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[Things Music]心の隙間にスッと入り込む「岡村翼」の曲たち。

引っ込み思案だった自分。変えてくれたのは音楽だった。

新潟で活躍するミュージシャンを紹介する[Things Music]。今回は、秋田で生まれて新潟で活動をスタートした、ピアノ弾き語りのアーティスト「岡村翼(おかむらつばさ)」の登場です。引っ込み思案で自信がなかったけど、それを変えてくれたのが音楽だったという彼。果たして、どんなミュージシャンなのでしょうか?

 

岡村 翼 Tsubasa Okamura

1993年秋田県生まれ。ファーストシングル「HAND MADE#1」を2013年にリリース。2015年よりテレビ新潟NeNY「夕方ワイド新潟一番」テーマソングを担当。りゅーとぴあ新潟市民文化会館で開催した自身初となるワンマンライブ「つながる」はSOLD OUTを達成。

 

ピアノが弾けたらモテるかな…。中学時代の甘い思惑。

――岡村さんは、いつ頃から音楽に興味を持ちはじめたんですか?

岡村さん:ピアノを触りはじめたのは、中学生の頃です。運動音痴で引っ込み思案で、何の特技もなかったから、友達にモテたくてはじめたんですよね(笑)。それに出身地の秋田県は実はピアノ教室が多くて、習っている人もたくさんいたから。

 

――モテたくてピアノをはじめたんですね(笑)。それまで音楽との関りは?

岡村さん:僕の実家は教会で、父は牧師をしています。それもあって、賛美歌には幼い頃からずっと耳にしていました。あとは両親が音楽好きで、自宅で弾き語りをしていたから、無意識に和音の感覚が備わっていたんだと思います。ピアノをはじめてからは、アンジェラアキのモノマネもしていました(笑)

 

 

――アンジェラアキはピアノが弾けるからこそできるモノマネですね。ちなみに、部活でも音楽活動をされていたんですか?

岡村さん:はい。中学時代は吹奏楽部に入っていたから、そこでも音楽はやっていました。高校生のときは合唱部に所属して、身体を使って声を遠くまで飛ばす楽しさを覚えましたね。

 

――楽器の演奏から、歌うことにシフトされたんですね。

岡村さん:ピアノをやってきたからジャズバンド部に興味があったけど、見学したらなんか違うなって。それで悩んでいたら先輩に首根っこを掴まれて合唱部に連れていかれたんです。無理矢理感が否めなかったけれど、声を届ける音楽の楽しさを感じられたからこそ、今でも音楽活動をしているんだと思います。

 

いつか音楽を仕事にしたいな。ぼんやりと描いていた夢。

――岡村翼としての音楽活動は、いつ頃からスタートを?

岡村さん:大学時代にピアノや弾き語りを趣味でしていたら、トントン拍子に話が進んでいって。雑貨店のオーナーから「うちで歌ってみない?」と誘ってもらえて。それで月に1回のペースでライブをしたり、ライブハウスでも演奏するようになったり、その流れでテレビ新潟TeNY「新潟一番サンデー」のオーディション企画でグランプリを受賞して。それが2013年頃ですね。

 

――テレビ番組の企画でグランプリを? 素晴らしいですね。

岡村さん:ありがとうございます。この受賞があったから、同じ局の深夜番組「ナリアガレ」では準レギュラーとして出演させてもらえて。新潟の街を歩きながら曲を書き下ろすロケを経験しました。いつか音楽を仕事にできたらと、ぼんやり考えていたことが現実となっていった3年間でしたね。

 

 

――テレビにまで出演されていたとは。

岡村さん:ロケは大変でしたけどね(笑)。でも、ロケ地を歩いてそこに暮らしている人たちと話したり、情景を感じたりして、いろんな新潟を見ながら曲が書けたからとてもいい経験になりました。

 

「一緒に生きていこうと」。そんなメッセージが込められた曲たち。

――それでは、岡村さんの楽曲についても教えてください。どんな曲を作っているんですか?

岡村さん:世の中にはいろんな境遇の人がいて、いろんな思いをしてきた人がいると思うんですけど、その人たちが言葉にできなかったり、気が付いていなかった部分に、スッと、「一緒に生きていこうよ」って入り込めるような曲だと思っています。

 

――後押しではなくて、一緒に進むイメージですね。

岡村さん:そうですね。忙し過ぎる現代人は、何を感じて一日を過ごしてきたのかをわからないまま1日を終えることが多いと感じています。だからこそ、岡村翼の曲を聴いて1歩立ち止まって考えて、明日からまた始まる1日のエネルギーを充電してもらえたら嬉しいです。

 

 

――気が付いたら1日が終わっていた。そんな日はざらにありますもんね。「これ聴いて欲しい」って曲はありますか?

岡村さん:スローテンポからスタートして、駆け抜けるように終わる「空のなまえ」という曲ですね。周囲の期待や見え方にとらわれて自分らしくいられないとき、ちょっとだけ重い荷物を手放して自由に羽ばたく、そういう物語になっています。「僕は僕でいる」ことをテーマにしているから、歌っていると気持ちがいいし、本来の姿でいられるんですよね。

 

――なるほど。最後に、これからの活動についても教えてください。

岡村さん:テレビ番組に出演できたり、イベントの曲を書けたり、たくさんの機会の中で自分が表現したい曲を形にすることができました。そのお陰で、数ヶ月前までは月10本ものライブに出演させてもらっていました。ただ、新型コロナウイルスの影響でライブが0本になってしまいました。でもそういう活動のない時間を長く持てたからこその曲が書けて、アルバムの創作意欲も湧きました。この期間に感じたこと、伝えないといけないと思ったことを、これからはCDやライブを通して表現していきたいと思います。

 

歌詞の表現は、特定の立場を排除しない。

どんなことを意識して曲を書いているのかをうかがうと「感情は性別や年齢、人種だって関係ない。だから、ある特定の立場の人を排除するような言葉は使わない」と岡村さん。どんな人にも届くように選ばれた岡村さんの言葉使いは、今の時代にフィットして、たくさんの人たちのエネルギーになってくれるんだと思います。

 

 

 

岡村翼

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