素材の美味しさを楽しむ「おはぎ・あんこスイーツ専門店 yobukodori」。
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2024.01.29
長岡駅前にあったカフェ「yobukodori」が、昨年10月に要町へ移転し、おはぎとあんこスイーツのテイクアウト専門店へ生まれ変わりました。お店のショーケースには、色とりどりでかわいらしい、いろいろな種類のおはぎが並びます。店長を務める佐藤さんに、移転リニューアルした経緯や、おはぎへのこだわりについて聞いてきました。


おはぎ・あんこスイーツ専門店 yobukodori
佐藤 健太 Kenta Sato
1984年長岡市生まれ。人材サービス会社に10年以上務めた後、退職し「株式会社エル商事」に入社。一昨年より、奥さんが営むカフェ「yobukodori」でおはぎの提供をスタート。同年10月に「おはぎ・あんこスイーツ専門店 yobukodori」としてリニューアルオープンし、店長を務める。
長岡駅前にあったカフェが、おはぎのお店として移転オープン。
――「yobukodori」さんって、以前はカフェをされていましたよね。
佐藤さん:長岡駅前でカフェ「yobukodori」を5年くらいやっていたんですけども、昨年の9月に閉店して、この場所へ移転しました。実は「yobukodori」のオーナーは妻で、私は前職、まったく違う業種で営業をやっていたんですよ。人手のこととかもあって、ここに入ることになりました。
――じゃあ佐藤さんが飲食業に関わりはじめたのは最近なんですね。カフェを移転して、テイクアウト専門店にされたのはどうしてなんですか?
佐藤さん:カフェをやっているときに、コロナウイルスの影響で飲食業全体がダメージを受けまして。今は徐々に戻ってきていますけど、また同じような脅威があるかもしれないし、カフェみたいな飲食店はもろに影響を受けるだろうなと思ったんです。その頃からテイクアウト専門店に切り替えた方が、お客さんにとっても、私たち従業員にとってもリスクが低いなと考えていたんですよ。

――おはぎをメインにすることにされたのには、どんな理由が?
佐藤さん:今はなくなってしまったんですけど、もともと私の祖父母が米屋を営んでいたんです。子どもの頃から祖母がつぶあんのおはぎを作ってくれてよく食べていたので、すごく馴染みがあったんですね。
――昔からおはぎが身近にあったんですね。
佐藤さん:社会人になってからも、仕事帰りにスーパーに行っておはぎを買っていて、ふと気づいたらおはぎを食べているみたいな(笑)。おはぎに助けられていたというか、そんな自分がいて、「自分でも作ってみたいな」って思うようになったんです。
――おはぎ作りにチャレンジすることにされたと。
佐藤さん:カフェを手伝わせてもらうようになってから、その思いを妻に伝えたら「週に1回、おはぎを作って出してみよう」ってことになったんです。月曜日限定で出していたんですけど、意外と好評で。じゃあ、おはぎの専門店として勝負してみようかってことになりました。

いろんな種類をちょっとずつ。お米の食感が楽しいおはぎ。
――「こういうおはぎを作りたい」っていうイメージはあったんですか?
佐藤さん:スーパーのおはぎも美味しいんですけど、男性の僕でも1、2個食べちゃうと、けっこうお腹いっぱいになるんですよね。いろんな種類を食べたいけど、1種類食べたらもう食べられない。それならもう少しコンパクトにして、いろんな種類を食べられるようにしようと思いました。
――それでこの大きさなんですね。
佐藤さん:あと、素材はあんこから全部手作りです。例えば「枝豆黒米おはぎ」の上に乗っている塩ゆでした豆も、全部手作業で皮をむいています。
――やっぱりお米にもこだわりがあるんでしょうか。
佐藤さん:いろんなお米を試したんですけど、今は「はくちょうもち」っていう、北海道産のお米を使っています。新潟だと「こがねもち」がお餅に使われるお米として有名で、最初はそれを使っていたんです。でもお餅に特化したお米なので、おはぎにするとモチモチしすぎちゃってお米の粒感を感じられなくって……。

――確かに、並んでいるおはぎを見るとお米の粒がしっかり残っていますもんね。
佐藤さん:全国のおはぎやさんを回っていろんなおはぎを食べたんですけど、お米の食感を楽しめるおはぎがいちばん美味しいなと思ったんです。それに合うのが「はくちょうもち」だったんですよね。お米の粒を残して、食感を楽しんでいだけるようにしています。
――いちばん人気はどのおはぎなんですか?
佐藤さん:「宇治抹茶黒米おはぎ」ですね。おもちとあんの間につぶあんをしのばせていて、宇治抹茶と一緒につぶあんの甘味を味わっていただきます。すぐに売り切れることもありますね。
――あれっ、スコーンも置いているんですね。
佐藤さん:おはぎがメインなんですけども、カフェをやっていた頃からスコーンが人気で。おはぎを買わずにスコーンを買いにいらっしゃるお客さんもいるんです。あとは自家焙煎豆のハンドドリップコーヒーもご用意しています。おはぎに合うコーヒー豆を探していろいろ飲んで、今はエチオピアのイルガチェフェの豆を使っています。

製造の喜びと営業の喜び、どちらも感じられる、いいとこどりの仕事。
――前職の営業とはまったく違うお仕事だとは思いますが、今のお仕事をはじめられてみていかがですか?
佐藤さん:以前は人材サービスの営業をやっていて、求職者の方と会社さんをつなぐ橋渡し役だったんですね。求職者の方を連れて工場とかを見学に行ったりするなかで、「製造って面白いな」「ものづくりって世界を支えているな」って肌で感じて、そこに携われる仕事っていいなと思っていたんです。
――求職者の方を見学に連れて行くうちに、ご自身も製造業に魅力を感じるようになったんですね。
佐藤さん:その一方で、営業の仕事も面白かったんです。お客さんの喜ぶ顔を見られるのは営業の醍醐味ですし、「じゃあ製造も営業もできる仕事ってなんだろうな」って考えたときに、こういう飲食のテイクアウト専門店なら、どちらの喜びも感じられるんじゃないかなって思って。機械ではないですけど製造ですし、お客様は「美味しかったからまた来ました」と言ってくださる。いいとこどりの仕事だなって思います(笑)
――これからはどんなことを目標に、お店を続けていきたいですか?
佐藤さん:オープン当初は午前中で売り切れてしまうこともあって、せっかく来てくださったお客様に申し訳なかったので、生産力を上げられるように努力していきたいですね。あとは手作りにこだわっていきたいです。防腐剤や添加物を一切使っていないので、賞味期限は当日中になってしまうんですけど、素材そのままの美味しさを楽しんでいただきたいなって。「これはなんだ!」って、今までに見たことも食べたこともないようなものを提供できるように考えてやっていければなって思います。

おはぎ・あんこスイーツ専門店 yobukodori
長岡市要町2丁目881-2
TEL:0258-39-8266
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