出店していきたいので、状況によってはお断りすることもあるんです。地元あっての私たちだと思っていますし、お世話になってきた分を少しでも還元していきたいですから……。いろいろな方の協力があって営業できていると感謝しています。あとは胎内観音のおかげかな(笑)

 

看板商品「めでたい焼き」のこだわり。

——「ぽっかぽか」の看板商品「めでたい焼き」はどのようにして生まれたんですか?

塚原さん:メニューにたい焼きを加えたいと思って焼き型を探してみたら、「めでたい焼き」で使っている丸いたい焼きの型を見つけたんです。全国で30台しか販売されていないということだったので、そのうち5台を買ったんですよ。現在はもう生産されていないんです。

 

——この焼き型のどこが気に入ったんでしょうか。

塚原さん:丸っこくて可愛いし、普通のたい焼きにはないオリジナリティが気に入ったので、この焼き型で作ったたい焼きを「めでたい焼き」と名付けて発売することにしたんです。

 

——「めでたい焼き」のこだわりを教えてください。

塚原さん:胎内市は日本最初の米粉製粉工場ができた「米粉発祥の地」ということもあって、米粉グルメを推奨しているので「めでたい焼き」にも米粉を使っています。最初は米粉100パーセントで作ろうと思ったんですが難しくて、なんとか半分の50パーセントで作ることができました。

 

 

——米粉を使うと、普通のたい焼きとは味や食感が違ってくるんでしょうか。

塚原さん:焼きたては外側がパリッと内側はもっちりと仕上がり、食べ応えが生まれます。

 

——普通のたい焼きと比べると、ちょっと黒く見えますね。

塚原さん:生地に沖縄産の黒糖を練り込んで、香ばしさや甘さを出しているんです。

 

——オリジナリティがありますね。なかには何が入っているんですか?

塚原さん:つぶあん、カスタードクリーム、チョコ、チーズの4種類です。つぶあんには北海道産の抵糖つぶあん「ゆめむらさき小倉」を使うことで、あっさりした甘みに仕上げてあります。オススメはチーズですね。黒糖生地の甘さとチーズの塩味が、お互いに引き立て合って美味しいんですよ。

 

仕事のおかげで大きく成長できる。

——やりがいを感じるのはどんなときですか?

塚原さん:いっぱい売れたとき(笑)

 

——(笑)

塚原さん:それは冗談で、お客様としゃべっているときかな。一日中しゃべっているときもありますよ(笑)。でもそれが「ぽっかぽか」流の接客なんですよね。アルバイトの子たちにも「明るく元気に大きな声で」接客するようにお願いしています。裏で嫌なことがあっても、お客様の前では見せないように気をつけていますね。

 

——嫌なこともありますか。

塚原さん:いろいろありますけど、この仕事のおかげで人間として大きく強く成長できていると思っています。日々いろいろな勉強をさせてもらっていますね。

 

——将来の夢があったら教えてください。

塚原さん:11人いる孫のなかに、将来「ぽっかぽか」を継いで「めでたい焼き」を焼きたいという子も出てきたんです。それがもう、涙が出るほど嬉しくて……。そんな孫のためにも、あと15年は頑張って「ぽっかぽか」を続けていきたいですね。

 

 

 

ぽっかぽか

胎内市東牧740-16

0254-47-2668

11:00-18:00(店舗営業は木曜のみ)

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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