Things

サーフショップ「SOULOVE」に聞いた、新潟のサーフィン事情。

台風8号が接近するなか開催された、東京オリンピック2020のサーフィンファイナルデイ。世界のトップサーファーと戦い、見事に銀メダルを獲得した五十嵐カノア選手の勇姿に胸が熱くなった人も多いのではないでしょうか。サーフィンというと、ハワイなどの暖かい地域で盛んなカルチャーと思われがちですが、実は新潟でも楽しむことができるそうなんです。今回は、新潟市西区にあるサーフショップ「SOULOVE(ソウルラヴ)」の大宅さんに、サーフィンの魅力や、新潟のサーフィン事情を聞いてきました。

 

SOULOVE

大宅 雅貴 Masaki Oya

1964年村上市生まれ。コンピューター系の専門学校を卒業後、東京でシステムオペレーターとして勤める。新潟県内に展開していたサーフィン、ウィンドサーフィン、スケートボード、スノーボードの専門店「CHUS」で働きはじめたのをキッカケに、2009年にサーフショップ「SOULOVE」を立ち上げる。サーフィン歴27年。趣味は家庭菜園。

 

新潟でもサーフィンができるのか、聞いてみた。

――唐突な質問なんですけど、新潟でもサーフィンはできるんですか? 国内だと湘南とかでサーフィンをしているイメージはありますけど、どちらかといえばハワイとか海外のイメージが強いんですが。

大宅さん:新潟でもサーフィンはできますよ。湘南とか太平洋側の地域に比べると大きい波が少なかったり、波がコンスタントになかったりするけれど。そもそもサーフィンは、ハワイやタヒチではじまって、カルフォルニアとかで人気を得たカルチャーだから、日本のイメージはあまりないだろうし、「寒い新潟ではできない」というイメージがあるのかもしれないですね。

 

――ちなみに、新潟はいつの時期がベストシーズンなんですか?

大宅さん:本当なら「暑い夏がベスト!」と言いたいけど、新潟の夏は波のある日が少なくてね……。10~12月は天気と波の条件が合う日が多いし、海水温もそこまで冷たくないから、そのへんが新潟だとベストシーズンだと思います。

 

 

――10~12月……。絶対、寒いですよね(笑)

大宅さん:外気温は寒いけど、セミドライ(冬に着用する温かいウエットスーツ)を着たり、専用のブーツやグローブを付けたりするから、想像するよりも寒くないですよ。それに、動いているから身体は温まるんですよ。

 

――サーフィンを始めるのも、今時期がおすすめですか?

大宅さん:ん~……それはちょっと話が違ってきますね。例えばボクシングだって、本番の試合に向けて練習をしたり、練習試合をしたりして経験を積むじゃないですか。それと同じように、今の時期の波にチャレンジするなら、春にスタートして、夏、秋としっかり練習した方がいいと思います。そうすれば、いい波を楽しめますからね。

 

初心者が知りたいサーフィンのこと。どのくらいで一人前になれるのか。

――個人差はあると思うんですけど、どのくらいで楽しくサーフィンができるようになるもんですか?

大宅さん:サーフボードの上に立って真っ直ぐに進むだけなら、スクールに数回通ってもらえればできるようになります。運動神経が良かったり、センスが良かったりすると初回で立てる人もいますね。ただ、サーフィンは波が崩れていない所を横に走っていくのが本来の楽しみ方だから、それをしようとすると……週に1回サーフィンに行って、1年、2年ぐらいかかるのがざらですね。

 

――ということは、スイスイと気持ちよさそうに波に乗っている人たちは、何年もやっているってことなんですね。ん~……サーフィンって難しいんですね。

大宅さん:いや、簡単ですよ(笑)

 

 

――え? どういうことですか??

大宅さん:サーフボードの上に立つ動作は、床の上で立つのと同じなんですよ。だから、そのやり方がしっかり理解できていれば、床で立ち上がるのと同じようにできるんです。難しいのは、どこに乗りやすい波が来るのかを見定めることで、波の形や大きさ、周期をしっかりと観察して、いいポイントを見つけることが難しいんです。

 

――ふむふむ。波を理解すればいいんですね。でも、波がない日があったり、海が荒れている日があったりするじゃないですか。海に行ってみないと分からないってことですよね……。

大宅さん:昔は海に集合して、あっちに行ったり、こっちに行ったりと、サーフィンのできるポイントを巡っていましたが、今は情報がたくさんあるから、インターネットで波の高さ、風の強さ、波の周期などの予想をチェックしてから行くことができます。サイトによっては「明日は20点」みたいに、分かりやすく予想を出しているところもあるんですよ。

 

サーファーじゃないと見ることのできない、波の上からの景色。

――サーフィンの魅力って、どんなところですか?

大宅さん:海の上に浮いて、波を滑っていくこと、かな。浮いている感覚はとにかく最高だし、そこから見える景色も最高なんですよ。あとは、海に入ると身体の悪いものがスーッと抜けていくというか……スッキリしますね。

 

――サーフィンをしなければ得られない感覚や、見れない景色があるんですね。サーフィンに興味が湧いてきました。

大宅さん:最近のサーフィンは、ロングボードやミッドレングス、ショートボード、ソフトボードなど、いろんな種類があります。「自分の求めるサーフィン」がしやすくなっているので、YouTubeとかでどんなスタイルで楽しみたいかを探して、そこを目指せるんですよ。だから昔よりも気軽にはじめられると思いますよ。

 

 

――「SOULOVE」でも、いろんなサーフィンを取り扱っているんですか?

大宅さん:もちろん、ロングボードからショートボード、サーフィン関連のアイテムとか、幅広く取り扱っていますよ。初心者からサーフィンをエンジョイしたい人、コンペの出場や入賞を目指している人まで、幅広くフォローもしています。サーフィンをはじめても上達できなくてやめてしまう人が多いから、ちゃんとサーフィンを楽しんでもらって、続けられるように、ビギナーを集めてフォローもしているんです。

 

――これからサーフィンをやろうと考えている人にはありがたいですね。最後にサーフショップのオーナーとして、ひとりのサーファーとして、何かメッセージをお願いします。

大宅さん: 捨てられたゴミ、流れ着いたゴミ、いろんなゴミが海岸には落ちています。サーフィンをする人も、しない人も、海に行ったら1つゴミを拾って帰ったら、めちゃくちゃきれいな海岸になると思うんです。みんなで協力して、ビーチクリーンをやりましょう!

 

 

SOULOVE

新潟市西区真砂2-14-18

025-233-1328

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP